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カプセルギア・アーケード ベースガードマッチ!
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■勝敗の行方
ぶつかり合う鋼と鋼。
黒煙があがり、炎があがり、破壊があちこちに満ちてゆく。
カプセルギアたちは、ギアマスターたちは、幾度となく爆死とリスポーンを繰り返しては永遠にも思える数十分を戦っていた。
その中で彼らはおのおのにとって最良のポジションを見いだし、最適化を進めていく。
まるで生物が死と誕生の歴史をへて進化するように、即席で組まれたランダムチームの結束は高速で強まり、そして最良の形が形成されていく。
やがて勝負は、互いのタワーの破壊まで後一歩というキワへと至っていた。
「ここから先は、一歩たりとも通さぬ!」
壊れかけのビルの屋上から見下ろすシルエットは、
煌 白燕
の『サンゴクナイト』。
そしてその後ろにて背中合わせに立つ
城ヶ崎 梨々子
の『プリンセスダンサー』。
「なんで私が防衛側なんですの。華麗なプリンセスダンサーが敵陣を切り抜けてこその……」
「鉄壁のサンゴクナイト、俊足のプリンセスダンサー。二機の相性は完璧だ。美しく派手な機体は敵の注意を嫌でも引くだろう。防衛にはこれ以上とない」
「う、うつくしい!? ホント!?」
梨々子が目をキラッキラにした。
一方で、タワーへ順調に侵攻していた二機のカプセルギアたちはサンゴクナイトたちを見上げて立ち止まっていた。
鈴島 クミ
の『スクラップトレジャー九三式(ST93)』。そして
陸堂 源次
の『カオスダイバー』だ。
「クミ、どうする?」
「決まってるでしょ!」
ST93は刀を構えると、ずんずんと前へ出た。
その眼前へと着地するサンゴクナイト。
「その立居振舞……サムライか」
「そっちは、中国の武将みたい」
二機は暫くにらみ合い、そして唐突にぶつかり合った。
剣と剣がぶつかり、スパークがはしる。
「相手にとって不足なし!」
その一方でではプリンセスダンサーが空中を回転しながら跳躍していた。
カオスダイバーがチェインガンで打ち落とそうとするも回転するドレスのような刃によって次々と払われ、プリンセスダンサーは着地と同時に凄まじいスピードで走り出す。
負けじとローラーダッシュで併走。
プリンセスダンサーのリボンとカオスダイバーの射撃が目にもとまらぬ速度で無数にぶつかり合っていく。
そんな中で源次は冷静に頭を動かしていた。
サンゴクナイトとプリンセスダンサーは強敵だ。簡単に倒せる相手じゃない。
しかしコンビプレイには一日の長がある。いつも見ているクミの癖。タイミング。それらを加味して――。
「クミ、そのまま」
カオスダイバーは打ち合いの途中で急に反転。グレネードランチャーを撃った。放たれた爆弾が何も無い地面をはねて爆発。
が、その爆風が走り出すST93の背を急激に押した。
間合いを完璧に計って打ち払おうとしていたサンゴクナイトの計算が狂ったのは言うまでもない。サンゴクナイトの分厚い装甲が、ST93の高周波振動式無銘刀によってばっさりと斬られたのだ。膝を突くサンゴクナイト。
「捨て身の一撃とは」
「かぷぎあ道とは死ぬことと見つけたり……なんてね」
「なるほど、サムライ……か」
倒れるサンゴクナイト。しかしサンゴクナイトが極限の中で繰り出していた電撃がST93に伝わり、こちらもまたあちこちに小爆発を起こしてうつ伏せに倒れた。
「相打ちか。相手もやるね」
急速反転したカオスダイバーは背を大きく破壊されて転倒。残ったプリンセスダンサーは、敵機に敬意を表するように深く頭を垂れた。
攻勢に出ていたのはクミと源次ばかりではない。
椿 美咲紀
&
八神 修
による合体カプセルギア『明星皇』。そしてその頭上を飛行する
新田 樹
の『悟空』。
