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風の女神様 ~あいつをブッとばせ!!~
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碧南は高野有紀と向き合っていた。
「……先生……」
ほのかに感じる殺気に碧南は身構えた。
「羽生も参加してたのか」
「高野先生こそ」
お互い、ブッとばし棒を所持している。
有紀も刀のような構えを取り、
「行くぞ、羽生!」
床を蹴った二人は数秒後、棒を撃ち合わせた。
「さすが、動きが良いな」
「先生こそ」
「だが、ブッとばし棒の使い方をわかってない」
「使い方?」
有紀は棒に込めていた力を一気に抜いた。
「あ!?」
碧南は前のめりに倒れそうになる。
有紀はすかさずバックステップを踏んで、風をまとう棒で突きを繰り出した。
「っ」
碧南は無理やり体勢をひねり、横に倒れこんだ。
「あぐっ」
痛みに耐えながらも、体を起こし、棒を掴んで床スレスレにスライドさせる。
「はあああっ!」
「おっ」
有紀は予想していなかったらしい。もろに足を取られ、バランスを崩す。
碧南は立ち上がって左手でガンを取り出す。
「先生、覚悟っ」
引き金を引くと、放たれた風が有紀を直撃した。
「!」
ブッとばし棒を取り落とした彼女の体場外へと吹っ飛んでいったのだった。勢いを考えれば、戻ってはこられないだろう。
「よし……あれ?」
だが、碧南の足元に転がったブッとばし棒が風の渦を作っていることに気づく。
「……」
それを拾おうと手を伸ばした瞬間、大きくなった風の渦が碧南の体を宙へと巻き上げた。
「えっ、ちょっ」
ものすごい勢いで闘技場が遠くなり、空へと落ちていく。
「さすが、先生」
どうやら、罠を仕掛けられていたらしい。風の翼を使っても、戻るのは難しそうだ。
碧南はため息混じりに目を閉じた。
秘月は今にも襲いかかって来そうな志桜里に対し、後退りをした。
「たあああっ!」
志桜里はこん棒をくるりと一回転させると、横から秘月の頭を狙う。
「っと!?」
秘月は慌てて体勢を低くしたが、風を切る音が間近で聞こえ、鳥肌を立てた。
「ふふ。できる子で嬉しいわ、秘月ぃぃ!」
「いや、ほんとに待って」
志桜里は棍棒を囮に放つと共にしゃがんだ秘月にタックルをかました。
「うあっ!?」
すぐに拳を当てて縮め、
「避けてみな」
こん棒で生み出した風で垂直に舞い上げた。
「これで、終わり」
そして、秘月へ棍棒のフルスイングを見舞う。
「っ!」
秘月にとっては予想外であるものの、吹っ飛ばされる瞬間に取得しておいた風の翼を取り出した。
「ここで役にたつとはね」
場外へ放り出されたと同時に翼を使って、闘技場へと戻る。
すかさず、ガンを取り出して、志桜里へと銃口を向ける。
「やられっぱなしってわけにも、行かないからねっ」
しかし、何発か風の弾丸を放つが、すべて避けられてしまった。
「甘いわよ、秘月!」
再び風を巻き込んだフルスイング。最初にガンを吹き飛ばされたうえ、棍棒が生み出す風をもろに浴びてしまった。再び場外へと放り出されるが、勢いがついているため、戻れそうにない。最後に一発、狙いを定めて志桜里に放つ。その弾丸がどうなったのか、秘月は確認することが出来なかった。
秘月を場外へと吹っ飛ばし、一息ついた志桜里は場内を見回した。すでに対戦者は片手で数えられるほど。最後の一人に残れる可能性も出てきた。
しかし、
「え?」
風の音が聞こえると同時、秘月が放った風の弾丸が腕をかすめた。
「あっ」
体が浮遊感に包まれ、真横に吹っ飛ばされる。
「秘月、やるじゃない」
場外へ出されそうになるその瞬間、闘技場の端っこに手をかけて、どうにかぶら下がることに成功した、宙吊り状態である。
と、そんな志桜里を覗き込んでくる人物が一人。
「ああ、あなたもれいびなのね」
見下ろしているのは心だった。
「丁度よかった。ひとじゃないのは残念だけど……落ちてもらうわよ」
心は志桜里の手に足を伸ばした。踏みつけられたと同時、志桜里はもう一方の手で拳を作り、彼女の足にそれを当てる。もちろん、三秒間。
「え?」
心が戸惑っている間に腕の力を振り絞って闘技場へと戻り、一寸ほどの大きさになった心に対し、棍棒で軽く突く。
「きゃあっ」
ひとではない志桜里にろっこんは効かない。彼女はなすすべもなく、闘技場の外へと落ちて行った。
「ふう」
いつの間にか闘技場に立っているのは志桜里一人である。
「もしかして」
闘技場の上空に現れたのはライトグリーンの服をまとった髪の長い美しい女性だった。風の女神である。
「おめでとう。あなたはこのブッとばしバトルを勝ち抜きました。よって、これを差し上げましょう」
志桜里の目の前に降ってきたのは、同じくライトグリーンの水晶玉のようなもの。
「勝利者の記念品です」
女神は微笑んで、消えていった。気づけばそこはいつもの寝子島だった。
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あとがき
担当マスター:
高城ヒト
ファンレターはマスターページから!
ブッとばしバトル、いかがでしたでしょうか?
風の力で場外へ吹っ飛ばされると戻るのも一苦労でしたね……!
それではご参加ありがとうございました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年02月10日
参加申し込みの期限
2019年02月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年02月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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