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襲われよう、一般人
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午後9時過ぎ。
青山 絢
は従姉と同居するマンションへと急いでいた。今日は放課後に部活がなかったので、読モをしている雑誌「Cutie Kitty」の撮影へ。2時間で済むはずの撮影が長引き、こんな時間になってしまった。もちろん、制服姿である。
ふと壁に貼られたポスターが目に入った。「ねご子」というホラー映画のエキストラ募集の告知である。
実は絢も応募済みなのだ。
演劇部所属で女優を目指す身としては、こういう機会は見逃せない。何事も経験だ。
「オーディションはもうすぐだっけ。……あ、早く帰らなきゃ」
歩き出そうとして、前方に何かの気配が現れたことに気づいた。
思わず身構える。
目に映ったその女は白い服を着ていた。長い髪、そして裸足で立っている。
「何? あの人?」
引き返して回り道をしようか、一瞬、そう考えたが意を決し、歩き始めた。
視線をそらしつつ、女の横、と言っても距離を取りつつ通りすぎる。
その瞬間、全身に鳥肌が立った。強烈な視線を感じ、圧迫感に息が苦しくなる。
反射的に振り返ると、女がギョロリとした目で絢を見ていた。
「あ……あ……」
体の奥から沸き上がってくる恐怖。絢は一歩後退し、次の瞬間には駆け出していた。
「はぁ、はぁっ」
顔だけで後ろを確認すると、女はひとではあり得ない速度で追ってきていた。
「いや、いやーっ」
絢は泣きそうになりながら、ひたすら走る。目についた路地へと飛び込んだ。
帰り道からはずれてしまうが、今は逃げ切らなければ。
「あっ」
街灯のない暗い路地、転がっていた石につまずき、勢いよく転倒してしまった。
「い、痛ぅ」
どうやら膝から血が出ているようだ。
ダメだと思いつつも後ろを振り返ると、女が走ってくる。さらには反対側からも同じ格好の女が迫っていた。
「え?」
分裂したのか、はたまた別の何かなのか。
額と背中に嫌な汗が噴き出す。挟まれてしまった。
「っ……!」
暗闇に目を凝らすと、自分のそばに、さらに細い路地があることに気づいたのだ。迷ってる暇はなかった。横向きになって、体を滑り込ませ、出来る限りのスピードで進んで行く。
「はぁはぁ、いや、もう嫌」
広い道に出た。女が道に出てくる前に近くの角を曲がり、背中を塀に寄りかける。
「お願い、どこかへ行って」
絢は震える両手を組み、そう呟いた。
しばらくそうしていたが、我慢が出来なくなり、そっと角から覗いてみる。
「……いなく、なった? やっぱりあれはねご子?」
「もしかして、ねご子さんに追われてる人なのです?」
「え?」
振り返ると、カメラのフラッシュとシャッターが切られた。
「あっ」
眩しくて、顔を覆う。
「実は私、ねご子さんを追いかけてるのですよ」
高校生くらいの少女は満面の笑みでそう言った。ねご子に取材中の椿美咲紀である。
「お、追いかけてる? どういうこと?」
「幽霊へ直接インタビューなのです」
理解しがたい。
絢が固まっていると、
「おっと、こんなことをしてる場合では。それでは」
少女は元気に手を振って、去って行った。
「何、あれ?」
と、唐突に背後に気配を感じた。反射的に振り返ると、
「ひっ」
目と鼻の先に女の顔があったのだ。
「きゃっ」
腕をつかまれそうになって、思わず飛び退いた。
その反動で再び転んだものの、無理矢理体を立たせて、駆け出す。
と、前方に二つの人影を見つけたが、一人は追いかけて来ている女の姿をしていた。
「ま、また回り込まれた?」
引き返すわけには行かない。力を振り絞ってスピードを上げる。横を駆け抜けたのだが、不思議な格好をした若い男がベロベロと顔を舐められているところだった。
「ひぃっ」
わけがわからない。どういう状況なのか。路地裏でチュウとはよくあるらしいが、あれでは路地裏でペロペロだ。
誰かに助けを求めようにも人の気配はない。見回すと海岸のそばであることがわかった。
絢は石の階段で砂浜へ降りる。
女の気配を背後で感じ、絢は勢い任せに波打ち際まで走る。それから躊躇いなく、海へと飛び込んだ。
ザブンッという音がして、塩辛い海水が口や鼻から入り込んでくる。
「ぷはっ」
ようやく海面に顔を出すと、女の気配は消えていて、空を見上げれば綺麗な星が煌めいていた。
「なんだったの?」
絢の呟きに答えてくれる者はいなかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月27日
参加申し込みの期限
2018年01月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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