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寝子島高校
小学校危機一髪 給食オンザポンポンペイン!
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■スペシャルな朝は唐突に
青い空。白い雲。小鳥のなく通学路。
車が通り過ぎる横断歩道で信号を待っていると、ふとこんな声が聞こえた。
――きこえますか
――きこえますか
――今日のあなたの給食には、ポンポンペインが含まれています
――ポンポンペインです
――どんな方法でも検出できませんが、食べると必ずお腹を痛くする呪いが含まれているのです
――給食が各教室に行き渡るまえに、この問題を解決するのです
――きこえますか
――きこえますか
「ひゃあ!?」
思わず声をあげたのは、ランドセルを背負ったツインテールの小学生。
名を
佐藤 瀬莉
。佐藤さんとかセリちゃんとか、いつも懐中時計をさげているからって時計さんとか呼ばれる子である。最後のは滅多に聞かないが。
「これって……頭に直接聞こえてきてるよね……」
きょろきょろ辺りを見回してみるが、周りにそれらしい人はいない。瀬莉の声に一瞬振り向いたがすぐに興味を無くしたサラリーマンくらいなものである。
口を押さえて、考えてみる。
楽しい給食が終わった途端。空になった食器をトレーごと落としてうずくまる男子。遠巻きに見ていた女子もお腹を抱えて苦しみはじめ、やがて先生や他のクラスメイトたちも痛みになすすべも無く倒れるさま。痛み止めの薬も効かず保健室は満員になり……。
「たいへん!」
常識なんか通じない。これはフツウじゃない事件。
フシギを知ってる私たちの、事件。
瀬莉は心の中で腕まくりをして、青信号の横断歩道へ踏み出した。
風を切ってすすむマウンテンバイク。
ペダルを漕ぐ少女はポニーテイルの髪をなびかせ、猫耳帽子を深くした。
ブレーキハンドルを握ったならば、よく手入れされたブレーキパッドが車輪を止めるブンという音と共に車体が停止。反動を後輪に逃がして横滑りしつつ、少女は――
柚瀬 玲音
は寝子島小学校の裏口へと到着した。
帽子のつばをつまんで上げる。
「あのササヤキがほんとなら、だいじけんなんだよ! よ!」
(校則のハナシはさておいて他の子たちになにか言われるとややっこしいので)マウンテンバイクを裏口にそっととめ、忍ぶように校舎へと入っていく。
目指すは一路、給食室。
謎の呪い成分『ポンポンペイン』が含まれているワゴンは分かっている。なればそれを――。
「他のとまぜちゃえば、うすくなるにちがいないんだよ! ――よ!」
『それは無理なんじゃあ?』と言ってくれるひとは、まだ現われていない。
玲音の見えない反対側。つまるところは正門側。
そびえたつ小学校の校舎を前に、
花ノ木 麗
は決意を固めていた。
両手をグーにして胸に当て、自分に言い聞かせる。
「今日こそ、今日こそみんなとお話するんだ。大丈夫、できる、できる、こういう時のおまじないって……」
そんな時に頭に声が響いたものだから、麗は思わず飛び上がった。
「「ひゃあ!?」」
どどどうしようついに幻聴まで聞こえるようになっちゃうなんて、とうとうおかしくなっちゃったのかな!?
