this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
破壊の大蛇
1
2
3
4
5
…
6
つぎへ >>
「……また突拍子もない、アレですね、大蛇☆ですね。一体どこの次元から現れたのかはわかりませんけど、とりあえず倒さないとアレなんですよね」
「どうやらこちらの人数分、頭の数が増えるみてぇだが……なんのこたぁねぇ。一人一殺すれば良いんだろう? 幸い、ここはテオが切り分けた世界だ。派手にやれるさ」
「いやー、久々にテオが世界を切り分けてくれたんですね。腕がなりますね、如月くん?」
アレアレと言っている
屋敷野 梢
と巨大な蛇の化け物を冷静に観察している
如月 庚
。
二人はいつの間にやら寝子島に似て非なる世界にいたのだが、既に状況を把握していた。そう、ここがテオが切り分けた世界だという事まで。
「何でか解らんが武器が落ちてるな。適当なのを見繕って行くぞ」
「了解です。お、大剣。よし、久々の大剣ですよー!」
「銃もあるようだな。俺はこれにしておこう」
「近接攻撃な私は、星幽塔以来ですねー! 案外似合ってません? ふふー」
どこまでもクールな庚と比べて久々の大剣を使うからかテンションの高い梢。
この二人のこうした対比は今に始まった事ではない。一見正反対に見えるが、だからこそ二人はパートナーとしてマッチしているのかもしれない。
「さて、他の人達も既に向かってるみたいですねー。うーん、増えた頭はそれぞれに向かうみたいですけど、どうしますー?」
「情報がねぇからな。まずは観察だ。攻撃のモーションやクセなどを見極める」
「んー。そうなると私は蝶になって相手の攻撃を避ける感じでいきましょうかねー。ついでに今の内に周囲の物とか残骸とかそーいうのを蝶に変化させておきましょー」
「その辺は任せる」
大剣は非常に頑丈そうではあるものの梢の筋力ではモンスターを狩るゲームのようにぶんぶん振り回したりガードしたりするというのはあまり向いているとは言えないと梢自身考えていた。
では、何故大剣を選んだかと言えば重量があるという点に着目したのだ。梢は自らのろっこんで蝶になって飛ぶ事が出来る。そうしてヴリトラの頭上を取ってからろっこんを解除し、その重量を利用した攻撃を行うつもりなのだ。
とは言え、相手がどのような能力を持っていてどのような動きをするのかの把握が必要になる。庚が動くのに合わせて梢は蝶へと変身した。
『シャァアアアアアッ!!』
ヴリトラの頭が庚を目掛けて高速で突進してくる。周囲にある建物等を吹き飛ばしながらのそれはかなりの速度と言えた。
だが、しかし油断なく観察していた庚はそれに対応してみせる。軽やかな動きで素早くその場を横に飛び退く。
「ふむ。厄介な点は速さよりも角かもしれねぇな。ちゃんとその分まで把握しとかねぇと巻き込まれかねん。……むっ」
自らの突進を避けた庚へと蛇の頭が振り向き、瞬時に刃にように鋭い角を伸ばしてきた。
「危ねぇなっ」
正しく紙一重。何かが一歩間違えば串刺しになりかねなかったが、場数を踏んでの経験を持って事前に何かがあると察知していた庚は避ける事に成功していた。
「ふむふむ。角を伸ばす事もできるんですねー」
ヴリトラの頭の1つが庚へ攻撃を仕掛けている間、梢はそれを蝶の状態で観察しながら周囲にある物を蝶へと変化させていた。
「うーん。もう1つの、恐らく私担当だろう頭は如月くんに行かずにずっと私を探してますねー。どうやら沢山いる蝶の中から私を識別する方法はないみたいですから問題はないですけど」
大量にいる蝶を目掛けて蛇が苛立っているかのように突進を繰り返している。梢が蝶に変身した事は理解していても、どれが梢なのかは識別する事は出来ないようだ。
「ん、あれ? 諦めたんですかねー? って、口を開けて……?」
唐突に突進を止めたかと思えばヴリトラは鎌首をもたげて大量に蝶が飛んでいるところを睨みつけながら口を開ける。
それはまるでゲームとか映画であるモンスターが炎を吐いたりするようなシーンに酷似していた。
「おっ、おっ! 氷から……氷の塊を吐いた? 建物とかの破壊具合を見るにただの氷の塊じゃなくてかなり硬いみたいですね。それが3連射ですかー」
