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忍び寄る影は雨と共に
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破:早送りで破滅からエスケープ?
ここで少しだけ時間を巻き戻す。
ミラから事情を聞いた
サキリ・デイジーカッター
はふぅ、と大きなため息を吐いた。
(また恋愛を拗らせて暴走する輩が現れたか……。
どこかの月世界にも似た様なのがいたけど。
ともかく、瓜山先生が勘違いで襲われるなんて、とんでもないとばっちりだ)
サキリはあたりを見渡し、花屋を見つける。彼はそこで
瓜山 メイ
を待つ事にした。
そしてその近く。
如月 庚
と
屋敷野 梢
は花屋の近くにいた。2人もまたミラから事情を聞いて動いていた。
「うーん、確かに刃物を持ってる相手から水際防衛はあれですねぇ。近寄ってくる人すべてを如月君がぶん殴ってれば何とかなるでしょーけど」
梢がそういいながら周囲を警戒するが、怪しい人はいない。傍らの庚はぽりぽりと頭を掻きながら花屋を見つめた。
「刺しに来る女を現時点じゃ直接どうのこうの出来ねぇ。なら、まずは条件をクリアしねぇとな」
そうでなければ話にならない、とばかりに頷く庚。そうしている間に、メイがお店へとやってきた。
「とにかく各ポイントで時間を使わせずに要件だけ済ませればいいんだろう? それじゃ行ってくる」
彼がお店へと向き直ると、梢は思わずくすり、と笑った。
「不良と花……なんかシュールですね。ほら、あれですね、実は心優しいアピールですか?」
「るせぇっ。俺だって分かってんだよそんなこたぁ!!」
庚は僅かに顔を赤くしながらも梢に後を任せ花屋へと赴いたのだった。
* * *
>午前10時 53分
サキリが振り返ると、メイが店内に入ってきた。色とりどりの花に囲まれ、和やかな顔になるメイの姿に、「この笑顔を曇らせたくないよね」とサキリは改めて思う。
しばらく花を見ながらレジを待っていたメイだが、客が離れるとレジへ向かいフラワーアレンジメントの注文をした。それが終わったところでサキリは声をかけた。メイの後ろには客が並んでいる。これはこれでいいタイミングだな、とサキリは思った。
「先生、こんにちは」
「サキリさん、こんにちは。お買い物ですか?」
メイがにこやかに問えば、サキリは「まぁ、そんな所です」とごまかす。彼は曇りだした空を見、頷いた。
「先生、僕が見た天気予報だとこれから天気が崩れて大雨になるそうですよ。傘とか、持ってきていますか?」
サキリがそれとなく言えば、メイは己の折り畳み傘を見つめた。そして、不安でもあるのだろう、「急がなくちゃ」と呟くと店員に配達についての注文を入れ、その場を離れる。既に他の客も並んでいたのを確認していたらしい。「どうぞ」と一礼して彼の横を通っていく。
(これでうまくいくか?)
その様子を見つつ庚は店員に声をかける。そして、目が合ったサキリに挨拶をし、レジへと向き直る。
「すいません、このプチブーケ、いただけますか?」
「かしこまりました。450円となります」
少し痛い出費ではあるが、背に腹は代えられない。サキリと彼の行動により、メイは店員と長話をせず買い物だけに集中する事が出来た。
「ちょっと早いけど、お昼に……」
メイはそう言いながら時計を見、僅かに考える。サキリはその間に、花屋の近くにパン屋を見つけていた。彼は、メイにとある事を提案した。
* * *
(おっと、11時2分ですか)
時計をみた梢は、スマホでゲームに夢中になっている……ふりをして、すっ、とあたりに視線を這わせた。が、しかし。そこに怪しい女性の姿はない。楽し気に談笑するカップルや昼ご飯の相談をする親子連れ、天気の事を気にして足早に去る主婦、などありふれた光景が目立つ。
(それにしても、例の女性のろっこん。能力はミラさんの話から想像がつくんですけど、発動条件は何でしょう? 雨ですし……雨に濡れたまま髪をいじると……発動ですかね?)
なんて考えていると、パーカー姿の女性が花屋を見、姿を隠した。なんとなくおかしいと感じた梢ではあるが、その女性は自然な動きで立ち去っていた。雰囲気が怪しいだけであり、何度も目にしたわけではない。だが、妙に嫌な予感がするのだ。
(……気のせい、ですかね)
梢は首をかしげながらも、メイが店を出る姿を目撃した。傍らにはサキリもいる。
(おや?)
2人が入って行ったのはカフェではなく最近話題のパン屋さん。ちょちょい、と検索してみるとテイクアウトオンリーである。
なるほど、と梢は感心する。そうしている間に、庚が戻ってきた。彼はメッセージカードのついたプチブーケを手に、少し恥ずかしそうにしていた。季節の花を使ったそれは、とてもかわいく「インスタ映えしそうですね」と梢は考えた。
「それ、どうするんです? お部屋に飾るんですか? それとも?」
「その顔をやめろ」
にやにやして問う梢。庚は梢の表情にむっ、としつつも……購入した花を手に恋人の事を脳裏に思い浮かべた。
「ここのパン屋さんも、気になっていたんです」
「なら、よかった」
メイとサキリは、そんな話をしながらパン屋から出てくる。そもそもランチにしては時間が早い、と考えた彼はメイに『テイクアウト品を家に持ち帰ってはどうか』とアドバイスしたのである。
普段ならば、メイは少し早めのランチを考えていただろう。だが、ここで
新井 すばる
と
神野 美野梨
の策が効果を発揮していた。彼女は時計を見るなり「そろそろ帰らないと、志波さんとの約束に遅れてしまいますもの」と、ランチをテイクアウトする事に決めたのである。
メイは朗らかに笑い、駐車場へと向かう。サキリは荷物持ちを手伝うと駐車場で別れたのだった。
この時点で11時 7分。サキリは、「あとは、メイ先生が帰宅するだけ、だな」と少しだけ安堵の息を吐いた。
その頃、
志波 武道
はメイの家へと向かっていた。途中までこっそりついて行っていた彼ではあるが、他のメンバーの行動により、彼女が時間までに帰宅できそうだ、と睨んでいた。
「うまくいきそうですね」
そう言ったのは、
八神 修
である。彼もまたメイの後を追っていた。何かあればフォローしようと考えたものの、花屋ではサキリと買い物客(庚)のおかげでスムーズに終らせることが出来た。
「先輩、ほら」
修に促されて道路を見れば、星ヶ丘へ向かうメイの車が走っていた。信号にも捕まらず、11時 30分には余裕で帰宅できそうだ。
「なんとかなった……かな?」
武道がそう呟いた途端、どこからともなく声がした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
推理・サスペンス
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年10月17日
参加申し込みの期限
2018年10月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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