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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
携帯戦記カプセルギア おれがカプギア？！
☆プリンセスダンサー ＶＳ キングニャーサー
（うわー、ニャーサーと入れ替わっちゃった！）
とある騎士王をモチーフとしたカプセルギア、キングニャーサー。
しかし今その身体には、小学六年生の滝原 カノンが宿っているのだ。
タイミング悪く、バトル開始直前。突然の出来事に動揺するギアマスター名『Kanon』だが。
（迷ってる暇はない！ とりあえず戦わなくちゃ！）
小学一年生の城ヶ崎 梨々子は、さっきまで小さく見えていた猫型カプセルギアが急に目の前に出現したことに驚き、状況を把握すべく後ろを振り返った。
（目の前に私？ ……え？）
色白で赤い眼の眼鏡の少女が自分であることに気づき、そして自分のドレスを見て状況を悟る。
《気が付けばプリンセスダンサーになってますの……えー！？ 入れ替わってる！？ あ……ありえませんわー！？》
ピンクを基調としたフリルとリボンがたくさんついたドレスの、女性型のカプセルギア。
それが今の梨々子の姿だったのだ。
「リリィ、大丈夫？」
そう言った、自分の身体の中に入っているのがプリンセスダンサーだと、なんとなく梨々子はわかった。
《大丈夫ですわ！ プリンセスダンサーは大人しくて上品な性格だなと思いましたわ。オーホッホッホッ！ 流石はプリンセスですわ！》
でもどことなく、この性格に覚えがあるような気がする。
（何故でしょう？ 私、どこかでこんな人に会ったかしら？）
首を傾げた梨々子だが、今は考えている時ではないと気づいた。
《まぁいいですわ！ せっかく入れ替わったんですもの！ カプギアとして戦いに赴きましょう！》
腕をぶんぶん振り、ドレスを翻してつま先でくるくる回ってみる。
梨々子はアルビノで、運動がとても苦手でかつては一人で本ばかり読む内向的な少女だった。
だが、カプセルギアの世界を知り自分に自信を持てるようになってからはポジティブに元気になっていったのだ。
今、プリンセスダンサーになったら体が軽くて動くことが気持ちよくて仕方ない。
《ふっふっふっ！ この調子でバトルも勝ってしまいましょう！ いきますわよ！ プリンセスダンサー！》
ギアマスター名『リリィ』はジグザグ機動でキングニャーサーめがけて駆ける！
ウェディングケーキのようなドレスには相手のカプセルギアを切り裂いていく無数の刃が仕込まれている。
だが、Kanonはこれを難なくかわした。
ニャーサーの王冠を模したヘッドには、敵の素早い動きにも対応する高性能センサーがついているのだ。
スピード重視のニャーサーのボディだからか、身体が軽い。
《ＰＤの刃をかわすなんて！》
歯噛みするリリィだが、悔しがっている暇はなかった。
Kanonは剣を握りしめ、攻撃に転じる。
（やることは普段と一緒、スピードにものを言わせて手数重視の攻撃）
梨々子は高性能のレーダーで敵の場所を感知して、回避した。
が、一瞬遅くドレスの裾に攻撃が当たり、リリィはバランスを崩した。
（速さメインの分、一回の攻撃は軽い。だからその分、数で稼ぐ）
もう一度打ち込んだKanonだが、リリィが華麗に踊る。
《当たりませんわ！》
ドレスの刃に、今度はKanonがダメージを受けた。
《えいっ！》
リリィは一旦距離を取り、リボンを長く伸ばして鞭のように放ってきた！
ガッ！
《くっ》
クロスシールドで受けるKanon。防御力は抜群だ。
しかしその分機動力は落ち、続けてリリィの攻撃を受けることとなった。
（……普段はA.I.C.O.の操作でやってることだけど、実際に自分が動くとなると大変だ）
やや苦戦するカノン。その時、頭上から声が降ってきた。
「頑張れ、Kanon！」
（おれの……いや、今はニャーサーの声か）
応援してくれてる。そのことが、Kanonに力をくれた。
次の瞬間、プリンセスダンサーのドレスが迫る。
（今だ！）
グワッ！
一瞬の隙をついて、Kanonは力の限りの一撃をお見舞いした。
《きゃー！》
吹っ飛ばされるリリィ。
《だ、大丈夫？》
カプギアとはいえ相手は小さい女の子だったと気づき、Kanonは駆け寄るのだった。
バトルが終わって、カノンはニャーサーに身振り手振りで語りかけた。
《ニャーサー、いつもこんな大変だったんだね。びっくりしたよ》
伝わったのか、ニャーサーが笑う。
そのまましばらく、カノンとニャーサーはふたりで笑っていた。
《くやしい！ 悔しいですわ！》
傍らでは、梨々子が物凄く悔しがっていた。
「リリィ……惜しかったですわ。とてもいい勝負でした」
優しく慰めるプリンセスダンサー。
いつのまにか空は夕焼けに染まっていた。
《一日も終わりですわね。ＰＤ、今日は楽しかったですの》
ようやく落ちついた梨々子が言う。
《それにしてもＰＤの性格……その、以前の私に似ている気がするのですけど……》
「秘密です」
プリンセスダンサーが笑顔になった。
「秘密？ 教えてほしいですのー！？」
そう叫んだとき、梨々子は元の身体に戻っていた。
（うわー、ニャーサーと入れ替わっちゃった！）
