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アリス・ミーティア
が旧市街を弾むように歩いている。水色の長い髪が風にそよぐ。ロイヤルブルーのゆったりとしたブラウスには白いスカートを合わせていた。
風の妖精のような姿で周囲を飛び回る。その中で青い空にも目を向けた。
「良い天気! こんな日は射撃日和よね!」
耳にした数人が顔を見合わせて小首を傾げる。
アリスは証明するかのようにエアガンを取り出す。側にいた小さな男の子が目を丸くした。
「お姉ちゃん、それって手品? 手の中にパッと出てきたんだけど」
「早業だからね!」
エアガンをくるくると手の中で回す。男の子は瞬きをしないで見詰めていた。スカートの一部がふわりと浮き上がる。
「あ、消えた!?」
「早業だからね!」
アリスは機嫌よく同じ言葉を返した。軽く手を振って別れると軽やかに通りを進む。
――子供の反応は新鮮でいいわ。
自然と足は近くの公園へと向かう。地面に描いたゴールを目指し、男の子達がサッカーボールを蹴り合っていた。ブランコには二人の女の子がいた。並んで座り漕ぎをしている。砂場の周りには数人の女の子達が集まっていた。クローバーの花を摘んで花冠を作っているようだった。
――観客の数としては十分ね。
笑みを浮かべたアリスは目立たないように行動を開始した。繁みに落ちていた空き缶を手早く拾い集める。
その行動に数人の子供が目を留めた。
「あそこにゴミ箱ね」
ベンチとの位置を目で確認する。
――ベンチに標的の空き缶を置いて、エアガンで撃ってもゴミ箱に入れるのは難しそうね。
アリスはゴミ箱に向かった。縁の部分はやや太く平たい作りになっていた。試しに空き缶の一つを置いてみる。
「いいかも!」
空き缶は安定していた。縁に沿って次々と追加していく。
サッカーボールを追い掛けていた男の子達の足が止まった。
「始めるわね!」
アリスは子供達に向けて声を上げた。十分に視線を引き付けたところで走り出す。
ゴミ箱との距離は数メートル。アリスは少し足を広げた状態で向き合った。無風の状態でスカートの一部が膨らんだ。
瞬間、金属音がした。空き缶の一つが回転しながらゴミ箱の中へと落ちていった。
「えー、なんで!?」
一人の女の子が前のめりの姿で言った。
「あ、エアガンだ!」
別の男の子がアリスを指差した。驚きの声が次々と上がる。
「そんなの持ってなかったのに」
「どうなってんの?」
「お姉ちゃん、すごーい!」
一際、大きい声で男の子が叫んだ。
子供達のはしゃぐ姿にアリスは身震いを起こした。
エアガンを水平に構え、僅かに腰を落とす。その姿に男の子達が反応した。
「カッコイイ!」
「戦隊物のヒロインみたいだ!」
「じゃあ、がんばっちゃおうかな!」
アリスは真横に飛び出した。公園の隅に植えられた木々に肩を掠める状態で曲がる。
走りながらエアガンの銃口を横手の空き缶に向けた。連射して三つの空き缶をゴミ箱の底に沈めた。
子供達の黄色い歓声が沸き起こる。
「みんなー、ありがとう!」
アリスは走りながら手を振った。その足で鉄棒へと向かう。
「お姉ちゃん、まだあるんだけど?」
女の子の指摘の通り、ゴミ箱の縁には一つの空き缶が残されていた。
「最後は華やかに決めたいよね!」
アリスは笑顔で答えた。いつの間にか、エアガンは太腿に装着したホルダーに戻されていた。
鉄棒の真下にアリスは立った。跳び上がって両手で鉄棒を掴む。揃えた両足を振り子のように何度も振って回転を始めた。その状態で周囲に注意を促す。
「危ないから近づかないでね!」
「わかった!」
「ここで見てる!」
その声を受けて回る速度を上げた。
「いくわよ!」
絶妙のタイミングで両手を離した。解き放たれた力でアリスは宙を舞う。身体を伸ばした状態で後方に回転する。その間に素早くエアガンを抜いた。
「ここよ!」
逆さまに仰け反った瞬間、目が空き缶を捉えた。一瞬で標準を合わせてトリガーを引く。
最後の空き缶が弾け飛んだ。反対側の縁に直撃して真上に撥ねる。
アリスはスカートを手で押さえた状態で着地した。直後にゴミ箱の底に空き缶が落下。子供達は驚いた表情で固まっていた。
「すげええええ!」
一つの歓喜の叫びが大きな歓声に変わる。
「待って、待って。みんな興奮し過ぎよ」
押し寄せる子供達にアリスは笑顔で揉みくちゃにされた。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
15人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年06月13日
参加申し込みの期限
2018年06月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年06月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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