などと思って頭をわしわししていると。
すぐ隣で、同じように頭をわしわししている女の子がいた。
オーバーオールの似合う体育会系。パックのコーヒー牛乳をなんでかいつも飲んでいる、彼女の名は……。
「キリちゃん! きこえたの!?」
「へ?」
視点は変わって
古尾 桐子
。
今朝もコーヒー牛乳がうまいとか思いながら登校するさなか、例のササヤキが聞こえたのだった。
ふわあついにウチが異世界の勇者に選ばれる日が!? とか思ったがそうではない。
どうやら事件は小学校で起きているようで、そのササヤキを、隣の子も聞いていたらしい。
「麗にも聞こえたんスか?」
「き、聞こえたよお。よ、よかったあ……」
「いいこと何もなかったスけど……」
なにを安堵しているのか。
麗のシーソーみたいな情緒を知らぬ桐子である。
「けど、ことは重大っスね」
「うん、だって見つけられない呪いがかかるなんてどうやって説明――」
「今日はコーヒー味のミルクシロップがついてくるのに、それをみすみす差し止めなきゃいけないなんて、残酷な運命ッス!」
「ん?」
麗は、彼女にしてはちょっとつっこんだ顔で二度見した。
「けどウチはやるッス! 正々堂々、おばちゃんを説得して見せるッスよ!」
「う、うん! そうだね! みんなのお腹が痛くなったら、大変だもんね!」
こうして、今朝の即席タッグが結成された。
ポンポンペインは小学生たちのフシギ事件。
しかしコトに気づいたのは小学生ばかりではなかった。
今日がバイト休みのフリーター。
布団からのぞく黒髪は長く、整った顔立ちは女性的。
目を覚まし起き上がる。目は切れ長で鼻筋は整い、そのすこし凹凸のある鼻筋からやっと男性だと分かった。彼の名は
深縹 露草
。
垂れた前髪を手でかき分け、露草はカーテンの切れ目から差し込む光を見た。
「頭の中に響く声。なるほど、ふふ……フシギの事件。これは――」
壁際にかかったハンガーを手に取る。
まるで芸術のように服を脱ぎ、ワイシャツを羽織り、スーツひとそろえを身に纏ってネクタイをキュッと締めれば、驚くことに身支度は完成していた。
「私の出番に違いなしデース。小学生の皆さん、いま行きマース!」
このフシギ事件に気づいた大人がもう一人。
息子にお弁当を渡して残りの家事を片付けんと洗濯物をベランダに干していた主婦。
白石 妙子
だ。
「ひっ!」
頭に響いた声に驚いてハンガーを取り落とした彼女は、落ちたハンガーを拾いながら事の次第を把握した。
把握したと言うか……。
「その話が本当なら、うちの子が原因不明の腹痛に見舞われるってことよね」
ずれた眼鏡を両手で直し、空をちらりと見やる。
世にいる全ての母がそうとは断言できないが、少なくとも妙子は息子の危機を見過ごさない母である。
「わかったわ。これがフツウの人に解決できない事件だっていうなら、やってやろうじゃない」
チャッとかっこうよく眼鏡を外し、空をにらみ付ける。
「待ってて、今行くわ!」
このあと、やっぱり眼鏡無しだとよく見えないなとかけ直した。
トワちゃんファンの皆様、大変お待たせしました。
『トップにトワちゃん出てただろ! まだ出ないのか!』というご意見まことにごもっともでございます。かくいう私も待っていた。
さあ満を持してご覧頂きましょう!
女神っぽいササヤキを聞いて学校に駆けつけた
トワ・E・ライトフェロゥ
の大活躍シーン!
「……て、なる筈だったのデス」
ちょーん。
という効果音が聞こえるほどのちんまりさで、トワは校長室のソファーに正座していた。ソファーに正座って、逆にやりづらい。
「給食室に突撃なんてして、どうしたの? お腹すいたなら、校長のおやつたべるかい?」
低いテーブルを挟んだ向かい側では、みんな大好き雨宮校長がお茶片手にトワに語りかけていた。
そっと出されたどら焼きを手に取り、トワは考えた。
火の玉がごとく給食室に突撃してワゴンごとどっかに持って行けばいいんじゃないかなと思ったトワだが、校長に目撃されてしまったのだ。なまじ優しい校長なので、お咎めナシにしたうえ校長室にご招待されてしまった。このまま校長室でどら焼き食べておしまいになってしまうのか。トワレジェンドは喪われてしまうのか。これで最終回なのか……!?
「いや、まだ終わってないのデス!」
トワの目がキラーンと光った。
どら焼きを大胆にかじり、立ち上がる。
「トワの話を聞いて欲しいデス!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
青空綿飴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月13日
参加申し込みの期限
2017年12月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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