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堕ちた雨の少女
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降りしきる雨の中、御剣は刃引きの刀を構え踏み込みの姿勢に入る。
目の前には悪魔の様な姿をした少女が浮遊していた。
撃鉄が落ちるイメージを浮かべ、彼はろっこんが発動する中、地面を疾駆する。
地面を舐める様に地面すれすれで放たれた一の太刀は少女に躱されてしまう。
焦る事なく御剣は空気を足場に空中を階段を駆け上がる様に上るとそのまま上方へと逃れる少女――キリエへと肉薄した。
彼の攻撃を防ぐように雷が放たれるがそれらは地上から延ばされたツクヨの耳後辺りから生えている髪に見える触手によって撃ち落とされた。
御剣は距離を離す事を許さず、キリエの人体として急所となる部分へ斬撃を浴びせ続ける。
地上と空中からの激しい攻撃を受けたキリエは再生が間に合わず、その身は次第にボロボロになっていった。
「アッァァァアアアアッァッァァァァァァァアアアアーーーーッッ!」
「……っ、ぐっ!」
突如発せられた体を痺れさせるほどの叫びが彼の体勢を崩すが御剣は不利な体勢にもかかわらずキリエの首を狙って鋭い斬撃を放つ。
刃が煌めき、キリエの首が飛ぶが……その数秒後には触手のような物が蠢き、首を元の位置に戻し綺麗に再生してしまう。
空中から落下しツクヨに受け止められた御剣は苦々しい表情を浮かべた。
「くっ、決定打にはならないか……っ!」
「仕方がないですねぇ……ヒントが来るまでツクヨ達で何とかするしかありませんねぇ……ふふふ、実に楽しくなってきましたよォォッ!」
赤い鎖と紅色の長剣を顕現させ、少女に襲い掛かるツクヨに御剣も続いた。
◆
同時刻、図書館。
そこではキリエの情報が何かないかと
北条 冬華
が記録の閲覧をおこなっていた。
時折痛む包帯で巻いた右腕を摩りながら冬華は記録を遡っていく。
寝子島の古い歴史を紐解くと、心霊や自然との繋がりが他の地域と比べ強い事に気が付くだろう。
だがそれは長い歴史の中では眉唾として省かれたり、重く見られない様な記述も多い。
科学がある程度発展した現在、心霊はテレビで見る様なオカルトであり重視する方が珍しいのかもしれない。
「でも、きっとどこかに……んっ!」
腕が痛み、本を落としてしまった冬華は拾おうとしたが疲労もあったのかふらついてしまう。
足にも疲れが溜まっていた為か踏ん張りがきかず体はぐらりと傾いた。
そんな彼女を咄嗟に何者かが支える。
「ちょっと大丈夫!? やっぱりまだ、痛むの?」
彼女を支えた少女は体格がよく、あっさりと冬華を支え彼女が転倒するのを防いだ。
体格がいいとはいってもそれは適度に鍛えられ、引き締まったものであり女性的なフォルムは失っていない。
胸が大きく、顔の印象も大人しそうな雰囲気を纏う冬華とは彼女は違う方向性の少女であった。
少女――
羽生 碧南
。冬華と共に情報がないかと図書館に来た者達の一人である。
「だ、大丈夫です。少し眩暈がしただけですから」
「もうだいぶ調べて経つんだし少し休んでた方がいいわ」
「でも……」
「大丈夫、これでも調べ物は得意だから。それに……」
「それに?」
「あっちで頑張ってくれてるのもいるみたいだしねー」
そう言って羽生が見るように促した方向では制服姿の少年、
響 蒼留人
が本相手に格闘していた。
あらゆる本を手当たり次第に探したのか足元にはいくつも本の束が重なっている。
今は高い所の本を取ろうとして逆に崩してしまい、彼はその本に埋もれていた。
「くっそ……まさか崩れるなんてなぁ……」
彼は本から出ながら考えた。
過去に出会った少女、あんな風ではなかったはずだと。
変わってしまった事情、理由があるのならなんとかしてやりたい、その一心で彼は資料をかたっぱしからあたったのである。
「ね、あっちの机で見つかった関係ありそうな資料を見ながら、三人で考察してみましょうよ」
「……そうですね、わかりました」
「ほらーちょっとあっちで情報整理するわよ、こっちきて」
「お、おう、いまいくー」
響は乱雑になってしまった本を手際よく片付け、冬華と羽生に合流する。
机に座った三人はまず手持ちの情報をすり合わせた。
「えと、まずキリエ……ちゃんだっけ。あの子にはみんな会った事があるのよね? 私は微妙におぼろげなんだけど」
「そうだな……うっすら覚えている様な……でも、なんかあったような……?」
「私もです、なんだか覚えているような気がするんですけれどフラッシュバックみたいで……はっきりとは」
考える二人に羽生は話を続ける。
「まずはそこよ。電話で知り合いにも聞いてみたけど、みんな『はっきりと覚えていないが会った事はある』なのよ。恐らく、なんらかの影響が出ている気がするのよね」
「確かにな、一人ぐらいはっきりと覚えていてもいいだろうにそれがない。変だよなぁ……」
「それと……調べてみてわかったんですけれど、あの辺りには昔……祠のような物が建てられいたらしいです。ただ……」
「ただ……?」
「数年前を境に、その祠の持ち主が死去されたようで持ち主不在のまま、放置されてしまったようなんです」
「持ち主不在……放置……それって汚れ放題だし、もしかしたら壊れてるって事か」
響の言葉に冬華は、はっと顔をあげる。
「そういえば、私が襲われた時……壊れた祠があったような気がします」
「壊れた祠……持ち主不在……九夜山周辺、周辺……っと。んーと……あった! これだよっ」
そう言って羽生が開いた書物は『寝……島……土地……記録』と題されていた。いくつかの文字は掠れていて読むことができない。
そこには冬華が見たという壊れた祠の壊れる前と思われる祠の写真が載っている。
「えと、『この祠は土地を守る為に……を祀ってここに建てる。……は、あまねく厄災を吸収し浄化……人々が忘れぬ限り、彼女……キリエ……は……』だめ、あとは文字が滲んでたりで全然読めない」
「あー難しい事はよくわからんけどさ、キリエっていう子があそこら一帯を守ってた。でも祠が壊れて誰もが彼女を忘れた……」
「……それで厄災は浄化できず、キリエは厄災に飲まれたんですね」
「そういうことになるわね。となると……キリエには本体となる物が祠にあるはず。それを浄化すれば……!」
「あっ!」
「そういうことかっ!」
答えを得た面々はそれぞれ戦いに向かっている者達に連絡を飛ばした。
苦しむキリエを何とかできるかもしれない。
一筋刺した光明は彼らの表情を明るくするのであった。
現場へ向かうという響、羽生へ冬華は同行する事を決める。
かつて知っていたはずの少女……彼女の顛末を最後まで見届ける為に自分ができる事をやろうと決めた結果であった。
彼女はボクシングトレーニングの経験を活かし手にアームガードの代わりとなる様に持ち歩いていたテープでテーピングし、簡易的なアームガードを作る。
「キリエちゃん……私達が……なんとかしてあげるからね……だから、待ってて……っ」
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年03月24日
参加申し込みの期限
2019年03月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年03月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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