this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【星幽塔】第一階層 夢のマイホームを解放せよ!
<< もどる
1
2
3
4
5
…
11
つぎへ >>
◆二階:時計塔/1
「グレムリンって、水をかけたら増えるのかな?」
時計塔へと向かう道すがら、
アリス・ミーティア
がふとひとりごつ。
たまたま聞こえたのだろう。クリメントが、怪訝な顔つきで振り返る。
「そんな、水で戻す食品みたいな……」
「試しちゃダメかな?」
弾んだ声には、わくわくとした色がにじみ出ていて。
クリメントは、思わず眉根をよせた。
「万が一増えると面倒なので、やるなら一旦片付けてからにしてください」
はーい、とアリス。わかってくれたなら、いいのだけれど。
そんな後ろのやり取りを聞きながら、
グレイス・ミットフォード
は軽く周囲を見回す。
彼女の目から見ても価値のありそうな、壺やオブジェ、絵画が、廊下のところどころに飾られている。そのなかで、壊れたり傷ついたりしているものは、思いの外に多くない。
「この辺りのものは、荒らされたりはしていないのね」
その呟きに、
鴻上 彰尋
がつられて視線を巡らせる。
「そういえばそうですね。魔物が住みついてるって話だから、中はもっとひどいかと……」
屋敷の中はいろんなところが埃まみれになったり、ところどころ壁が損傷してはいるものの、「モンスターだらけの家」と聞いて想像していたよりはだいぶキレイだ。
調度品が片っ端からボロボロになって転がったりしていないのが、むしろ意外と言うべきか。
「同じ館ん中に居るつっても、仲良く共同生活ってなわけじゃあねぇだろう。縄張りを荒らされねえよう、踏み込まねえようにしてんだろうよ――っと、ここだな」
時計塔へと続く扉の前へとたどり着き、
レグルス・シェルタン
が足を止める。
その目の前には、サビの浮いた鍵が打ち捨てられて転がっていた。ここに住みついた、グレムリンたちの仕業だろう。
「よぉしお前ら、準備はいいか?」
四人がうなずき、「行くぞ!」とレグルスが勢いよく扉を開け放つ。
時計塔の中へと飛び込めば、薄暗くて埃っぽい、あまり気持ちよくはない空気が一行を出迎えた。
(何処に居る、グレムリン)
鋭い、というよりはむしろ獰猛と言うべき視線で、クリメントは塔の内部を見回す。
まず目につくのは、ど真ん中に位置する無数の歯車と柱が複雑に組み合わさった内部機構。
その脇には細い階段が伸び、大人一人が手を広げた程度の直径の時計盤と、さらにその上、時計塔の天井へとつながっている。
光が漏れていることからして、天窓か何かがあるのだろうが……塞がれているのか、よくはわからない。
「グレムリンはどこかな?」
ふわふわと飛んで、アリスが内部機構の隙間から、その向こう側を覗き込む。
その時だ。
甲高い鳴き声が、聞こえた。
アリスが一歩距離をとれば、見えたのはギラギラ輝く無数の目。
柱の陰から、梁の陰から、歯車の向こう側から、グレムリンたちが彼女を、時計塔への侵入者たちを見ていた。
「ごめんね!」
飛び退きざま、アリスはスカートの中――ホルスターから愛銃を抜き放つ。
大きく横に振り抜いた銃から放たれたのは、銃弾ではなく『呪術の光』。
黒い輝きに襲われたグレムリンが、糸の切れた人形みたくバランスを崩した。
もちろん、それがすべてではなく。光をやりすごしたグレムリンが飛びかかろうと、
「でやがったか! アキヒロ、グレイス、頼むぜ!」
『イフラーン』を構え、レグルスが一気に踏み込んだ。
『魔火の光』を宿した曲刀を振り抜けば、今まさに飛びかからんとしていたのはどこへやら。
蜘蛛の子を散らすように、グレムリンたちがそこらじゅうを跳びまわって逃げまわる。
そんないたずら妖精たちの手が、水色や緑の輝きを放つ。
ギラギラ光る目がレグルスを睨んだかと思うと、降り注ぐのは氷の矢と風の刃。
「おらッ!」
体ごと旋転し、レグルスは竜巻のようにイフラーンを振るう。
炎を纏う軌跡が火炎の結界を描き、氷も風も打ち払う。
わずかに刃が「抜けた」のか、レグルスの頬がぱっくりと裂け、紅い雫が流れ落ちた。
かと思うと、白い光が傷口を覆う。
「傷は全部こっちでなんとかします。レグルスさんは、ガンガンいっちゃってください!」
同じ色の光を――『治癒の光』を、彰尋が手にした魔導書が放てば、傷は瞬く間に塞がった。
レグルスは、頬を伝う血を拭い捨てる。
「その調子で頼むぜ!」
面白くなさそうな鳴き声が聞こえ、今度は木材を荒く削ったような小さな矢が放たれた。
手当たり次第の矢ぶすまは、時計塔の柱に、床に、穴が開こうとお構いなし。
だからというわけでは、ないけれど。
矢を打ち払うイフラーンの一閃が、勢い余って周囲に炎を飛び散らせた。
「レグルス、気をつけて頂戴。――ヴィヴィ!」
グレイスの涼やかな声が、レグルスをたしなめる。サーベル『ヴィヴィアン』から放たれた水の壁、消火すると同時に矢ぶすまを押し留める。
その横合いから、針を手にしたグレムリンがまわりこむ。
当然、見過ごすわけもなく。素早い突きで、これを追い返す。
「強気な嬢ちゃんだな。多少は仕方がねぇだろう、俺だけのせいじゃねぇし」
とは言いったが、依頼人はこの屋敷に暮らすわけで。
流石に大穴開けたりするわけにはいかねえな、と思い直すレグルスだった。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
11
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【星幽塔】第一階層 夢のマイホームを解放せよ!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年07月12日
参加申し込みの期限
2018年07月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!