彼らは自軍のタワー防衛を仲間に任せ、一気に敵軍のタワーへと迫っていた。
「このまま行けばタワーだ。一撃必殺を叩き込んで勝負をつけるぞ」
「オッケー、空を飛ぶ敵は私に任せ――」
周囲をくるりと見回した悟空。その脇腹に、突如として何かが激突した。
何かなんて言い方は小さすぎる。
カプセルギアそのものが、全重量とジェット推進の速度をのせて体当たりを仕掛けたのだ。
「わわ……!」
バランスを崩しそうになって空中でスピンする悟空。
半透明なシルエットががしゃがしゃと変形し、空に一機のカプセルギア……
仙藤 蒼
の『ナイトヘッド・ブルース』が現われた。
「おっと、それ以上は行かせられないかな」
「飛行タイプだね。けどここで足止めさせてもらうから――念力ハンド!」
悟空が左腕を突き出すとナイトヘッド・ブルースの動きが明らかに鈍った。無理矢理引き寄せられているのだ。
「この……!」
足からのジェットで抵抗しつつ、アサルトライフルの射撃を浴びせるナイトヘッド・ブルース。
「今のうちに先に行って!」
「かたじけないのです!」
「美咲紀、どこで覚えたんだそんな言葉」
タワーへ向けて走り出す明星皇。だが、その足下を巨大な波動光線が通過した。
寸前のところで美咲紀が制動をかけなければ直撃していたはずだ。
「わわわ! 何者ですか!」
「名乗るほどじゃ、ない……」
ビルの影から飛び出したのは
スピカ・フォーツ
の『シリウス・プロト』。
白狼のような四足歩行型カプセルギアが明星皇の周りを走りながら、展開した小型ビットによって牽制射撃をしかけてくる。
「シューくん、放置するにはチョット……」
「分かってる。美咲紀の機体は直接戦闘に関する能力が低い。合体した明星皇といっても、あの波動光線が直撃したらマズイだろう」
「けどあっちは防御が薄そうなのです。電子シールドとセンサージャマーで――」
「それは対策済み……」
シリウス・プロトはヘッドパーツの電子戦装備を動かして明星皇の電子的な攻撃を打ち払った。
射撃の狙いを無理矢理外させる試みを妨害したのだ。
「それなら――!」
美咲紀と修は力を合わせて明星皇ナックルを発動。拳に集めたエネルギーで相手を粉砕する一撃必殺だ。
それを、二人がかりで電子戦と平行して行なうというのだ。
「それは流石に……」
実質的に二対一。スピカのゲームセンスを持ってしても計算と動作が追いつかない。
だが、二対二となればどうだろう。
どん、という音が始まりだった。踏み出した明星皇の足下に設置された地雷が発動し、急速展開された植物のツタめいた物体が明星皇の足に絡みついたのだ。
「ひいっ、拘束トラップ! 私の芸風なのに!」
普段植物系を自分の芸風にしていた美咲紀が悲鳴のような声をあげた。
さもあらん。動きのとまったこちらを、とんでもないものが狙っていたのだから。
「エネルギー充填開始! アンカー射出、脚部固定! 目標、ロックオン!」
遠く離れたビルの上から、
白 真白
の『ネージュリェーツ』が狙いを定めていた。
アンカーによってしっかりと固定されたボディ。胸に光る黄金のレンズにエネルギーの光が満ちていく。
「充填完了――ファイヤー!」
ネージュリェーツの砲撃。と同時にシリウス・プロトも背中の試製波動砲を発射。
「美咲紀、防御を捨てる! 反撃だ!」
修は咄嗟に右拳をパージするとライフルを露出させネージュリェーツに発射。胸のレンズから放つエネルギービームをシリウス・プロトへ発射した。
交差し、ねじれあう光線。
あたりが激しい爆発につつまれる。
「ひゃあ!?」
爆風にあおられた悟空は伸ばしたロッドをビルに食い込ませて吹き飛ぶのを免れたが――その爆風に乗って突っ込んできたナイトヘッド・ブルースの翼が直撃。
ばきんとボディパーツを破壊され、転落していった。
広がる爆発。やがてナイトヘッド・ブルースまでも巻き込まれ、その余波によって白組タワーはびりびりと揺れ、そして傾いた。
だがしかし、そのまま倒れることは……なかった。
