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【星幽塔】第六階層 天空のジュエル・ポリス
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◆
奇岩の群れの間に隠れ潜む、翼と触手を持つ巨大な目玉たち。
「真ん中を撃ち抜いてあげる♪」
魔風を吹かせて素早くその正面と飛び込み、アリスが目玉のど真ん中目がけて銃を撃つ。
射的の的よろしく穴の空いたゲイザーの身体が、力をなくして落ちていった。
その背後で、もう一匹のゲイザーがじっと様子を伺っていた。
奇岩の陰へと潜り込もうとしたその目玉を、銃ではなく一本の矢が鋭く貫いた。
「仲間を呼ばれると面倒だしね、さくさく撃ち落としちゃおう」
新たな矢をつがえる真白に、単眼鏡を手に奇岩を観測するティオレが告げる。
「真白、向こうの岩陰にも一体。逃げようとしてるね」
「おっけー!」
逃げながらでも獲物を観察しようというのか、こちらに目玉を向けたまま飛んでいくゲイザー。
真白の矢が、そのど真ん中に突き刺さる。引き抜こうと触手を蠢かせたのもつかの間、そのまま雲海の下へと沈んでいった。
一帯に網を張っていたのか、さらに数体のゲイザーが奇岩の陰を飛び出し逃げていく。
そのまぶたへ、夏朝が次々にねこシールを射出する。
ろっこんを発動すれば、ゲイザーたちの動きが、水中に放り込まれたかのように鈍くなる。
「今のうちに!」
まかせて、とアリスと真白の応える声が重なる。
動きの鈍くなったゲイザーたちを撃ち落とす様子は、さながら七面鳥撃ち。
あっという間に、ゲイザーは片付いた。
「これで一安心かな?」
弓を降ろす真白のそばで、ティオレが「いや」と小さく呟いた。
その視線は飛空艇の下――否、雲海の下に釘付けになっている。
巨大な影が、そこにはあった。
飛空艇なんぞ、一呑みにできそうなほどに巨大な影が。
影が揺らめく。
直後、雲海から現れたのは巨大な目玉――ゲイザーマザーだった。
船員や学者たちがその存在感に圧倒される中で、サキリが抜き身のナイフのように鋭い笑みを浮かべている。
「……こいつは凄いね。こういう大物が来てこそ、冒険だよ」
呟くなり、転移で姿を消す。
ゲイザーマザーの巨大な――その一本一本が大蛇のように蠢く触手が飛空艇を捉えたのは、直後のことだった。
船体にまとわりついた触手が、腰を抜かした学者へ向かって伸びる。
割って入ったティオレが、ダガーを一閃。
「船室に入ってな!」
マザーの体液を外套で受けつつ、そのまま触手をえぐるようにダガーをひねる。
先端が引きちぎれた姿でずるずると引っ込んでいく触手。
その様子に、軽く舌打ち。
ダガーには即効性の毒を塗ってあるが、これだけデカイとやはり効果は薄いようだ。
一方、夏朝はマザーの右翼めがけ、ありったけのねこシールを射出していた。
ろっこんに意識を集中している夏朝の足元から、湿った気配で近づく触手。
『鋼の如く』を発動した真白が、硬化させたリボンの剣を突き立てる。
「大丈夫?」
「ありがとう、おかげ様で!」
礼を言いつつ、夏朝はろっこんを発動。
右翼がめいっぱい重くなり、引きずられるようにマザーの身体が沈む。
引きずられるようにして触手がいくつか船体から離れるけれど、飛空艇から完全に引き剥がすにはまだ足りない。
その時、船倉からサキリが戻ってきた。
その手に握られているのは、蛇腹剣と比べてすら常識外れな剣――否、剣と呼ぶにはあまりにも巨大な鉄の塊。
竜殺しである。
「サキリ君、それは――」
「こんな事もあろうかと持ち込んでおいたのさ」
しかしマザーの巨大さを考えれば、ただ斬りつけるだけでは竜殺しですら不十分だろう。
だから、最大の火力をぶつけるべく挑む。
竜殺しを構え、『斬空赤刃』。
五十メートル上方まで跳び、襲いかかる触手を風のジェットで回避。
続けて転移。
百メートル――都合、通常の二倍の高さまで。
赤光を纏う竜殺し。さらに抜き放った蛇腹剣もまた、赤光を帯びている。
そして、最大の勢いで魔風を噴射する。
それもただ噴射するのではなく、渦を巻くように。
ただでさえ鋼鉄をも切り裂く赤刃が二刀に、竜殺しの質量。
さらにドリルのように回転しながら加速する、風のジェット。
サキリの全身が赤き光の刃となり、迎撃に振るわれる触手がことごとくに弾け飛ぶ。
そして赤い旋刃は、マザーの身体を上から下までぶち抜いた。
断末魔をあげることすらなく、雲海へと沈んでいくマザーの巨体。
危うくそれに呑み込まれかけたサキリを、すんでのところでアリスが回収する。
「ありがとう、助かったよ」
「巻き添えになってたらどうするつもりだったの?」
サキリの身体をひっぱりあげるアリスが、「あ」と小さく声をあげる。
一瞬の間の後、やがてそれは歓声に変わった。
声につられてサキリが――そして冒険者たちが、アリスの視線の行方を追う。
そこには、一つの浮島があった。
朽ち果てた飛空艇が繋がれたその島には、綺羅びやかな宝石で出来た街がそびえていた。
ジュエルポリスである。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年04月28日
参加申し込みの期限
2019年05月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年05月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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