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華麗なる星ヶ丘喧嘩奇譚
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「ンだこらてめえナンつったんだこらナメてんのかこらァ!」
荒ぶる不良女子学生たち。くるぶしまで届くロングスカートに、口元にはマスクをつけている。髪はいずれも明るいこげ茶のワンレンヘアかソバージュ、あるいは○子ちゃんカットだ。
それはいいとして、手にしたヨーヨーはちょっとどうしたものか。なぜに彼らマタ工生というやつは、ヤンキーマンガを忠実になぞろうとするのか。あるいは不良の遺伝子に深く刻み込まれた、性(サガ)だとでもいうのか。
そんなわけもないが、ともかく
八咫 鏡
は凄むスケバンもどきたちに一歩も退かず、冷めた目で見返した。
「ですから。貴方たちは星ヶ丘には相応しくないので、ご退去いただけませんかと申し上げたのですよ」
「お、お嬢ちゃん、あぶないですわ!」
「彼らは野獣よ、モンスターですのよ!!」
絡まれていた星ヶ丘的女子高生二名を助けに入ったのであるが、鏡は星ヶ丘寮に勤めるベテラン警備員でありながら、その容姿はなんとも幼くかよわい少女にしか見えない。小さな少女をいかにも不良然としたマタ工女子たちが取り囲んでいるのは、誰しも目を覆わんばかりの痛ましい絵面である。
「ふう。私は休暇中なんですけどね。まあいたしかたないですか」
「なにごちゃごちゃ言ってんだこらァやっちまうぞこらァ!」
一触即発! 今にも少女抗争勃発の危機……と、その時であった。
「待ちたまえー!」
きらん! 白い歯輝かせ颯爽登場、
八十八旗 信彦
!
「だ……誰だてめえ!」
「争いごとはよくないな、レディたち」
信彦はぽかんとした一同の当惑もよそにずかずかと歩み寄ると、きらん! 白い歯きらめかせ言い放つ。
「星ヶ丘の平穏を切り裂くレディの悲鳴! 捨て置いてはおけないね! 三人とも、ここは俺に任せて逃げたまへ☆」
「えっ? ですわ」
「はい? ですのよ」
「……私もですか?」
女子高生二名と鏡はこてんと首を傾けた。押しの強い信彦の自信に満ち溢れた物言いに、不良女子たちも揃ってぽかん、である。
信彦はいかにも秘めた策でもありげにニヤリと笑み、後方へ手のひらを掲げて少女らを導く。
「さあ、後は俺に任せるんだ。なあに、この程度の相手に負ける俺じゃあない」
「なァにィ~?」
「で、ではわたくしたちはお暇させていただきますわ! ねっ美耶花さん!」
「ええそうですのよ、十矢花さん! ここは殿方にお任せして、失礼いたしますのよ!」
ぴきっとこめかみに青筋立てた女子不良学生らをよそに、守るべき女性たちはあっさり立ち去ってゆく。
自分を心配するそぶりも見せない彼女らに信彦は内心ちょっぴり寂寥を覚えたりなんだりしたものだが、もちろん紳士はそのような思いを表に出したりはしない。
「おや? 君は逃げないのかい」
「まだ問題は解決していませんから」
退くことなく並び立つ鏡の威風堂々に、信彦の脳裏には神魂やらもれいび、ろっこんという言葉がよぎったのだろう。納得顔でうなずくと、共に不良たちへ立ち向かう。
「私はこう見えてプロですから、どうぞお気遣いなく」
「分かったよ小さなレディ! ではやろうか、君たち!」
「ナメやがって! あんたたち、やっちまいな!」
チェーンやヨーヨーをぐるんぐるんと振り回し、不良女子マタ工生らが迫りくる。
信彦は、きらん! 白い歯閃かせ身構え、
「さあ、ショータイムぶがっ!」
ワンパンでKOされた。
彼は無策であった。
鏡はベテラン警備員であるが、あくまで警備員であるが故に、不良らを殴り飛ばす拳は持たない。
非暴力で無力化するのが理想ではあるが、敵は10名程もおり、いささか多勢に無勢だ。
「ふーむ。一人ひとりは弱いですが、なにしろ数とは力。分断不意打ちが是でしょうが、さて」
「あーあーあー。もー、見てられないなぁ」
声は、再びの乱入者。
通りすがりの、
真境名 アリサ
