this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ある触れたくない何か
<< もどる
1
2
3
4
つぎへ >>
休日のある日、
御巫 時子
は、小さな鳥の雛を見つけた。周りには餌を取りに出かけているのか、親鳥の姿は見えない。傍の木を見上げると、上の方に巣があるのが見えた。
「落ちてしまったのですね」
時子は雛をそっと拾い上げた。片手の中だけで収まるくらいの大きさである。下がただの固い地面ではなく、いくらか雑草が生えていたからだろうか、幸運にもけがはしていないようだ。
少しつま先立ちして、雛を包んだほうの手を巣へ向かって伸ばす。なるべく驚かせないように、ふわっと雛を返すよう努めて。
雛は無事に元の巣に戻すことができた。だが、そこで安心したのがいけなかった。
「……っ」
足が滑って、時子は木の近くを流れていた小さな川に落ちてしまった。雛に意識を集中していて、今まで気づかなかった。水量は膝下くらい。尻もちを着くことはなかったが、水がはねたせいで、上半身のほうまで濡れてしまった。
「くしゅんっ」
ポケットからハンカチを取り出して拭こうとするも、そのハンカチ自体も少し濡れてしまっていたため、拭いてもあまり効果はなかった。このままでは風邪を引いてしまいそうだ。
(早く寮に戻ったほうが良さそうです)
時子は小川から出て、寮へ向かって歩き出す……そのときだった。
「御巫さん?」
急に声をかけられて驚いた。声をかけてきたその人は、寝子高の
五十嵐 尚輝
先生だった。
(尚輝先生にお会いできたのは嬉しいですが、今は近づけないので……)
上半身にまで水しぶきが飛んで濡れているため、いつものように時子から近づくことは難しい。
まさか、先程の川に落ちたところを見られていたのだろうか。小川を出てから声をかけられるまでの時間を考えると、見られていたとしてもおかしくはない。
そのことも含めて、時子は恥ずかしくなった。
「おはようございます……」
一定の距離を置いて、時子は五十嵐先生に挨拶する。
(いつもなら近いと嬉しいですけど)
いつもなら。濡れていなければ、もっと時子から距離を縮めていくのに、この状況はとても残念だ。学校の外で五十嵐先生に会えることはそうよくあることではない。
「えっ……?」
突然、空けていた距離が縮んだ。時子が近づいたわけでも、五十嵐先生が歩いて近づいてきたわけでもない。しいて言うなら、いきなり目の前に五十嵐先生がワープしてきた、そんな感じである。
それだけでなく、なぜか時子と五十嵐先生の手がくっついていた。手を繋ぐとはまた違う。指先が触れ合っている、ただそれだけだ。それだけだけれども、時子が驚いて反射的に手を引くと、離れず五十嵐先生の手も引いた方へ動いた。
「離れないですね」
この不思議な現象に、五十嵐先生は首を傾げている。
普段の時子なら、この現象は嬉しいと思う。けれども、川に落ちて濡れている今は、嬉しい気持ちより申し訳なさのほうが大きかった。時子の指先は冷たい。その冷たさはきっと五十嵐先生の指先へ伝わってしまっているに違いない。
「すみません……」
「この現象は御巫さんのせいじゃないでしょう」
川に落ちたことは忘れてもらえると嬉しいのだが、どうだろうか。いや、今はこの不思議な現象に先生の意識が向いているから、たぶん大丈夫だと信じたい。
「顔が赤いです。寮に送ります」
「尚輝先生まで濡れては困りますし、私は大丈夫ですので……」
けれども、五十嵐先生は歩き出す。指先が離れないため、時子は指を引かれるまま、五十嵐先生について歩き出すしかなかった。
<< もどる
1
2
3
4
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ある触れたくない何か
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
鳴葉ゆらゆ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月29日
参加申し込みの期限
2017年12月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!