仲良くなりたい、その６｜リアクション

仲良くなりたい、その６

○鷹取洋二

　寝子島高校からほど近い、駄菓子と文具の店『つばき』。
　駄菓子から筆記用具、アイドルブロマイド、子供向けのちょっとした玩具まで幅広く取り扱っています。
　とある休日、美しい看板息子の花椿涼太郎が店番をしていると、
「やあ、来たよ」
　鷹取洋二が現れました。
「はーーーっはっはっは、おや、鷹取先輩！　いらっしゃいませ！」
　涼太郎がキラキラの光をまといながら歓迎します。
「まずはこれをもらおうかな。最近のお勧めを教えてもらえるかい」
　暑そうなワカメヘアーをかき上げ、まずはアイスキャンデーを手にした洋二です。
「ありがとうございます♪　新しい駄菓子が入荷しましたよ、いかがでしょう！」
　笑顔で涼太郎が勧めると、
「ボンボンチョコのミックスが出たのか。これはぜひ試してみたいね」
　洋二も目を輝かせます。
「ブラックも出てるんですが、鷹取先輩ならミックスですよね」
「わかってるね、僕はやっぱり甘いのが好きさ」
　二人は楽しく駄菓子談義を繰り広げるのでした。

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