であった。
「か弱い女を集団で取り囲むなんて。あなたたち、不良のキョウジ(矜持)ってものがないのかしら?」
「なんだとこらァやんのかこらァ!」
先ほどから同じような威嚇のセリフばかり吐いている不良たちだが、アリサを見るなり、少しばかり怯んだように見えた。
有り体に言って、アリサは美女である。ガールズバーに勤めるだけありスタイルはバツグンだし、胸だってスイカかメロンかと見紛うばかりである。
不良とて少女。嫉妬心を刺激されたようで、彼女らのまなじりは見る間に吊り上がっていった。
「さて、それじゃ手分けしましょっか?」
とはいえアリサは怯むこともなく、かたわらに立った鏡へそう持ち掛けた。
ちなみにあえて触れることもないかもしれないが、この二人が並ぶとギャップがすごい。何がとは言わないが。
鏡は肩をすくめ、
「異論はありません。私は分断不意打ちで行きますから」
「じゃ、あたしは正面からね」
敵は多いが、どこぞの誰かと違いアリサは無策ではないし、不良たちを相手取るに足る腕っぷしがあった。
「後でほえ面かくなよ、デカパイねーちゃん!」
「あーら、言ってくれるじゃない。はっ!!」
不用意に繰り出されたストレートパンチをあっさり受け流し、腰の入った強烈な突きでカウンターを繰り出す。
続く一人には高く上げた足で見事な蹴りを入れ、もう一人には体を入れ替えながら腕をとって関節を極める。
アリサは沖縄空手の使い手なのだ。師範たる祖父にはみっちりとしごかれ技の一つ一つを仕込まれた。加えて米軍の退役軍人である父からは、軍隊格闘技までも受け継いだ。
「それにね、伊達にいつも酔っ払いの相手してないのよ!」
彼女の勤める店を訪れる酔客には、業種が業種だけにタチの悪い者も多い。そういった輩をあしらい時には排除するのも彼女の仕事であり、荒事には慣れっこなのだった。
「ほう、やりますね。私も負けていられません」
そして鏡は、言わずもがな。
「ちょろちょろしやがって、このチビ!」
「こう見えて、私は年上なんですよ。礼儀はわきまえてくださいね」
軽口を叩きつつも素早い身のこなしでフック気味のパンチをくぐり、鋭く足払い。
「うわっ? こっこの!」
すっ転ばせて、手錠代わりの結束バンドで手早く両足を拘束した。警備員ならではの手並み、いわゆる警備技である(?)
「くそっ、こんなもんすぐに切って……」
「結束バンドは意外と丈夫なんですよ。まず手では切れません。おっと」
次の相手に襟首をぐいと掴まれれば、その手をとってひねり上げ、地面へ引き倒す。足首に加え、今度は手首まで拘束した。不良とはいえ少女には屈辱的な格好であろう。
正面切って立ち向かうアリサに引きつけられれば、その隙に鏡が裏へと回り組み伏せる。表裏一体、二人は危なげもなく不良少女たちを無力化していく。
「おいおい、あんたら情けないねえ! フリョーの風上にもおけないね!」
「あ、アネキー!」
再度の乱入は、おそらく不良たちのリーダー格だろう。服装こそ大差ないが、手下たちの劣勢にも気後れする様子はない。
余裕しゃくしゃくでペロペロキャンディーなど舐める、勝 アゲヨであった。
「あら。この気迫、もれいびかしら?」
「そのようです。油断せずいきましょう」
「へっ、ちっとはやるようじゃねーか! けど、アタイに勝てるかなっ?」
アリサは琉球空手に伝わる秘伝の構えを見せ、鏡は『Lock』と黒地で書かれた黄色いテープ……対もれいび用の秘密兵器を取り出し身構えた。
激闘はさらにヒートアップしていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年06月08日
参加申し込みの期限
2019年06月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年06月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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