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忍び寄る影は雨と共に
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急:その結末は
>午前11時25分
(もう、こんな時間なのね)
用事を終わらせ、帰宅途中だった
椎井 莉鳥
はスマホで時間を確認していた。と、同時にどこからともなくミラの声がする。
――メイ先生の運命は、好転しました。
みなさん、ありがとうございます。
(よかった、上手くいったのね)
安堵の息をついていると、雨が降り出していた。莉鳥は慌てて傘をさす。彼女は知らないが、
サキリ・デイジーカッター
が言っていた通り、少し強めの雨が降っていた。
(急いで帰ろう)
莉鳥は足早に帰宅した。
その頃、サキリは駐車場の近くにいた。彼は偶然にも怪しい人影を見かけたのである。背は、サキリとあまり変わらないぐらいだろうか。茶髪の女性は、酷く憔悴した状態で自動販売機の傍にたたずんでいた。
(もしかして、あの女性が……? ろっこん発動条件は「俯いた」状態で髪をいじるかな?)
サキリは、元々ストーカーと遭遇したならば警告しておこう、と考えていた。だが、なにか様子がおかしい事に気が付いた。
「……大丈夫か?」
サキリが声をかけると、女性はよろよろと倒れこむ。
「違った……。あの女じゃない。別の人を襲う所だった……。私は……、私は……」
女性はそういいながら雨に濡れた髪をいじる。と、その憔悴した顔がぼやけ、どんな特徴だったか分からなくなってしまう。
(! 彼女が、ストーカーだったのか! でも、運命が変わって……)
サキリは、ふらふらの女性に手を貸しつつ、ベンチを探す。その途中で出くわしたのは
如月 庚
と
屋敷野 梢
のコンビである。
「サキリ、彼女は……」
「多分、例のストーカー。でも、運命が変わったからかな? 自分が勘違いしている事に気付いたようなんだ」
庚の問いにサキリが答えている間に、女性は意識を手放していた。これは危ない、と梢はスマホを取り出す。
「救急車呼んだほうがいいですよ!! 呼吸はありますし、心肺も動いてますがAEDは念のために準備してください!」
「わかった。近くの店にAEDがあるから借りてくる」
サキリが駆け出し、庚はハンカチで女性の顔を拭いた。いつのまにか大量の汗をかいていたのだ。梢は事細かに状況と場所を説明し……数分後には、救急車で運ばれることになった。
あとから解ったことだが、彼女には持病があるらしい。その発作がおこったようだ。病院に付き添った3人はそこで、加納 マリアという名前と、彼女の背後事情を知る。
所持品にあった、しわの寄った写真に写されたのは、どこかメイに似た、幾分か目元がキツめの女性だった。背後から見ればメイと間違えても仕方がないかもしれない。
「あとは、関係者に任せるしかないだろう」
「そーですね」
サキリの言葉に、梢も頷く。庚は意識を取り戻した彼女と両親が話す姿を見ながら、これで事件が未遂に終わればな、と心から祈った。
「どうにか一件落着、かな」
新井 すばる
が元の時刻に戻した時計を見ながら呟く。と、カフェを見てほほ笑む。彼が知っているか不明だが、メイが行こうとしていた場所である。
「ギムレットには、いろんな意味でまだ早いけどお茶でもして帰ろうか?」
その言葉に、
神野 美野梨
はふふ、と小さく微笑む。
「それは『長いお別れ』の台詞だったかしら?」
美野梨はそう問い、「美味しい紅茶が飲みたい気分ね」と頷いた。
雨音をBGMに、2人はしばしの間静かな祝杯をあげるのだった。
>正午すぎ
「武道さん、チーズケーキって意外と簡単なんですよ」
「そうですね。今度作ってみようかなぁ」
瓜山家のよく手入れされたキッチンでは、
瓜山 メイ
と
志波 武道
がレアチーズケーキを作っていた。今は丁度、冷蔵庫に入れたところである。
「では、ランチにしましょう♪ 志波さん、サンドイッチはお好きですか?」
そう言ってメイは紙袋を取り出した。サキリが進めてくれたパン屋で買ったものである。彼女は武道の事も考慮し、多めに用意していたようだ。
「え? いいんですか? ありがとうございます」
武道はそれに感謝し……時計の針を見て少しうれしくなった。もう、彼女が刺される運命ではなくなった。ミラからの任務は完了だろう。
同じころ、
八神 修
もまた自宅でレアチーズケーキを作っていた。やはり気になったのだろう。あのまま材料を買い、チャレンジしてみる。
足元にやってくる猫たちには、猫用のケーキを作ってみよう、など考えていると、時間がそれなりに経過していることに気付く。
パトカーのサイレンもならず、ゆったりと流れる平和な時間に修は心からくつろいでいた。
この日の夕方。
メイは家族と共に祖父の誕生日パーティーを楽しんだ。武道とともに作ったレアチーズケーキは好評で、祖父はメイにとても感謝していたらしい。
また、メイを誤解で刺そうとした女性――加納 マリア――も事件を起こすことなく、むしろ復讐を諦め、療養の為実家のある軽井沢に戻る事になったようだ。おそらく、メイが狙われることは二度とないだろう。
こうして、事件は未然にふさがれた。
だが、またどこかで特異点に遭遇するかもしれない。
(終)
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あとがき
担当マスター:
菊華 伴
ファンレターはマスターページから!
菊華です。
まず、新井 すばるさん、ガイドへの登場ありがとうございます。
そして、皆さんのアクションにより、メイ先生の運命がリアクションの通りになりました。
大成功です。
また、加納マリアのろっこんにかんしてもずばぴたな方がおりました。
運命が変わった事により、今回のような結果に至りました。
おめでとうございます。
それでは、この辺りで。
また縁がありましたら宜しくお願いします。
追伸
参加者全員への称号:雨降る日に凶行は似合わない
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
推理・サスペンス
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年10月17日
参加申し込みの期限
2018年10月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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