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\ オーバータイム!/
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われわれはにゃんこである!
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■商店街のアイドル:
椿 美咲紀
、黒いネコ
イタリアの港町。白壁と石畳の道を、黒いしっぽが通り過ぎていく。
「ミサキ、おはよう」
開店準備をする花屋のおばさんが声をかけるので、黒いネコ――ミサキはつんと鼻を上げて挨拶をした。
首輪のない、どこかふわっとした毛皮の黒猫。
「ミサキ、今日も元気だな」
「やあミサキ」
「肉屋が開くよ、いっておいでミサキ」
商店街の人たちが声をかける。誰が呼び始めたのか、黒猫はミサキという名前でした。
ミサキは声をかける人々に自分なりの挨拶をして、一路肉屋さんへ。
朝から活気に満ちた商店街。そのなかほどにある肉屋さんにも、一日中誰かがやってきます。
「いらっしゃい、今日もいつものだね」
常連のお客さんに挽肉のパックを翳す肉屋のおじさん。
ありがとう。一緒にこれこれをくださいな。そんな風にいうおばさんと陽気に会話をしていると、足下から『にゃあ』という声が。
おばさんは『こんにちはミサキ。お買い物かしら』と微笑んだ。
そして肉屋のおじさんはカウンターの向こうから顔を覗かせて。
「いらっしゃいミサキ、今日もいつものだね。裏へおいで」
そう言って、手招きをしました。
一度お店を出て、お店用の裏口から入ると肉屋のおじさんがローストした鶏肉を小さくナイフで切っていた。
それを貰って、ミサキははむはむとやった。そんなとき頭を撫でるので、ミサキはこれもお仕事なのかな……と思ってちょっと誇らしげでした。
しばらくご飯を貰った再び出発です。
ここはミサキの商店街。アヤシイやつがいたらしゅぱっと捕まえてやっつけるのです。
肉屋さんや魚屋さんを狙うネズミは、ミサキのおかげでめっきり減りました。
四角いカフェの看板にぴょんと飛び乗れば、杖をつく老夫婦が通りかかり、帽子を脱いで挨拶をした。
首を傾げて『にゃう』と言って見せれば、砕けるように笑ってくれる。
背中をすこしだけなでりとやってお店に入っていく老夫婦を見て、ミサキは誇らしげにしっぽを立てました。
ここはイタリアの港町。
ミサキは、みんなのネコ。
■下町探偵:
新田 亮
、灰色のダンディズム
俺の名はリョウ。
二つ名は灰色のダンディズム。
横町の外飼い猫たちを仕切るボスだ。
すこしごわついた灰色の毛皮を見れば、野良猫たちも身をすくめる。
そんな俺の日課が、橋のたもとで昼寝をすることだ。
人目につかなくてひんやりとしたここは、一番のお気に入りなのだ。
今日も平和に昼寝を楽しんでいたのだが……。
せせらぎに目を覚ますと、走る子供の足音がした。
子供は嫌いだ。すぐに背中や頭を撫でようとする。酷いときにはしっぽを掴むやつもいる。
とはいえこっちも紳士。子供に手を上げるようなことはしない。
相手が紳士的に接するなら、挨拶のひとつもしなくちゃな。
そう思って川辺に出れば、黒いランドセルと小さな背丈が見えた。
予想通り子供のようだが、決して俺に会いに来た様子じゃあない。
なぜなら手すりに寄りかかって川をじっと見つめているからだ。
何をしようというのか?
暫く様子を見ていると、少年は何かを川へと投げ込んだ。
ネコの本能が投げられたものを目で追う。
スローモーションになる世界の中で、回転するピンク色の物体が俺になにかを思い出させた。
我が家にすまう人間。その家の娘は、赤いランドセルにあのピンクのストラップをつけていた。
ネコの本能は反射的にストラップを追いかけたが、俺の理性もまたストラップを追いかけていた。
川に飛び込み、流れていくストラップをくわえる。
ずぶ濡れで川から上がった俺を見つけた少年が、くわえたストラップに気づいて怒鳴りつけてくるが……なに、知ったことじゃない。
俺は少年が追いつけないほどの速さと身軽さで町の中へ消えてやった。
家に帰ると、人間の娘が俺のくわえていたストラップに気がついた。
なにやら呼びかけ、俺を急いで抱え上げるとそのまま風呂場へと走り出す。
おいやめろ、風呂場は嫌だ。あちこちをスポンジでこすられたり抱えられるのはごめんだ!
