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\ オーバータイム!/
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占い少女はいつも腹ペコ
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◆恋する乙女の憂鬱
「ようこそなのだ! まあどうぞ掛けてくださいなのだ!」
「はじめまして。コレ食べた後でいいから、占ってくれる?」
「もちろんなのだ!」
テントの中、イムイムにそう促されて椅子に座ったのは
羽生 碧南
だ。碧南はイムイムにパックされたお好み焼きを差し出すと、口を開いた。
「片想いの先輩と結ばれるかどうか占ってほしいの」
お好み焼きに目を輝かせて、イムイムはそれを受け取る。それを早速食べながら、碧南の話を真剣に聞いている。時折押し黙るとモグモグ口を動かしているのはご愛敬だ。
「今までは気の合う先輩後輩という感じだったんだけど、恋心に気付いてから、何度か先輩に告白しようとして……でもタイミングが悪くて届かなかったりで……」
碧南はイムイムの様子を見ながら、こう続けた。
「高校3年の先輩は来年で卒業。もう時間がない。でも……告白して、もし、拒絶されたら、と思うと……」
それを最後まで聞くとイムイムはゴクリとお好み焼きを飲み込み、なんだか神妙な面持ちになる。
「だから、告ったら、先輩と結ばれるか占ってほしいの」
「わかったのだ」
そうして懐からカードを取り出しては机の上に並べていく。碧南がカードを繰るイムイムの手を眺めていると、イムイムは突然腕を組み、唸り始めた。
「んむー……んむむむむー……」
碧南が若干不安になり始めたとき、イムイムは何か天啓でも得たかのようにピンと立ち上がり、すぐさま座ってカードを開き始めた。彼女はカードの絵柄を見た途端、渋い顔になる。
「……少し覚悟して聞いてほしいのだ。二人の関係がガラリと変わるところが見えたのだ。ミナミナは少し悲しそうに見えたのだ……」
「そう……そうだよね」
それを聞くと、碧南は力なく呟いて悲しみのあまりその大きな瞳からボロボロと涙をこぼす。
「……判ってたんだ、私なんて先輩に釣り合わない女だってこと……」
「お、落ち着いてほしいのだ! 泣かないでなのだ! どうしよう……あっ!」
その様子にイムイムは狼狽えながら、開いたカードのうちの一つ、魔術師の描かれたカードを指さした。
「運命は変えることができるのだ! 逆さまの魔術師……これがここに出たときは、焦らず自分を見失わないようにするといいって意味なのだ。そうするとミナミナの未来はちょっといい未来になるかもしれないのだ……」
彼女は顔を上げると、碧南と目線を合わせる。
「先輩はどこの大学に行くか知ってるのか? 先輩が大学に行った後も仲良くすればいいのだ」
「……わかった……」
「とにかく焦らず急いでいくのだ!」
碧南は零れ落ちる涙をハンカチで拭くと、こくりと頷いて立ち上がった。そうして去っていく彼女の後ろ姿を心配そうに見送ると、イムイムは次に控えていた客の声に反応する。
「お!? 次の人、どうぞなのだー!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
六原紀伊
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年07月27日
参加申し込みの期限
2019年08月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年08月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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