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携帯戦記カプセルギア ある日、公園でのカプギア風景
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◆
チームバトルとは少し離れて、お披露目会をしていた、そのすぐ近く。
「っしゃ、じゃあ始めようぜ!」
少年が簡易端末をスワイプすると、五郎八のA.I.C.O.にバトルが申し込まれる。
「よろしくね。さあ、かかってきなさい!」
もちろん、五郎八はそれを受けて立つ。
ジークルーネにとって初の実戦となるバトルが、今始まった。
相手の少年のカプギアは、雄牛型のボディに大量のランチャーや機銃パーツを搭載した、おそらく重砲撃戦タイプ。
バトル開始と同時に、左右に搭載されたランチャーを一斉射。ゆるかな弧を描く火線が、ジークルーネを捕まえようとする手みたく迫る。
ホバーダッシュで右へ抜けるジークルーネ。爆風を浴びながら、ウィングブースターを展開。そのまま空へと舞い上がった。
なら、と雄牛型のギアの背中が開いて、多連装ミサイルポッドと対空機銃が出現。
網のように広がる弾幕に、ジークルーネはスパウトランチャーから拡散レーザーを発射。無数の爆発が起きて、五郎八と少年の視界から、互いのギアの姿を隠す。
ほんのわずかの間を置いて、爆煙を吹き飛ばす勢いで飛び出すジークルーネ。左腕の手甲を盾のように構え、内蔵した機関砲を撃ちまくりながら急降下。
対する少年のギアは、闘牛さながらの勢いで走り出す。その角に展開されたエネルギーフィールドは、突撃衝角兼バリアなのだろう。
機関砲を受けても、拡散レーザーを受けてもまるで怯まない。
「大したバリアだけど――これならどうかなッ!」
急降下するジークルーネ、突撃する雄牛のギア。
2機が交錯するその直前、ジークルーネはウィングブースターを旋回。手甲で衝角を受け流しながら側面へと回り込み、雄牛のギアの脇腹へと右手の槍を叩き込む。
雄牛のギアの体力が、その一撃できれいに空になる。
ジークルーネの記念すべき初戦は、見事勝利で飾られたのだった。
◆
「よし、できた……♪」
小星のカプセルギアが、ついに完成した。
まん丸の殻に覆われたような外観は、ボールみたいでかわいい。
けれど開いた殻から現れる人型パーツ、特に身体に対して大きめの銃がちょっとかっこいい。
早速登録してみよう、とアプリを起動。さて名前はどうしようか、とできあがったギアを眺めてしばし考える。
そういえば、と思い出すのは、おじいちゃんからお土産にもらったお人形。開くと別のものが中から出てくるのが、このギアとそっくりだ。
あのお人形の名前は、確か――
「名前は『マトリヨーシカ』にしよう。えっと、登録はこれでいいのかな……?」
ぽちぽちと名前を登録したら、次は実際に動かしてみる番だ。
前へ、左へ、ころころ転がるマトリヨーシカ。転がるのをやめて、今度はパカッと殻を展開。
お父さんがよく見ている映画を真似してみるけれど、
「えと……どうやるんだろう……?」
ゆっくりと銃を構えるので、今の所はいっぱいいっぱい。映画みたく、「早撃ちッ」とはいかないようだ。
始めたばっかりだし、しかたないしかたない。
そんな風に一人でひとしきり動かしているうちに、小星も多少は慣れてきた。
そうなると気になってくるのは、他の皆がどうやって遊んでいるのか。
(話しかけられないかもしれないけど、ちょっと見てみようかな……)
「いけー!」とか「負けるかー!」とか声がする方へ、マトリヨーシカを抱えててくてく歩き出し、
「あうっ」
こけた。
「……むんっ」
すぐにむくりと立ち上がった小星の前を、たくさんのシャボン玉がふわふわと飛んでいく。目で追っていくと、1体のカプセルギアが飛んでいた。その後ろを追いかけるように、シャボン玉が飛んでいく。
「……すごい」
思わず、その光景に目を奪われる。
カプセルギアって、こんな遊び方もあるんだ。
ヒョードリが飛ぶと、その軌跡をなぞるようにシャボン玉がふわふわ飛ぶ。
プレートメイスに輪ゴムでくっつけた輪っかにはたっぷりとシャボン液がひたされていて、あとはヒョードリが勢いよく飛べば……という寸法だ。
そろそろもう一度輪っかを液にひたそうと、いったんヒョードリを手元に呼びもどす。
そこで視線に気がついた。
振り向けば、丸っこいカプギアを抱えた女の子――小星が、そっと様子をうかがうようにして立っている。
さっきカプギアを組み立てていた子だと、すぐに気づいた。
小星が、はにかみながら言う。
「……あ、あの、わたしもいっしょに……遊んでいい、かな……?」
カプギアを組み立てたばかりで、彼女はきっとわくわくどきどきしているはずで。
一緒に公園をシャボン玉でいっぱいにしたら、彼女も、ひよどりも、もっともっとわくわくできると思う。
「しかたねぇから、いっしょにやるです」
言葉だけは乱暴に、けれど声音や表情は、どことなく嬉しそうに。
だからだろう、小星も「ありがとう」とほわっと笑った。
ということで、輪っかをマトリヨーシカにもくっつける。中の人型パーツに引っ掛けたりして、うまいこと殻の横に輪っかを装着し、シャボン液にひたす。
「準備はできやがったですか」
小星がうなずいて、「せーの」の合図でいっしょにギアが稼働。
ヒョードリがびゅんびゅん飛んで、その下の地面をマトリヨーシカがころころと転がりだす。
すると、空と地面にシャボン玉が二重線を描くようにふわふわ、ふわふわ。
あっという間に、二人の周りがシャボン玉でいっぱいになっていく。
「わ、すごくきれいかも……」
「もっともっとふわふわにしてやるです」
シャボン玉がふわふわ飛べば、二人もふわふわ上機嫌。
そのうちに、
「オレもいっしょに遊んでいいかなぁ?」
ふわふわの白兎ギア、ラズちゃんを連れた瑠樹もそこに混ざった。
「あ、シャボン玉の輪っかが足りねえです」
むむ、と顔をしかめるひよどり。輪っかが2つしかなくて、このままだと瑠樹がシャボン玉を飛ばせない。
「マトリヨーシカの、つかう?」
小星がおずおずと訊けば、瑠樹は「だいじょうぶだよぉ」と笑ってみせる。
きょろきょろと周りを見回して、見つけたのはYの字のような形をした枝。二股の枝の先端に、ラズちゃんが持っていたリボンをわたす。
すると出来上がったのは、即席のシャボン枠。うまく液がしみこむように、余ったリボンも巻き付ければ完璧だ。
武器の代わりに、ラズちゃんにしっかりと持たせて走らせると、たくさんのシャボン玉がぶわっと飛んだ。
小学生の工作レベル、と言ってしまったらそうかもしれないけれど、その場でシャボン玉の枠を作ってみせた瑠樹に、ひよどりと小星は感心しきりと言った様子。
「なかなかやりやがるのです」
「自分で作っちゃうなんて、すごいかも……♪」
ちょっぴり照れくさそうに頬をかいて、瑠樹はゆるーく笑ってみせる。
「ギアさんが持てそうな道具を、色々作ってみようって思ってたんだよねぇ」
そのためにあれこれ考えていたのが、思わぬところでうまくいったのだった。
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担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月28日
参加申し込みの期限
2018年10月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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