……などという抵抗はむなしくも潰え、俺はいい臭いのする毛皮をふかふかさせたまま娘に抱えられていた。
不満ながらも、ネコの本能が腕の中のぬくもりに安らぎを感じ始めていた。
もはやまぶたも重い。
考えるのは、眠ってからにしよう。
■我が家の天使:
花椿 涼太郎
、アメショ家族
ニューヨーク。時としてNYと略されるカオスの町。
あらゆる国籍の人間たちが行き交い裏通りにはヒップホップ表通りにはストリートミュージシャンが賑わい巨大モニターには今日も動画サイトのトップランキングが流れている。
そんな町の光景を見下ろし、ワイングラスを揺らす者がひとり。
「にゃっはっは――」
否!
一匹!
「にゃーっはっはっはっはーぁ!」
ワイングラスに頬をぐいっとすりつけて、アメリカンショートヘアのにゃんこが高笑いした。というか、くあーっとあくびをした。
赤いキレイな首輪には『ニャウ太郎』という日本語が刻まれている。ジャパニーズアニメイションフリークのご主人によってつけられたこのパーフェクトプリティーな名前に、ニャウ太郎は大満足だった。それになにより……。
小さな窓から見下ろす巨大スクリーンには、ポテトチップス『リャリングルス』の箱に頭から入ってごろごろ転がるニャウ太郎の映像が流れているではないか。
理由はよく分からないがきっと全人類がニャウ太郎の美しい毛皮と瞳にメロメロだということに違いない……と、ニャウ太郎は思っていた。
「ふぅん……おっとそろそろお手入れの時間だ」
つけてもいない腕時計をちらりと見てから、ヒュンと素早く化粧台の上へ。
開閉式の三面鏡を器用に手(にゃんこの前足のことはおててと呼ぶ)で開けると、首輪の位置をかりかりと調節した。
更に手ぐしで顔を整え、ぺろぺろと身体の毛皮をふかふかに整えていく。
「今日の僕も……美しい!」
しゅっと背筋を伸ばして座ってみせる。鏡に映ったその姿にうっとりと目を瞑りちいさく首を振った。
いつまでもこの恍惚に浸っていたいそうになったニャウ太郎だが……ハッと目を見開いた。
鏡にうつるはるか後方。具体的にはキッチンの窓が、ほんの僅かに開いているではないか。
「これはいけない。僕がより美しくなるチャンスを逃すだなんて――」
ぴょんとキッチンの窓辺へ飛ぶと、頭でぐいっと窓を押し開く。
「あってはならないことさ!」
美しく窓の隙間をくぐり抜けると、マンションの外壁についたわずかな出っ張りを駆け抜け、隣の家のベランダへジャンプ。手すりを走ってもうひとつ隣へ。
するとそこには美しい花園が広がっていた。人間の言葉でベランダガーデニングらしいが、きっとニャウ太郎をたたえる言葉かなにかだろう。
「美しいお花さん。今日も綺麗に咲いているね。さあ、僕と一緒に行かないかい?」
赤い花に語りかけ、ぷちんと一つだけ摘み取っていく。
がちゃがちゃと鍵の開く音。
扉が開けば、眼鏡をかけたそばかす顔の女性が現われる。ご主人のカメリアだ。
待っていたとばかりに玄関マットの上に座ったニャウ太郎は、くわえた赤い花をそのままに小さく首を傾げて見せた。
『まあ!』なんて両手を頬に当てて目を輝かせるカメリア。
慌ててスマートホンを取り出して写真をとりはじめる様子に、ニャウ太郎はしかたがないなとばかりに手招きをした。
そしてパチンとウィンク。
「今日もバッチリさ。僕の美しさに癒やされておくれ」
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担当ゲームマスター
青空綿飴
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月09日
参加申し込みの期限
2017年12月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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