その巨大な口から吐かれた氷の塊は沢山の蝶を巻き込み建物や残骸等様々なものを押し潰していた。当然、庚や梢が巻き込まれればどうなるかは火を見るより明らかだろう。
その光景はもう1つの頭を相手している庚も逃さずに見ている。ここには2つの頭がいるのだから、そちらの動向も把握しておくのは当然と言えた。
「如月くん、角でどうでしょー?」
頃合いだと見て梢がろっこんを解き庚と背中合わせになるように空中から飛び降りる。
ヴリトラは当然、攻撃を仕掛けてくるがそれを同時に避け、そして話をする為に一時的にその場からダッシュで離脱。
「あぁ、そうだな。あれは伸ばした後、消えるように縮むのではなくちゃんと縮む動作もする。つまりあれを避けてからあれを掴めばあいつのところまで自動で運んでくれる」
「オッケーです。じゃあ、タイミング合わせて私は上から降って来ますね」
「着地と氷弾には注意しろよ? 特にもう1匹の方からの」
「大丈夫ですよー。ほら、シールドありますから」
話す事を話してから、二人は再び別れる。そう多くを語らずともやるべき事は把握できている。
すると、瓦礫を吹き飛ばしながら再びヴリトラが突進をしてきた。
「ふっ!」
『ジャアアァアアアッ!!』
だが、それをヴリトラは予測していたのか。その突進を途中で止めたかと思えば庚の方へと振り向きその鋭い刃の如き角で貫かんとする。
「おっと!」
庚と言えばヴリトラがそういう動きをすると予測は出来ていなかった。ただ、彼は備えていただけだ。いつ、不意を突かれても良いように。
そう。それ故にヴリトラの渾身の不意打ちはシールドに阻まれる事となった。シールドと角がせめぎ合う音が響く。
そして、それが終わり角が元に戻ろうとするところで、庚はその刃を掴んだ。
『ッ!?』
「ォォォオララララララララァ!!!!!! 潰れろやぁッ!!」
驚愕に開かれるヴリトラの瞳。不意打ちに失敗しただけでなくそのような事までしてくるとは予想外だったのか。
その驚愕の隙を突いた庚は相手の頭上へと移動したかと思えばろっこんの進化能力を発動。叩き潰さんとばかりに脳天にパンチのラッシュを叩き込む。
『シッ!?』
「そーれー!」
果たしてそれは気合が入っているのかどうなのか。梢の何とも言えない声と共に1匹の蝶が空中で少女とへと化ける。
それは庚との打ち合わせ通りだ。それ故に庚は既にヴリトラの頭からは退いていた。
梢の筋力では振り回す事が出来ない程の大剣。それ程の重量のある剣を軸に梢は縦に回転を始める。回転まで加えた落下斬撃。難易度は高い技だが、器用な彼女はそれを上手く操り見事ヴリトラの脳天に強力な斬撃を見舞う事に成功した。
『ジャァアアアアッ!?』
断末魔の叫び。流石の巨体とはいえそれは致命の一撃だったのだろう。叫びが徐々に小さくなると遂には地面へと倒れ伏す。
だが、それを見て取ったもう1つの頭が怒りの視線と共に梢へと氷弾を吐いてくる。そう。庚が危惧した通りに。
「うわっ、フラグ回収ですかー?」
言葉とは異なり冷静にシールドを張る梢。3つ吐かれた氷弾はシールドにぶつかり粉々になった。
「って、わっ!?」
しかし、衝撃まで完全に防げるわけではないようでシールド越しの衝撃により梢が飛ばされる。
飛ばされるが、それが問題になる事はない。何故なら――
「言わんこっちゃねぇ。まぁ、別に蝶になれば問題なかったかもしれねぇが」
「おー、如月くん、ナイスキャッチ。かっこいー!」
彼女は一人ではないからだ。
「さて、これで俺らの相手はもう1つの頭だけだな」
「そうですねー。さっさと倒しちゃいましょうか」
形の上では2対2だったが、しかし、個々に動いていたヴリトラと庚と梢の2人では全然異なる。
その時点でもしかしたら勝負はついていたのかもしれない。
1
2
3
4
5
…
6
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
破壊の大蛇
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年10月30日
参加申し込みの期限
2018年11月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年11月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!