this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
夢?それとも幻? 空飛ぶ巨大なコイを追い払え!
<< もどる
1
2
3
4
5
つぎへ >>
【猫も杓子も上に下にと大騒ぎ!】
たまたま旧市街の港近くを散歩していた
上下 左右
は、空を見上げて一瞬固まり、恐る恐る周りを伺った。
そばにいる住民は、なんの反応を示めしていない。
もう一度、空を見る。
おやじギャグにもならないような非常識を前に、内心絶叫(歓声?)を上げていた。
おおおおお!! 大きな鯉ですわーーー!!
およそ200メートほど先に忽然と巨大な鯉が現れたのだから、当然といえば当然の反応だった。
ただし、ここから先が普通の対応とは違う。
そこはやはり『もれいび』。
寝子島の不思議にかかわり、自らも特殊な力『ろっこん』を使う者だった。
「どうやら他の方は気づいていないっぽいですわね。なんにしても放っておくわけにはまいりませんわ」
とつぶやいたものの、いったいどうしたものか。
左右は物と物の感覚を空けたり詰めたりできるろっこん『Close to you』で、近くのベンチでもぶつけようと考えた。
しかし、実際には難しいことに気がつく。
「物」ではない鯉との間隔は詰められない。
なにか別の「物」との間隔を詰めることで挟むか、鯉の下に移動して足元のなにかと間隔を空けることで真上に打ち出すしかないが、そのためには絶えず動く鯉と自分、間隔を操る「物」の位置関係を計算する必要がある。
「さて、どうしましょう。……って、あら?」
なにより、ろっこんを使う以前の問題が迫りつつあった。
鯉がその大きな目をギョロリと動かして、左右の方を見たので。
「み、見つかってしまったようですわ。ここはひとまず退散ですわー!」
踵を返して走り出そうとした左右は、気がついた。逃げる先に、空を見上げて驚きの表情を浮かべた女性が2人もいることに。
「そこの方々! 見えているなら逃げたほうが良いですわよ!」
とにかく声をかける。
直感に過ぎなかったが、鯉が見えている人は自分と同じように鯉に認識されるだろうと、なんとなく分っていた。
呼びかけられた
響 タルト
は、すぐさま外出時に必ず持っている大きめの水筒を開けて、水をかぶった。
たちまち生える、猫耳と尻尾。
ろっこん『チェシャ猫』で、猫の力を体現した獣人に変身し、横を駆け抜ける左右と一緒に走り出す。
「ねぇねぇ! あれってなんなの?」
「わ、私にだって分かりませんわ! だって突然現れたんですもの!」
「僕が大きければ、かぶりついてやったんだけどなー!」
「そ、れは頼もしいですが、す、少しばかり、相手が悪すぎる、ようですわね!」
高められた身体能力を生かして余裕で走るタルトに、息を切らして応える左右。
巨大な鯉は完全に二人を認識したようで、その巨体を震わせたかと思うと、おもむろに尾で宙を蹴った。
「きたきたきたー!」
「ッ! は、速いですわ!」
冷静に見れば制限速度を守った自動車程度のスピードだったのだが、その大きさゆえに迫力があり、まるで信号無視の暴走トラックか、ブレーキが壊れた新幹線のような印象だ。
その大きな口をあけて迫ってくる姿は目的が明らかすぎて、生物としての根源的な恐怖が湧き上がってくる。
すなわち、蛇に睨まれたカエル。ライオンに追われるインパラ。シャチに襲われるアシカ。
自然界の鉄則。弱肉強食の恐怖だ。
「猫が魚に食われるなんて納得いかないよー!」
「そんなこと言ってる場合ですかー!」
余裕があるのかないのか分からない掛け合いをしながら駆け抜ける2人に、さらに声がかけられた。
「貴女たち、こちらに来なさい! 隠れるわよ!」
仙藤 紫
の呼びかけに慌てて頷き返し、その後を追う左右とタルト。
3人は小さなビルの1つに身を潜めた。
鯉がビルの入口をかすめていくと、空気だけで圧迫感が伝わってくる。
しかし、流石にビルの中までは入ってこれないようで、左右達は一息つくことができた。
紫は急いで走ったために乱れた長めの髪をかき上げて密かに溜息をつくと、年下の女の子2人に尋ねる。
「念のために聞いておこうと思うのだけど、あれが何なのかわかる?」
「ぜんぜん分かりませんわ。突然現れたんです」
「でもさー。たぶんいつものだよね」
もれいびであれば、理解が及ぶ。
ただの人であっても、この一年寝子島で過ごしていればなんとなく分かる。
また「いつもの不思議な事件」が起こったのだ。
紫は軽くこめかみを押さえると、自分の『ろっこん』について伝える。
「私の『ろっこん』は戦うにはむいてないの。貴女たちは?」
「うーん、普通にケンカするぐらいならなんとかなりそうだけど、あれは大きすぎ」
「足場や障害物をつくるぐらいならできますが、私も直接戦闘は難しいですわ」
「なら、逃げるのに徹したほうがよいかしら」
「さっきの感じだとすぐに追いつかれちゃうよ。物干し竿とかで口が閉じないようにしたらどうかなぁ?」
「まるごと吸い込まれそうな気もしますけれど。挑戦するなら協力しますわよ」
「なら私が囮になるわ。ビルや建物を利用して逃げまわるから、隙を狙って」
「ええ! 大変だよ?」
「これでも体力も根性もあるつもりよ。私には攻撃も防御もできないのだからこのぐらいはしないと」
内心の不安は一切見せずに紫は頷いてみせる。
とりあえず、作戦は決まった。
<< もどる
1
2
3
4
5
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
夢?それとも幻? 空飛ぶ巨大なコイを追い払え!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿都
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月14日
参加申し込みの期限
2017年12月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!