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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
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【三寮祭】星ヶ丘、マスカレード☆
■祭りのあと
星ヶ丘寮祭は、滞りなく終了した。
希望者は緋紅朱 赫乃の薔薇園の美しき薔薇を貰いつつ、それぞれの帰路につき。
寮生もまた、それぞれの部屋へと戻っていく。
八咫 鏡が安全を確認した後、星ヶ丘寮の門を閉じた。
閉門すれば終わり、とは勿論行かない。
（ここからが、また我々の仕事）
実はまだ寮の敷地内に残ってる人はいないか、改めてチェックに回る。
ゴミが落ちていれば、それを拾い。他の見回りの同僚と挨拶し、情報を共有する。
既定の時間に事務所に戻り、深夜帯に働く者と仕事の引継ぎをすれば、やっと、鏡の一日は終わるのだ。
いつもと変わらず、仕事を遂行する一日ではあったが。
（懐かしい雰囲気を味わえましたね）
そう思いながら、事務所を後にする鏡だった。
お部屋公開をしていた寮生、八神 修の部屋。
「シュー君のお部屋も大好評だったみたいですねっ」
「あぁ、楽しんでもらえたみたいでよかったよ」
修の部屋の片づけを行う椿 美咲紀。
修の部屋で打ち上げをするために、美咲紀は自室の猫達も連れて来れば、修の部屋のペットたちと戯れだす。
楽しそうな様子のペットたちに修は労いの眼差しを向けつつ、
「そう言えば、さっきこれを渡されたんだよな」
「何ですかっ？」
修が取り出したディスク。
それは檜扇 舞華によって撮影された今日の祭りの模様。
寮内の仕事も多かったであろう寮生のために、今日のダイジェストが早速作られ、配布されたようで。
「私、エントランスにいることが多かったので、気になるのですっ」
「片付けもだいぶ終わったし、ちょっと見てみようか」
美咲紀が頷けば、せっかくだから、と紅茶とケーキをセッティングし。
落ち着いたところでディスクを再生するのだった。
撮影されたばかりであるため、完璧に編集したものではないが
「短い時間で、よくここまで上手に纏めてるな」
修がそう呟く程、舞華による動画のクオリティは高い。
「あ、私が来訪者さんにお花を飾っている所も映ってるのです！」
ニッコニコの笑顔で美咲紀がドレスアップした来寮者を更に華やかに飾っている。
（仮面を付けていても美咲紀はわかりやすいな）
シンプルで目元を隠すタイプのマスクは、美咲紀の明るい笑顔をむしろ強調しているようにも見えた。
来寮者は皆華やかに着飾り、マスクを付け星ヶ丘寮内を散策している。
画面に映る人々を見て
「あの人はもしかして隣のクラスのあの子かな？」
などと美咲紀と修は推理をして楽しみ。
（……もし、来ていたら、見逃す事なんてないと思うが）
いつの間にか真剣に一人の人物を探す修の姿に、美咲紀はそっと笑むのだった。
「あ、シュー君、サバイバルゲームですよ！」
映像はサバイバルゲームのコーナーへと変わっている。
『さぁ、ここで星ヶ丘寮特別イベント、オオカミ探しのお時間ですよー！』
声優学校にも通う舞華が臨場感たっぷりにナレーションをあてている。
星ヶ丘寮の生徒たちがオオカミとして逃げる姿に修も美咲紀も手に汗握る程。
そんな中、ハンターとして参加していた修と美咲紀の姿も映っていた。
来寮者に道を聞かれ、丁寧に伝える修。
マップを渡したかと思えば……空いた左手でオオカミへとペイント弾を発射。
見事にオオカミを射抜く修に、来寮者は驚きの表情を浮かべる。
「ほぇえ、シュー君流石なのです！」
「まぁ、射撃部だからな。美咲紀だって頑張ってたじゃないか」
「あれはシュー君とのコンビネーションの成せる技なのです！」
軽やかでフェミニンなドレスに身を包んだ美咲紀。
その手には銃が握られている。
足早に逃げるオオカミを、妖精のように舞いながら軽やかなステップで追いかける美咲紀。
あまりの幻想的なステップに、ついオオカミは見入ってしまい。
「オオカミさん、私とダンスを踊りましょう？」
己がオオカミ役だということも忘れ、つい美咲紀に近づいてしまいそうになる。
引き付けるように更に妖精的に舞う美咲紀。
「今ですよ、シュー君」
美咲紀が声を上げれば、オオカミの逃げ道を塞ぐように修が現れた。
「ふふ。射撃部の二人に挟まれちゃいましたねっ」
「俺たちに見つかったのが運の尽きだ」
その言葉が終わると、オオカミの前後に一発ずつ、ペイント弾が撃ち込まれるのだった。
「ほえぇ、あんなにしっかり撮影されてたですね……！」
美咲紀が照れ笑いすれば、
「美咲紀のステップ、とてもよかったよ。あれならオオカミの気を引き付けるには十分だ」
こうして、自分達の活躍や祭の様子を見れば、修も美咲紀も幸せな充足感を得るのだった。
動画を見終わると、二人は場所を変えサンルームへ。
外には綺麗な夜空と星々が２人の疲れを労うように瞬いている。
「シュー君、お疲れ様でした」
「美咲紀も、な」
愛猫を愛でながら、二人は星ヶ丘寮・仮面舞踏会の余韻に浸るのだった。
星ヶ丘寮祭は、滞りなく終了した。
