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\ オーバータイム!/
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われわれはにゃんこである!
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■きわめて優秀なるアシスタント君:
真境名 アリサ
、三毛猫のおしごと
細長い三角屋根の並ぶ町。かかる運河を小舟がゆく。
オレンジ色の光が漏れる窓辺には、三毛猫が一匹。名をアリサ。
ぺろりと舐めたおててで顔をぬぐい、すこし眠たそうな目で運河を見つめた。
ここはベルギーの川沿い。
家のご主人は……。
『もう一日お願いします! 今日中に終わるんです! 絶対です! えっ、ゲームの音? ちがうちがう!』
ご主人は今日も騒いでいる。こんな時は高いところに飛び乗って、狂乱が過ぎるのを待つのが常識だ。
けれど。
「にゃん」
一声かけて机にのぼり、回り込むように膝に乗る。
ご主人の表情はとても険しいが、鼻先でツンとしてやると崩れる。
そのうえ頭を押しつけてすりすりとしてやれば、いつもの穏やかなご主人だ。
穏やかなになったご主人はいつものように机に向かい、アリサを膝にのせたままなにかを始める。
アリサはいつからか、これが自分のお仕事だと気がついていた。
この家にはいつもお客さんがやってくる。
ときどき、多いときには毎日。極端なときには一日中いるときもある。
そういうときは決まって険しい顔をしていて、ご主人をにらみ付けてとても恐い空気を作っていた。
ネコとしてはやり過ごしておくのが常識だし、なんなら窓からするっと外に逃げ出してひなたぼっこでもしながら嵐が過ぎるのを待ってもいい。
けれど、これもアリサのお仕事だ。
合い鍵を使って入ってきたお客さんに、まずは足首に頭をすりつけるようにしてご挨拶をする。
アリサを無視できないお客さんは頭を乱暴にぐりぐりと撫でるが、前足を上げて伸び上がるようにすりんとしてやるとお客さんの表情がすぐに砕けた。
ついでに目をまあるくして見つめてやれば、笑顔にだってなる。
放置してご主人の部屋に行かせれば嵐が起きるが、笑顔にしてから行かせればそんなことはない。
今日も我が家は平穏。
アリサは窓辺にごろんと転がり、ひなたぼっこを始めた。
この家は大好きだ。
ネコにひどいことをする人間もいないし、毎日ご飯をくれる。
和ませてあげればよく撫でてくれもする。
そんな毎日を守るべく、アリサは今日もお仕事にはげむのだ。
『可愛らしい』というお仕事を。
■大冒険こそ人生さ:
八神 修
の華麗なる猫ライフ
イタリアの港町に、チャトラ柄のネコがいた。
歩き姿もよちよちな、小さなネコだ。
世のネコたちの例にたがわず、沢山の兄弟たちと一緒に生まれた。
ネコが兄弟を沢山生むのは、生き残るのが難しいからだ。
大人のネコはさほど多くないけれど、大人たちも沢山の兄弟と一緒に生まれたと聞く。
ならばこの世で生き残ることこそ、大人になるということなのだ。こうしてチャトラ柄の子猫は、幼くして大人になるすべを学んだ。
外の世界は誘惑と危険に満ちていた。
緑色に生い茂る草花のさきには目を引く色の花が咲き、風にゆれては子猫を誘う。同じように誘われてやってきた小さな蝶を追いかけて、どこまでも走って行きたくなってしまう。
それでも子猫の身体は小さいもので、暫く走ればお腹がすいて、母猫が呼ぶ高い声に全速力で駆け寄るのだ。
兄弟たちと先を争うようにしてお乳を貰い、お腹いっぱいにしたらお腹にあつまるようにして眠る。
沢山食べて沢山眠ることが、大人への道のりなのだ。チャトラ柄の子猫は、それを悟っていた。
やがて、母のお乳でお腹が満たされない季節がやってきた。
自分が少しだけ大人になったのだと実感すると共に、チャトラ柄の子猫は自ら餌をとるすべを学ぶことになる。
ある兄弟は飛ぶ虫をとらえ、ある兄弟は草をむしる。
そんな中で、あるチャトラ柄の子猫は別の道を探り始めていた。
この世界で生き残ることが大人になるということならば、長く長く餌を得る方法を知らねばならない。
学習することを、知らねばならない。
チャトラ柄の子猫は、大人になるすべを学び始めた。
安息は長く続かない。
母の保護は永遠ではない。
チャトラ柄の子猫が初めてそれを知ったのは、母のお乳が出なくなった時。次に知ったのは、すみかにしていた小屋が無くなった時。
一箇所に沢山暮らすには餌が足りなさすぎる。
ある者は偶然に、あるものは自発的にすみかを離れていった。
チャトラ柄の子猫は生きるすべを貪欲に学んだ。
毎日生きるだけの餌は膨大だということ。
安全な寝床は限られていること。
それらを得ることは、たった一人ではかなわないこと。
空腹をこらえるようにして海沿いを歩いていると、沢山の餌が積み上がった山を見つけた。
それが自分一人で手に負えるものでないことは、それまでの経験で分かっていた。
餌を目当てに集まる鳥。自分よりも大きなネコ。
彼らが全て持ち去るであろうことは明白で、チャトラ柄の子猫にできることはない。
だがあるとき、ネコの一人に声をかけられた。
集会への誘いである。
集会は知識の宝庫だった。
人間に餌を貰う方法。餌をくれる人間の場所。安全な寝床と、それをパトロールするコミュニティの存在。
彼らに加わったことで、チャトラ柄の子猫は生きるすべを獲得した。
港のパトロールをして、鼠や鳥が場を荒らすのを阻むすべを学んだ。
チャトラ柄の子猫が子猫とは言えぬほどに育った頃、遠くに見える船影と夕日に目を細めていた。
船には人間がのっていて、沢山の餌を運んでいる。
ほとんどは人間の餌だが、その一部を自分たちに分けてくれる。
その見返りとして、自分たちはここを縄張りとし、鼠や鳥に荒らされないように見張り、時として戦った。
チャトラ柄のネコは、大人になったのだ。
「やあ、シュー。今日も見回りご苦労さん」
大人ネコ、シュー。
彼の、華麗なる猫ライフ。
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担当ゲームマスター
青空綿飴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月09日
参加申し込みの期限
2017年12月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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