すぱん、という音が聞こえるかと思うほどの鋭い斬撃が紅組タワーを襲った。
ここぞとばかりにポジションを上げたプリンセスダンサーのリボンスラッシュである。
ずずんと今度こそ明確な音をたててくずれ、倒れる紅組タワー。
その光景にくるりと背を向けて、プリンセスダンサーは深々と頭を下げた。
カプセルギアの表情は、どこか強敵への深い敬意があったように、見えた。
■明日も明後日も
「勝者――紅組!」
会場をゆるがすかのような歓声の中、ゴーグルを外すギアマスターたち。
操縦席を出て、ぐらぐらとした感覚が残ったままの頭で手をさしのべる。
その相手はチームメイトであったり、対戦相手だったりした。
しかしその全てがぎゅっと握られ、硬い硬い握手が交わされる。
「今回は負けちゃったけど、いい戦いだったね!」
「連携がうまくいったしね」
鈴島 クミ
と
陸堂 源次
。二人のもとに、
煌 白燕
が現われにっこりと笑った。
「ありがとう。いい勝負だった。またやろう!」
端末を翳す白燕に、二人もまた頷いて、端末を翳して見せた。
「いい作戦だったが、相手もまた強力だった。まだまだ上を目指せるな」
「はい、向上心なのですよ!」
グッとガッツポーズをとる
椿 美咲紀
。苦笑する
八神 修
。
白 真白
が握手を求める代わりに端末を翳し、カプセルギアのアプリケーション画面を表示して見せた。
「リベンジ、待ってるよ!」
「勿論。次は負けない」
「ふう、お腹いっぱい。めいっぱい戦ったなー」
新田 樹
がそれこそ満腹そうな顔で額の汗をぬぐっている。
城ヶ崎 梨々子
が腰に手を当て、ずずんと彼女の前に立った。
背丈の違いがかなりあるので、ものすごく身体を反らして立った。
「え、ええと」
勝ち誇って高笑い……と思ったが、なんだかそれは違う気もする。
梨々子は言葉に迷ったあと……。
「楽しかったですわ!」
口突いたように出た言葉に、思わず口に手を当てる。
樹はきょとんとして、そして砕けたように笑った。
「うん、私も楽しかった。またやろうね!」
「機体制御も火力も充分。けれど砲撃時はどうしても無防備になる……課題か……」
端末をにらんでぽつぽつと独り言を述べる
スピカ・フォーツ
。
その横に、
仙藤 蒼
がスッと並んだ。携帯ゲーム機を取り出して起動させ、自分のユーザー画面を見せた。
「……それは」
「さっきはすごかった。けど負けっ放しは性に合わないのよね。もう一回やらない?」
携帯戦記カプセルギア・アーケード。
ギアマスターたちはギアバトルを通じて魂を通わせる。
今日も、明日も、明後日も。
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あとがき
担当マスター:
青空綿飴
ファンレターはマスターページから!
鋼と鋼がぶつかり合うカプセルギア・アーケード。
いつものギアバトルとはひと味違った電脳バトルはいかがだったでしょうか。
今も広がるカプセルギアワールドには、様々なシナリオガイドが出ております。まだカプセルギアを持っていないと言う方も、この気に作ってみては?
それでは、次のギアバトルでお会いしましょう。ごきげんよう!
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定員
10人
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10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月04日
参加申し込みの期限
2017年12月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月11日 11時00分
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