ニャーリング！「ニャニャネー♪」｜リアクション

ニャーリング！「ニャニャネー♪」

○ありがとう、ニャニャネ～♪

「みんな、ありがとう」
　選手たちに一礼し、夏朝が言う。
「理事長も、猫さん達も。見ててくれた人達も」
（氷にも神魂にも、ありがとう）と心の中で付け加え。
「皆……本当に、ありがとう！」
　体育委員や観客から温かい拍手が湧き起こった。
「猫ちゃんたちもみんなも今日はありがと！　ナイスニャニャネー♪　また遊ぼー」
　胡桃も元気に言うのだった。

「猫達にもねぎらいの猫のオヤツタイムをお願いしたいのです」
　改めて美咲紀が言い、猫たちのおやつが用意された。
「ふふっ、猫さん達も楽しそうだったし、みんなとも楽しく遊べたし、今日は良い日！」
　雅人が笑顔になる。
「おつかれさま」
　碧南は一緒にがんばった虎猫にカリカリをあげてその労をねぎらった。
「良く頑張ったね、くろまめ賢い！　他の子達もとってもキュート」
　美咲紀が褒めながらオヤツを食べさせる。
「よくやったぞ、お疲れ様」　
　修もマーブルを撫で、ブラッシングしてやっておやつを色々あげるのだった。

「にゃにゃねー♪　あれ？」
　猫になっていた明里は、視点が高くなったことに気づき、自分の身体を見た。
「元に戻ったなの？」
　どこからどう見ても人間の姿だ。
　でもよく見れば明里のジャージには氷や猫の毛がついていた。
「猫のおやつはもう食べられないの。でも、楽しかったなの」
　そうつぶやいて、明里は理事長用の長椅子のすみに丸くなって寝転ぶのだった。
　

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あとがき

担当マスター：天村花海
ファンレターはマスターページから！

ご参加ありがとうございました！
まずは、希望のチームになれなかった方ごめんなさい。
想定外の三毛猫人気でありました。

カーリングのルールも知らないのに、ニャーリングを思い付いたおかげで泥縄で勉強させていただきました。
おかしなところがあるかもしれませんが、簡易的なニャーリングだということでお許しいただけたらと思います。
二エンドだけでも書いてみると結構長かった！　１０エンドもやるカーリングの選手ってすごいですねえ。

とても楽しく書かせていただきました。
またご縁がありましたら、ご参加お待ちしております。

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