携帯戦記カプセルギア　カプセルプラネットの大冒険！｜リアクション

携帯戦記カプセルギア　カプセルプラネットの大冒険！

●夢と希望の惑星（ほし）

　街に戻ると、集まったギアマスター達が勢ぞろいしていました。
「だから、オレとイサリビ丸の方が早かったって！」
「いーや！　オレとスターライトナイトの方が絶対に早かった！」
　良太くんと竜世くんは、どちらが遺跡の敵を早く倒したかについて仲良く喧嘩していました。
　二人とも、真剣に、かつ、仲良く喧嘩しているだけなので、イサリビ丸もスターライトナイトも互いに顔を見合わせては保護者のような苦笑を漏らすだけです。

　蒼さんは、ゲーマーの血が騒ぐのか、ほかのギアマスターのギア達の変化をつぶさに観察していました。
「ふーん。Diablo Azulは私と同じ大きさだったけど、もっと大きくなったギアもいるのね」
　いったいどういう理屈なんだろう、と蒼さんは首を捻りますが、皆目見当もつきません。
「ふふふ。ぐれーと☆まんもすの雄姿を堪能できたのは収穫だったのですよ」
　マンモスさんは初めて使ったＢキャノンにご満悦の表情を浮かべていました。
「惜しむらくは現実の対戦じゃ使えそうにねーということでしょうか」
『EDOKKO。ですから、それは言わない約束です』
　ぐれーと☆まんもすの言葉に、マンモスの楽し気に笑う声が街に響き渡りました。

　甘桃さんと瑠樹くんはお互いのギアの可愛さを褒めたたえあっていました。
「百岳さんのカプギア、凄く可愛いねぇ。羽も生えて、角も生えてるなんて凄いねぇ」
「でしょ！　でも、りゅーきくんのラズちゃんもすっごく可愛い！」
　そんな二人のギアマスターのそばで、ギア達も談笑をしているかと思いきや。
『ふふふ。なかなか素直そうなマスターですね。まあ、お嬢様にはかないませんが』
『あはは。そっちこそ可愛いマスターさんね。まありゅーきの方が可愛いけど』
　どうやら大事なマスターのことでひそかに火花を散らしている様子。
　そんな二人を見て、
「もうアマデトったら」
「ラズちゃんそんなに褒められたらオレ照れちゃうよぉ」
　甘桃さんと瑠樹くんは声をあわせて大きく笑ったのでした。

　桐子さんは街でトルーパーの修理と補給をしていました。
「おお。ギアの世界にも、ゼリー飲料はあるッスね！」
　バトル後もプラネットを堪能している桐子さんに、怜理さんはくすりと微笑みます。
「それにしても、この後、私達はどうなるのかしら？」
　怜理さんはサンダルフォンに問いかけますが、彼女は答えません。マスターに似て、必要以上喋らない性格なのでしょう。
「まあ、いいわ。そのうちに戻れるわよね。……今回は楽しかった。また現実（あっち）でもよろしくね、サンダルフォン」
　怜理さんが重ねて語りかけても、サンダルフォンは何も答えません。
　ただ10mを越える巨体の頭部の表情が少しだけ微笑んだような、怜理さんには少しだけそんな気がしたのでした。

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あとがき

担当マスター：水月鏡花
ファンレターはマスターページから！

　というわけで、ご参加頂いたＰＣの皆様お疲れさまでした。
　ＭＳの水月鏡花です。
　今回は、カプセルプラネットでの冒険ということでしたが、皆さんの活躍のおかげで住人達のSOSは一通り解決されたようです。ありがとうございました。
　なお、シナリオ終了後、皆さんは無事に元の世界に帰還できましたので、そこはご安心くださいませ。

　今回ご参加頂いた方には遺跡で入手したパーツは、翌朝、こっそりと皆様のギアのパーツとして枕元などに届くようです。
　カプセルプラネットの詳細はいまだわかりませんが、『神魂が起こしたいたずらの一種』と考えて頂ければ幸いです。入手パーツの詳細につきましては個別コメントをご覧くださいませ。

　それでは最後になりましたが、ご参加頂いた方、ここまでお読み頂いた方、そして「らっかみ！」に関わる全ての方々に感謝を。
　ではでは、またどこかのあとがきでお会いできることを祈って。

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