this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
セピア幻想異聞録:No.2「雪女」
<< もどる
1
2
3
4
つぎへ >>
◆
一方で、葉月の案内によってセピアへとたどり着いた澪は、書庫にこもっていたオヒョウを見て、ほうと息を吐いた。
「これはまた、美しい人だ」
オヒョウの整った容姿は、葉月とは、また少し違った美を感じさせる。「店長が帰したくないのも無理はないね」と、澪が続ければ、二人を書庫へと案内した悠弥が、あわてて首を振った。
「僕は、そんなつもりでは……」
「そうなのか? では、そういうことにしておこうか」
澪が不敵に笑うかたわら、悠弥は誤解を解こうと必死なようすである。そんなやりとりを見てか、ずっと沈んだ表情をしていたオヒョウの唇が、薄く笑みをかたどった。
「ふふ。河島さまは、おもしろい冗談をおっしゃる方ですのね」
「オヒョウを美しいと思っていることは、冗談ではないさ」
「またまた。わたくしより、葉月さまのほうがずっとお美しいでしょうに」
くすくすと笑い、オヒョウは葉月を見やる。
「まるで、こちらの書庫にある本の中から、いらしたかのようですわ」
「そうかしら」
自覚がないのか。葉月は、オヒョウの言葉にも首を傾けるだけだ。澪は、まるで困ったような顔で笑い、肩をすくめた。
「無自覚……というのも、美点といえば、そうなのかもしれないけれどね」
※
それからほどなくして、葉月、悠弥、オヒョウの三人は、澪が運転する車へと乗りこんだ。オヒョウを連れて、ドライブをしようというのである。発案者の澪いわく、
「天然のクーラーとは最高じゃないか。休業だなんて、もったいない。ここが冷えすぎなら、出かければいい」
とのことだった。
四人を乗せた車が、焼けそうなほどに熱いアスファルトの上を走っていく。けれど、車が通りすぎたあとには、ほどよく冷えた道が伸び、猛暑の寝子島にささやかな涼をもたらす。
車のハンドルを握りながら、澪はオヒョウへと問いかけた。
「どこか行きたいところはあるかい?」
「行きたいところ、ですか?」
「具体的な場所でなくても、かまわないよ。たとえば、涼しいところとか、人目につかないところとか」
澪に言われ、オヒョウは何かを考えこむように開け放たれた窓の外へと目をやる。ちょうど、海辺を走っていた車の中からは、人で賑わう海水浴場が見えた。海の家では「氷」と書かれた幟が、はためいている――
「……氷」
ぽつりと、オヒョウが呟いた。
「わたくし、知っているのだわ。あの子を、あの子のことを――」
「あの子?」
不思議そうに、葉月が首を傾ける。しかし、オヒョウは真剣な目で澪を見ていた。
「河島さま。綾花さまとおっしゃる方に、お電話をしてはいただけませんか」
わたくし、思い出しましたの。ずっと、ここへ来たかったこと。そして、その理由を――
<< もどる
1
2
3
4
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
セピア幻想異聞録:No.2「雪女」
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
かたこと
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
3人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年11月03日
参加申し込みの期限
2018年11月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年11月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!