とある騎士王をモチーフとしたカプセルギア、キングニャーサー。
しかし今その身体には、小学六年生の滝原 カノンが宿っているのだ。
タイミング悪く、バトル開始直前。突然の出来事に動揺するギアマスター名『Kanon』だが。
（迷ってる暇はない！ とりあえず戦わなくちゃ！）
小学一年生の城ヶ崎 梨々子は、さっきまで小さく見えていた猫型カプセルギアが急に目の前に出現したことに驚き、状況を把握すべく後ろを振り返った。
（目の前に私？ ……え？）
色白で赤い眼の眼鏡の少女が自分であることに気づき、そして自分のドレスを見て状況を悟る。
《気が付けばプリンセスダンサーになってますの……えー！？ 入れ替わってる！？ あ……ありえませんわー！？》
ピンクを基調としたフリルとリボンがたくさんついたドレスの、女性型のカプセルギア。
それが今の梨々子の姿だったのだ。
「リリィ、大丈夫？」
そう言った、自分の身体の中に入っているのがプリンセスダンサーだと、なんとなく梨々子はわかった。
《大丈夫ですわ！ プリンセスダンサーは大人しくて上品な性格だなと思いましたわ。オーホッホッホッ！ 流石はプリンセスですわ！》
でもどことなく、この性格に覚えがあるような気がする。
（何故でしょう？ 私、どこかでこんな人に会ったかしら？）
首を傾げた梨々子だが、今は考えている時ではないと気づいた。
《まぁいいですわ！ せっかく入れ替わったんですもの！ カプギアとして戦いに赴きましょう！》
腕をぶんぶん振り、ドレスを翻してつま先でくるくる回ってみる。
梨々子はアルビノで、運動がとても苦手でかつては一人で本ばかり読む内向的な少女だった。
だが、カプセルギアの世界を知り自分に自信を持てるようになってからはポジティブに元気になっていったのだ。
今、プリンセスダンサーになったら体が軽くて動くことが気持ちよくて仕方ない。
《ふっふっふっ！ この調子でバトルも勝ってしまいましょう！ いきますわよ！ プリンセスダンサー！》
ギアマスター名『リリィ』はジグザグ機動でキングニャーサーめがけて駆ける！
ウェディングケーキのようなドレスには相手のカプセルギアを切り裂いていく無数の刃が仕込まれている。
だが、Kanonはこれを難なくかわした。
ニャーサーの王冠を模したヘッドには、敵の素早い動きにも対応する高性能センサーがついているのだ。
スピード重視のニャーサーのボディだからか、身体が軽い。
《ＰＤの刃をかわすなんて！》
歯噛みするリリィだが、悔しがっている暇はなかった。
Kanonは剣を握りしめ、攻撃に転じる。
（やることは普段と一緒、スピードにものを言わせて手数重視の攻撃）
梨々子は高性能のレーダーで敵の場所を感知して、回避した。
が、一瞬遅くドレスの裾に攻撃が当たり、リリィはバランスを崩した。
（速さメインの分、一回の攻撃は軽い。だからその分、数で稼ぐ）
もう一度打ち込んだKanonだが、リリィが華麗に踊る。
《当たりませんわ！》
ドレスの刃に、今度はKanonがダメージを受けた。
《えいっ！》
リリィは一旦距離を取り、リボンを長く伸ばして鞭のように放ってきた！
ガッ！
《くっ》
クロスシールドで受けるKanon。防御力は抜群だ。
しかしその分機動力は落ち、続けてリリィの攻撃を受けることとなった。
（……普段はA.I.C.O.の操作でやってることだけど、実際に自分が動くとなると大変だ）
やや苦戦するカノン。その時、頭上から声が降ってきた。
「頑張れ、Kanon！」
（おれの……いや、今はニャーサーの声か）
応援してくれてる。そのことが、Kanonに力をくれた。
次の瞬間、プリンセスダンサーのドレスが迫る。
（今だ！）
グワッ！
一瞬の隙をついて、Kanonは力の限りの一撃をお見舞いした。
《きゃー！》
吹っ飛ばされるリリィ。
《だ、大丈夫？》
カプギアとはいえ相手は小さい女の子だったと気づき、Kanonは駆け寄るのだった。
バトルが終わって、カノンはニャーサーに身振り手振りで語りかけた。
《ニャーサー、いつもこんな大変だったんだね。びっくりしたよ》
伝わったのか、ニャーサーが笑う。
そのまましばらく、カノンとニャーサーはふたりで笑っていた。
《くやしい！ 悔しいですわ！》
傍らでは、梨々子が物凄く悔しがっていた。
「リリィ……惜しかったですわ。とてもいい勝負でした」
優しく慰めるプリンセスダンサー。
いつのまにか空は夕焼けに染まっていた。
《一日も終わりですわね。ＰＤ、今日は楽しかったですの》
ようやく落ちついた梨々子が言う。
《それにしてもＰＤの性格……その、以前の私に似ている気がするのですけど……》
「秘密です」
プリンセスダンサーが笑顔になった。
「秘密？ 教えてほしいですのー！？」
そう叫んだとき、梨々子は元の身体に戻っていた。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2018年11月10日
- 参加申し込みの期限
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- 2018年11月17日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2018年11月17日 11時00分
