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忍び寄る影は雨と共に
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(すでに動いていたか)
と、ここで彼らを見たのは
八神 修
である。彼もまた事情を知り行動した1人である。彼は店に来るなり売り場図を携帯撮影して目安にし、店員さんにも聞いてチーズケーキの材料などをカートに入れていたのである。
「ん? やがみん?」
そこですばるが修に気付いた。修はすばるにカートの中身を見せる。
「俺もメイ先生の事情は知っているんだが……何か足りないものはないか?」
「レモンとグラニュー糖を入れ忘れたってメイ先生が言ってるんだ。よかったらいいかい?」
すばるの言葉に、修は「勿論」と頷いた。彼は数種類の茶葉もすでにカートに入れている。そうこうしている間に、メイが近づいてきた。
「修さん、こんにちは。貴方もお買い物ですか?」
「はい。チーズケーキを作ってみようと思って……」
修がそう言えば「奇遇ですね!」と嬉しそうに笑い、事情を簡単に話すメイ。その笑顔を曇らせまい、と修は作戦に出る。
「先生、もしよかったらここから必要な材料を持っていってください。なんかお急ぎとの事ですし」
元々、修の作戦は時間短縮の為チーズケーキの材料を複数そろえ、そこからメイに持って行ってもらう事だったのだ。
「え、でも……修さんもお時間が……」
「俺の方は大丈夫です。また、材料を取ってくればいいので」
と爽やかスマイル。それに迷うメイだが、修が頷けばメイは「ありがとう」と少し分けてもらう事に。
(八神さんの好意を無駄にはできません。申し訳ない気持ちもありますが……)
とメイは少し気になったようだが、チーズケーキの材料と茶葉は用意できている。忘れ物がないか莉鳥と共にチェックすれば、抜けがないことが分かった。
これで、『マタタビーゼ』での買い物は終了である。
「先生の買い物は以上ですか?」
莉鳥が問うと、メイは苦笑する。
「実は、予約していた本を受け取りに行くの。あと、祖父へのお花の注文もしなくちゃ」
その言葉に、すばると美野梨は顔を合わせ……こっそり頷き合う。それに気づかなかったのは莉鳥や修が袋詰めを手伝いながら気を引いていたからだろう。
すばるがカートを片付けている間に荷物は纏まっていた。そして、莉鳥も用事が残っているから、とその場を離れる。去り際に「後はお願いね」と呟けば、武道はウインクで答えた。
「先生、これを」
と、修がメイに手渡したのはシンプルな折り畳み傘である。メイは、それに少し眉を下げた。
「お気持ちだけ、受け取っておきますね。ありがとう」
と、見せたのは愛らしい折り畳み傘だった。どうやら持ってきていたらしい。修は挨拶してそこを離れたものの……色々と心配していた。
>午前10時45分
店を出たすばる達。一行は次の目的地へ向かいながら話していた。その途中で、武道が材料をのぞき込む。
「この食材ならあまり寄り道しない方がいいですよ? 保冷剤があったとしても初夏の気温油断ならないですし」
武道の言葉に、メイは「そうですね……」と納得しているようだ。けれど、本の事も気がかりらしく、ちらり、と本屋を見る。
「まいったな、……あそこの奥に今、おばけがいるんですよ」
ふいに、すばるがぽつり、という。刹那、メイの表情が強張った。元々オカルト系の話が苦手なメイ。おばけがでる、と一言でわずかだが足を止めた。
「あの本屋さん、おばけが出るんですか?!」
「えぇ、本屋は、霊にとっても居心地がいいと聞いたことがあるわ。いえ、普通は大丈夫だけど……」
今回はやめたほうがいいかもしれませんね、と付け加えれば、メイは「そうしましょう」と少し青い顔で頷いた。
(ちょっとやりすぎちゃったかしら)
内心で反省する美野梨だった。
その背後で、武道はこんなお願い事をメイにしていた。
「もしよかったらですが、チーズケーキ作りを見学させてもらえますか?」
その言葉にメイはきょとん、としたものの、「いいですよ」と快諾してくれた。
「お菓子作りに興味があるのですか? 私で良ければ、お教えします。エプロンとバンダナを持ってきてくださいね」
「はい。時間は
11時30分でいいですか?
」
「そのぐらいなら帰宅していると思いますし、それで。もし遅くなりそうでしたら連絡しますね」
メイの言葉に、武道はこれで少しは時間を縮められるかな、と手ごたえを感じていた。
話がひと段落したところで美野梨が時計を見る。もちろん、自分自身のも早送り済みである。
「もうこんな時間……。先生、私たちはこれで。お気をつけて」
「おいしいケーキが焼けるといいですね」
そういってすばると共に歩き出す。その途中で思い出したように「そういえば星ヶ丘に美味しいランチのお店があるんですってね」と言えば「私も行きたいと思っているんです」とメイは笑顔で答えた。
「それじゃ、俺もぱぱっ、と準備を済ませよっかな? では、また後で!」
「はい、おまちしております」
武道もまた笑顔で別の方向へ向かう。メイは彼らを見送ると花屋へと入って行った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
推理・サスペンス
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年10月17日
参加申し込みの期限
2018年10月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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