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【星幽塔】第六階層 天空のジュエル・ポリス
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「うわー、すっごい。こんなの見たことないよ」
ジュエルポリスへ降り立つなり、真白は瞳を輝かせて辺りを見回した。
基礎部分を除けば、色とりどりの宝石だけで街は出来上がっていた。
なにせ、石ころや瓦礫までもが宝石なのだ。
その辺の宝石を回収しつつそのまま進みかけた真白を、ティオレがいったん手で制した。
「驚いたねえ……ほんとに宝石でできた街だなんて」
いろいろな意味で眩い街を感心した様子で、けれど警戒しながら見回す。
「空賊団が居たなら、罠を仕掛けてる可能性はかなり高い。モンスターも居るだろうし、ひとまず前はあたしに任せな。心配しなくても、お宝を独り占めになんかしないよ」
そう言って先に立つティオレの少し後ろを、アリスが飛んでついていく。
「出てくるのはお宝か怪物か。わくわくするね!」
きょろきょろと辺りをうかがう視線は楽しげながら、手にはしっかりと銃を構えている。
後ろに真白、サキリと続いて最後尾に居る夏朝は、どこか遠く見る目で宝石の街を見つめていた。
(願いを叶える宝石とか……あるかな……)
その手の噂はなかったから、正直期待はできないけれど。
それでも、とは思ってしまう。
警戒しつつ進んでいく一行は、神殿のような遺跡への入り口までやってきた。
当然、これもすべて宝石製だ。
ティオレが罠の類を調べていると、夏朝が近づいてくる気配を感じ取った。
次の瞬間、冒険者たちめがけて赤ん坊ほどもある宝石の塊が投げつけられた。
すかさずアリスが風で勢いを弱め、冒険者たちの足元を転がる宝石塊。
続けざまに、数体の猿型モンスターが襲いかかってきた。生意気なことに、宝石を使った飾りまでつけている。
飛びかかるモンスターを、真白が矢で牽制。怯んだ隙にティオレが肉薄し、ダガーを一閃。
矢をかいくぐって懐へ潜り込んだモンスターは、真白がリボンの剣で切り捨てた。
どうにか撃退し終え、ティオレが改めて罠の確認に解除へとまわった。
その間に真白は、モンスターの装飾品に『幻視の光』を発動した。
そうして垣間見えたのは、在りし日のジュエルポリス。モンスターたちに、芸を仕込む盗賊たちの姿だった。ペットだったのか、それとも番人として調教されたのか。
なんとはなしに寂しい気持ちになったところで、ティオレが呼ぶ声がした。
ティオレを先頭に、遺跡の中を探索していく。
宝石で出来た遺跡の中は、灯りすら必要ないほどに眩ゆい。
ふと、ティオレが足を止める。
「どうしたの?」
「……罠だね」
見れば、床石に文様が刻み込まれている。それがこの先、しばらく続いていた。
長柄の棒を取り出すと、ティオレはまず文様の石を小突いてみた。
反応なし。
次いで、文様の石の周囲。
軽く小突いただけで、前方に続く一つを覗いた全ての床石が落ちていった。
しかも恐ろしいことに、落ちていった石がぶつかったりする音が聞こえてこない。
「結構えげつないことするね」
ぼやきつつ、残った床石へと跳び移るティオレ。
次の床石も同じ様に小突き、床石の罠を解除して、続く冒険者たちを先導する。
やがて一行がたどり着いたのは、やはり宝石で出来た巨大な扉だった。
夏朝が周囲を警戒しつつ、扉を調べるティオレ。
盗賊用のツールを駆使して格闘することしばし、やがてガチリと音がひとつ。
ぽろりとこぼれ落ちた矢を、直接触れないように脇へ押しやる。
「さて、開けるよ?」
周囲に目配せし、重い扉をゆっくりと開いた。
観音開きの扉が開ききると、そこにあったのは山と積まれた無数の宝石。
広さなどから考えるとそれなりに持ち出された後のようだが、それでもまだ唸る程の量があった。
「……これだけの宝石、市場に流したら価格が暴落するんじゃない?」
感心した様子で嘆息しつつ、お宝の近くの罠を改めて確認。
何事もないと確かめた後、とりあえず頂けるだけ宝石を頂いていくことに。
「でも、こんなに宝石を残したままなんて……なにがあったのかな、ってうわっと!?」
宝石を回収していた真白が、陰に隠れるように倒れた骸骨に気付いて後退る。
びっくりして跳ね回る心臓を落ち着かせ、『幻視の光』を発動。
……それが街の真実のすべてなのかは、わからないけれど。
少なくともこの骸骨は、どうやら内輪もめの末に殺害されてしまったらしい。
骸骨のソレはほとんど朽ちてはいるけれど、服装からすると女頭領だったのだろうか。
他にも幻視できるものがあれば、そこからさらに色々と知ることができるだろう。
けれど、その時間はないようだった。
学者たちが、慌てた様子で冒険者たちへ声をかける。
なんでも、浮島が動き始めたというのだ。
このままでは、ジュエルポリスごと雲海の中を漂流することになりかねない。
冒険者たちは、探索を切り上げて島を発つこととなったのだった。
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あとがき
担当マスター:
風雅宿
ファンレターはマスターページから!
宝石の都への冒険はいかがでしたでしようか。
少しでもお楽しみいただけたのでしたら幸いです。
それでは、またどこかで。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年04月28日
参加申し込みの期限
2019年05月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年05月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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