this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
狭間の日
1
2
3
4
5
…
10
つぎへ >>
《誰か》の気配を感じて、
佐藤 瀬莉
はぱちりと目を覚ました。
ベッドの上に身を起こし、寝ぼけ眼を擦り擦り辺りを見回す。そして、
「――!!」
部屋の中に《誰か》の姿を見つけた瀬莉は、そのままとび上がりそうになった。
心臓が跳ねると同時、頭がシャキッと冷える。思わず身構えた瀬莉へと、
『瀬莉……私よ』
聞き覚えのある声が柔らかく訴えかける。
知的な、大人の女性の声。
その声の持ち主が何であるかに思い至って、瀬莉は「あ!」と口元を押さえた。
「もしかして……ううん、もしかしなくても、Sophiaなの?」
――Sophia。
時計職人を目指す瀬莉が、初めて自分の手で修理した古い懐中時計の名前だ。
夜明け前の暗闇に、徐々に目が慣れてくる。
そこに立っていたSophiaは、20代後半ほどの、落ち着いた雰囲気の女性の姿だった。
清楚なワンピースが、よく似合っている。
Sophiaは、静かに気高く咲く山の花を思わせる、見惚れるような笑みをその口元に湛えていた。
『私の声、覚えていてくれたのね』
「Sophiaの声を聞くの、3回目だもん。最初はいつもの姿で、引き出しの中から『ここよ』って言ったよね」
『そう、そうだったわね』
「その次は、一緒に散歩をしたの。その時は、今と同じ姿だった。……ねえ、Sophia」
どうしてここにいるの、と尋ねかけて、止めた。
自分の部屋の引き出しの中に、瀬莉はSophiaを大切に仕舞ってある。
目の前の女性がSophiaであるなら、瀬莉の部屋にいるのはむしろ自然なことだった。
ぱんぱん、と、軽く自分の両頬を叩く。
(すっかり目が冴えたつもりだったけど、あたし、まだちょっと寝惚けてるのかな?)
今度こそ頭がしゃきっとしていたらいいなと思いながら、瀬莉はSophiaに問うた。
「Sophia、どうしてまた、人の形になって現れたの?」
『今日が、あなたにとっての《狭間の日》だから……というのは、答えになってないかしら?』
「そうだけど……えっと、その姿で現れたってことは、何かやりたいことがあったりするのかな、って」
『あら。やっぱり、私の答えは的外れだったわね』
あなたはあなたの手と同じで優しい子ね、とSophiaが微笑む。そうして曰く。
『あのね、私、寝子島を巡ってみたいの』
「あ……」
そうか、と思った。
瀬莉は普段、外出着の胸元と腰に時計をモチーフにしたアクセサリーを飾っている。
けれど、Sophiaはその限りではなかった。
Sophiaの居場所は、瀬莉の部屋の、時計の引き出しの中だから。
『ねえ、私を外へ連れて行ってくれない? 御覧の通り、この足で、ちゃんと自分で歩くから』
Sophiaのお願いに、瀬莉はこくっと頷いた。
「うん、いいよ。着替えるから、ちょっと待ってね。朝ごはんも食べなくっちゃ」
夜は、もう明けていた。
急いで着替えて、2人で部屋を出て朝ごはんを食べる。
そして、瀬莉達は早速街へと繰り出した。
……とは言っても、小学6年生の瀬莉の行動範囲は、実はそんなに広くない。
『どこへ連れて行ってくれるの?』
「ええっと……そうだ、あたしも行ったことのないところへ、一緒に行くのはどうかな?」
『あら、それは素敵ね。今日が、私だけじゃない、2人の《はじめて》になるなんて』
瀬莉の提案に、Sophiaは声を華やがせた。
「じゃあ、行こう、Sophia」
言って、瀬莉はSophiaの手を引いて歩き出す。
分かれ道があれば、いつもなら通らない方の道を選んで。
子供だけでは行きにくい場所だって、今のSophiaと一緒ならへっちゃらだ。
「知らない景色って、わくわくするね」
『そうね。あなたと一緒だから、余計にそう思うわ』
島を一巡する頃には、夕方になっていた。
温かな橙に照らされながら瀬莉がSophiaを連れて向かったのは、
『ここは……』
「うん。最初にSophiaと出会った公園だよ」
今日はフリマはやってないけど、と幼さの残るかんばせに、向日葵みたいな笑みを乗せる瀬莉。
「ここのフリマで、Sophiaを買ったんだよね。綺麗だったなぁ」
「ここでSophiaに出会えたのが、あたし、本当にうれしかったの」
瀬莉の言葉にSophiaは軽く瞳を瞬かせて、それからふわりと破顔した。
1
2
3
4
5
…
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
狭間の日
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年02月23日
参加申し込みの期限
2018年03月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年03月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!