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【星幽塔】第四階層 星ノ守人のお見合い譚?
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後編:チグサとリラ
しばらくして、ある程度疲れが癒えたのだろう。チグサ・ネージュは寝台から身を起こし、改めてシドニウムと冒険者たちに挨拶をした。
嘉渡洲 稀跡
が抱く『盗人の光』の勘では特に悪意を感じず、内心ほっとする。
稲積 柚春
はハーブティーを用意するだけではなく、お湯を張ったボウルにアクセサリーの小瓶からオイルを垂らし、芳香浴ができるようにした。その香りのお陰もあってか、チグサの表情も和らいだように見える。
「父が言っていたお見合い相手は、貴方だったのか……」
シドニウム・カトル
は納得したような顔で頷く。チグサは少しだけ頬を赤くして彼を見た。
(あー、これはもう惚れてるねぇ)
なんて
響 タルト
が思っているとシドニウムはリラの方へと歩み寄り、軽く診察する。
「少し疲れているようだ。目が覚めるまでそっとしておこう」
そういい、綺麗な濡れタオルで顔を拭いそのまま額に置いた。
(これは何かしら)
一番近くにいた稀跡は、リラのベッドに置かれた
空の瓶
に気付く。見た目はただの綺麗な瓶なのだが、何故だろう強い星の力を感じる。その瓶から香るミントと果物の匂いが混ざったようなものに違和感を覚えた。
「これは、どういったものなの?」
「勘なのだけれども、私にはそれがとてもよくない物のように思うの」
彼女の呟きに気付いたチグサが表情を曇らせて答え、シドニウムは眼鏡を正し瓶に触れる。と……彼は軽い眩暈を覚えた。
「?!」
「シドニウムさん、大丈夫?」
水上 桜
が声をかけると、シドニウムは「あぁ」と苦笑交じりに返す。だが、不意に水の音がどこからか聞こえ、桜たちは耳を疑う。だが、瓶を気にしていた稀跡は異変に気付いた。
「見てっ」
シドニウムの手に握られた瓶には、青白い液体がたっぷり入っていた。そこから感じる力に、一同は何も言えなくなる。
「とりあえず、テーブルに置こう? なんか怪しいなぁ」
タルトの言葉に頷き、コトッ、と音を立てて瓶がおかれる。と、目が覚めたのだろう、リラが勢いよく身を起こし己の身を探っていた。
「ないっ! あの瓶がないと……」
「ここだよ」
稀跡がテーブルを見ると、リラの表情がわずかに曇る。
(何なんだろう? 危ないものならばどうにかしなくちゃ)
と警戒する稀跡の近くでタルトがにこっ、とリラに笑いかけた。
「おはよっ♪ なんか体調が悪そうなキミを、チグサさんがここまで連れてきてくれたんだよっ」
「……あ、ありがとうございます……」
彼女は絞り出すようにそういい、頭を下げる。が、すぐさま瓶を手にし後生大事そうに握り締める。
「その瓶は何? 強い星の力を感じるのだけど……」
稀跡が問いかける。が、リラは彼女の言葉を聞いておらず、瓶の中身を見てわずかに表情を曇らせた。
「この瓶を、だれか握った?!」
「私だが……」
シドニウムが答えると、リラは真っ青になってしまった。その様子にただ事ではない、と感じ取る一同だが、リラは口を噤んでしまい何も語らなかった。
「まぁ、今は語れないって感じだし……。まずは女の子同士で語らない?」
場の空気を和ませようとタルトが提案する。そしてシドニウムににっこり笑うとこっそり耳打ちする。
(シドニウム先生は隠れて二人の様子を見守ろうよ。とりつくろわない本当の姿が見れると思うんだよね)
(……リラ殿の顔色も幾分かよくなったようだし、チグサ殿もいる。ならばそれもいいかもしれないな)
シドニウムはこくり、と頷くと折り畳み式のテーブルを設置すると「お茶を用意してくる」と退室する。
「てつだうよ」
「お茶菓子、用意してきますっ」
と、柚春と桜がシドニウムを追って部屋を出る。追い残されたタルトと稀跡はリラとチグサを見た。
「そういえば、リラさんは人魚だとお聞きしていましたが……」
稀跡がそれとなく問うと、傍らのチグサが「そうなのですか?」と穏やかにリラへ声をかける。
「そうよ。でも今は人間に変身しているの」
リラは悪戯めいた笑顔でちらり、と巻きスカートから伸びた足を見せる。よく見れば、歩きなれていないからか、少しむくんでいるように見えた。
「マッサージと治療をした方がいいかもしれませんね」
薬があるから、とチグサはクリームを取り出し、リラのマッサージをはじめる。
タルトはいささか申し訳なさそうにしているリラに笑いかけ、改めてチグサにも笑いかける。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
コメディ
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年01月21日
参加申し込みの期限
2021年01月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年01月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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