this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
せんせいといっしょ:泉先生編
<< もどる
1
…
9
10
11
12
13
そして時間は流れ……残り30分程で閉館、という頃。竜次は
八神 修
と出くわした。彼は先日の写生大会についての礼を述べる。
それから会話は竜次が描く物から現代芸術の話へと飛び、その内に……竜次からこんな問いかけが出る。
「君は、どんな絵が好きか?」
「俺、ですか?」
修は、暫し考えながら……鈴島を描いた水彩画に目をやった。透明感があり、まるで写真を思わせる。それを見つめながら、修は口を開く。
「スーパーリアリズム的な物、ですね。抽象主義からの反動とも取れるようなそれは、嘗ての写実主義に返るのではなく、絵画の描写能力を用いた人の挑戦のように思えます」
今日では簡単に写真が取れてしまうが、そこを敢えて『人の手』で作り出す事は、賞賛されるべき、だとも思うと交えつつ語れば、竜次は瞳を細める。
「こう言った絵は感情を排していると思われがちだな」
「ええ。ですが、俺はそうは思いません」
小さく首を振り、修は絵を見たまま言葉を紡ぐ。今、自分がその場にいるような感覚すら覚えるような、水面の輝き。それを眩しく思いながら。
「風景や情景を切り取り表現する写真にも意図があり、伝えたい思いや感情が込められています。スーパーリアリズムも、また同じだと思うのです」
「なるほど、な」
竜次は帽子をかぶり直して頷いた。
だからと言って他の技法を否定しない、と修。なぜならば、『モノ』を作り、育てる事、それに携わる人は尊敬するべき、と思うから、と答えれば竜次は小さく頷いた。
「それを聞いたら、作者たちはみんな喜ぶだろう」
そう呟く姿を見ながら、修は内心で言葉を続ける。
――それは、生徒を育てる教師も、同じだと思いますよ。
しばらく話をしていて、修はこんな事を問いかける。
「先生は、個展は開かないんですか?」
「数年前にフランスでしたっきりだな。それに、今は君達が披露する番だよ」
と、竜次は修に眼鏡を正して笑ってみせる。そして、「そういえば月詠もそんなことを言っていたな」と呟くとウインク一つ、修の肩を叩く。
「君達がやるならば、サポートぐらいはするさ」
暫くして、閉館となり2人とも外に出る。竜次は「気をつけて帰るように」と言って、帽子を上げて帰っていった。一礼し見送っていた修だが……、ふと、空を見上げ、同時にとある画家の描いた絵が浮かんだ。
竜次は、今日あった生徒たちの顔を思い出しながら帰路を行く。そうしながらも、自分と同じような道をたどる者、芸術と向き合おうとする者、青春を謳歌する者……と、皆生き生きとしている事を実感する。
「この一瞬を楽しみ給え、諸君」
そんな言葉を送りながら、竜次は小さく笑うのだった。
その夜、月詠は美術展の様子をキャンバスに書き写していた。そこを訪れた人々の、いろんな表情を大きなキャンバスに描けば、その時の様子が思い出されて楽しくなっていく。
(自分たちで、やってみろ、か)
美術展で竜次に言われた事を思い出し、ふと、筆が止まる。自分たちで、どこまでできるだろうか。やはりやってみなくては解らないのだろうな、と。
そして、美術展を出て長い時間が経っているにも関わらず、士は猫鳴館に帰る事ができず、何故か美術展会場付近に戻っていた。
「……どうしたんだ?」
アルバイトを終えた刀とすばる、自販機で飲み物を買っていた修が頭を抱えていた士を発見し、とりあえずどこかで食事をとってから帰ろう、という話になったのは……ここだけの話である。
(終)
<< もどる
1
…
9
10
11
12
13
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
菊華 伴
ファンレターはマスターページから!
菊華です。
大変お待たせしました。そして、今回は1人1人と先生にスポットライトを当てて……という手法でのリアクションと相成りました。
泉先生も皆様に愛されているようで、描いている私としても嬉しい限りです。
また、泉先生は寝子島の不思議の探求者達にとっても先輩にあたりますよね。
そういった点でのアクションも面白く、嬉しく思います。ありがとうございますっ!!
今回のリアクションではほのぼのした雰囲気が出せていると良いのですが……。
それではまた縁がありましたらよろしくお願いします。
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
せんせいといっしょ:泉先生編
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月06日
参加申し込みの期限
2013年07月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!