希望者は緋紅朱 赫乃の薔薇園の美しき薔薇を貰いつつ、それぞれの帰路につき。
寮生もまた、それぞれの部屋へと戻っていく。
八咫 鏡が安全を確認した後、星ヶ丘寮の門を閉じた。
閉門すれば終わり、とは勿論行かない。
（ここからが、また我々の仕事）
実はまだ寮の敷地内に残ってる人はいないか、改めてチェックに回る。
ゴミが落ちていれば、それを拾い。他の見回りの同僚と挨拶し、情報を共有する。
既定の時間に事務所に戻り、深夜帯に働く者と仕事の引継ぎをすれば、やっと、鏡の一日は終わるのだ。
いつもと変わらず、仕事を遂行する一日ではあったが。
（懐かしい雰囲気を味わえましたね）
そう思いながら、事務所を後にする鏡だった。
お部屋公開をしていた寮生、八神 修の部屋。
「シュー君のお部屋も大好評だったみたいですねっ」
「あぁ、楽しんでもらえたみたいでよかったよ」
修の部屋の片づけを行う椿 美咲紀。
修の部屋で打ち上げをするために、美咲紀は自室の猫達も連れて来れば、修の部屋のペットたちと戯れだす。
楽しそうな様子のペットたちに修は労いの眼差しを向けつつ、
「そう言えば、さっきこれを渡されたんだよな」
「何ですかっ？」
修が取り出したディスク。
それは檜扇 舞華によって撮影された今日の祭りの模様。
寮内の仕事も多かったであろう寮生のために、今日のダイジェストが早速作られ、配布されたようで。
「私、エントランスにいることが多かったので、気になるのですっ」
「片付けもだいぶ終わったし、ちょっと見てみようか」
美咲紀が頷けば、せっかくだから、と紅茶とケーキをセッティングし。
落ち着いたところでディスクを再生するのだった。
撮影されたばかりであるため、完璧に編集したものではないが
「短い時間で、よくここまで上手に纏めてるな」
修がそう呟く程、舞華による動画のクオリティは高い。
「あ、私が来訪者さんにお花を飾っている所も映ってるのです！」
ニッコニコの笑顔で美咲紀がドレスアップした来寮者を更に華やかに飾っている。
（仮面を付けていても美咲紀はわかりやすいな）
シンプルで目元を隠すタイプのマスクは、美咲紀の明るい笑顔をむしろ強調しているようにも見えた。
来寮者は皆華やかに着飾り、マスクを付け星ヶ丘寮内を散策している。
画面に映る人々を見て
「あの人はもしかして隣のクラスのあの子かな？」
などと美咲紀と修は推理をして楽しみ。
（……もし、来ていたら、見逃す事なんてないと思うが）
いつの間にか真剣に一人の人物を探す修の姿に、美咲紀はそっと笑むのだった。
「あ、シュー君、サバイバルゲームですよ！」
映像はサバイバルゲームのコーナーへと変わっている。
『さぁ、ここで星ヶ丘寮特別イベント、オオカミ探しのお時間ですよー！』
声優学校にも通う舞華が臨場感たっぷりにナレーションをあてている。
星ヶ丘寮の生徒たちがオオカミとして逃げる姿に修も美咲紀も手に汗握る程。
そんな中、ハンターとして参加していた修と美咲紀の姿も映っていた。
来寮者に道を聞かれ、丁寧に伝える修。
マップを渡したかと思えば……空いた左手でオオカミへとペイント弾を発射。
見事にオオカミを射抜く修に、来寮者は驚きの表情を浮かべる。
「ほぇえ、シュー君流石なのです！」
「まぁ、射撃部だからな。美咲紀だって頑張ってたじゃないか」
「あれはシュー君とのコンビネーションの成せる技なのです！」
軽やかでフェミニンなドレスに身を包んだ美咲紀。
その手には銃が握られている。
足早に逃げるオオカミを、妖精のように舞いながら軽やかなステップで追いかける美咲紀。
あまりの幻想的なステップに、ついオオカミは見入ってしまい。
「オオカミさん、私とダンスを踊りましょう？」
己がオオカミ役だということも忘れ、つい美咲紀に近づいてしまいそうになる。
引き付けるように更に妖精的に舞う美咲紀。
「今ですよ、シュー君」
美咲紀が声を上げれば、オオカミの逃げ道を塞ぐように修が現れた。
「ふふ。射撃部の二人に挟まれちゃいましたねっ」
「俺たちに見つかったのが運の尽きだ」
その言葉が終わると、オオカミの前後に一発ずつ、ペイント弾が撃ち込まれるのだった。
「ほえぇ、あんなにしっかり撮影されてたですね……！」
美咲紀が照れ笑いすれば、
「美咲紀のステップ、とてもよかったよ。あれならオオカミの気を引き付けるには十分だ」
こうして、自分達の活躍や祭の様子を見れば、修も美咲紀も幸せな充足感を得るのだった。
動画を見終わると、二人は場所を変えサンルームへ。
外には綺麗な夜空と星々が２人の疲れを労うように瞬いている。
「シュー君、お疲れ様でした」
「美咲紀も、な」
愛猫を愛でながら、二人は星ヶ丘寮・仮面舞踏会の余韻に浸るのだった。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2017年12月24日
- 参加申し込みの期限
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- 2017年12月31日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2017年12月31日 11時00分
