寝子島でホラー映画の撮影が行われることになった。
タイトルは「ねご子」という。
内容は、若くしてこの世を去った女性、ねご子が悪霊化して島の人々を襲うというもの。
地元での出演者を募集しているらしく、撮影開始の丁度2ヶ月前にエキストラ募集の貼り紙が寝子島中に貼られた。
募集の内容はこうだ。『ねご子の餌食になる島民求む』。いわゆるホラー映画の冒頭で襲われる一般人役だ。物語の導入に必要な重要なシーンであるが故、募集をしてオーディションを行うとのことだった。
貼り紙が貼られて、二週間後。
寝子島高校二年の
串田 美弥子は電柱に貼られた貼り紙を見、顎に手を当てた。
「そういえば、締切明日なのね」
時刻は夜の七時半を回っていた。珍しく部活が長引き、さらにその後、友達と話し込んでいたらこんな時間になってしまったのだ。
「でもまぁ、かなり応募者が多いって話だし」
美弥子は応募をしなかったが、クラスでは何人かいたようだった。
視線を外し、歩き出そうとして足を止める。
前方に白い服の女が立っていた。前髪で顔は見えない。長い後ろ髪は地面につくかつかないかくらい。露出している腕と足は白く、裸足だった。
「……え?」
今回はホラーチックなお話です。
ホラー映画撮影のエキストラ募集期間に神魂の影響が出てしまいました。
夕方から夜にかけて外出した皆さんは募集の貼り紙が何故だか目に入ってしまいます。
直後、ねご子が現れますので対応してください。逃げたり撃退したりギャグのノリで突っ込んだり、なんでもOKです。
※ねご子が現れると何故か一般の人とは遭遇しにくくなります。反対に神魂の影響に巻き込まれているキャラ同士は出会うこともあります。
現れたねご子にどう対処したかをお書きください。対処の内容によって、結果が変わります。
○ねご子○
白い服、長い髪、裸足の女性。
○ねご子の特性○
①背中を見せると、自転車並の速度で追いかけてくる。
②分裂することもある。
③追いかけている相手のスマホを鳴らしたり、不気味な笑い声をあげることもある。
④追ってこなくなったと思ったら背後に立っている、または反対側からやってくる。
⑤捕まると、顔を舐められた上に噛まれて気絶させられる。
⑥物理攻撃不可。水(水分)を体にかけられると退散する。水の中に入ったものは認識出来なくなるので、逃げ切れる。
ガイドの串田美弥子さんですが、今回は演出での登場ですので絡むことはできません。ご了承下さい。
それでは、ご参加、お待ちしております!