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にゃんこのがっこう、はじまるよ~!
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【講義】
*人をメロメロにするテクニック*
「『人間の目を特に何も考えずにひたすらじっと見つめる』。これが基本中の基本だ。わかったかにゃ?」
スカイ先生の声が響きます。それをちょっとアンニュイな表情で聴いているにゃんこはハヅキ(
三宅 葉月
)です。
翡翠のような輝く瞳、滑らかな黒い毛並み。美しく忘れられない印象を残す彼女は、気怠く周囲を眺めます。
サバトラに茶トラに白猫黒猫三毛猫。様々なにゃんこ達が、人間と仲良くする……と言うよりかは手玉に取る……ために一生懸命勉強しています。
(猫にもこんな学校がある事を知ったら、人間はどう思うかしら、ね)
そう考えると何だか不思議で面白くなってきます。ハヅキはふふと微笑を浮かべると、また気怠く、時に興味深く先生の話に耳を傾けます。
一見睨みをきかせているのかという目つきでスカイ先生を見ながら、しっかりノートにとっているのは、アヤカ(
綾辻 綾花
)です。
彼女は灰色のハチワレ猫。その顔は何だかテオにそっくりです。目つきはちょっと悪いけど、テオとは違い、人懐っこく愛嬌たっぷり。アヤカは実習に向け、先生の話を真面目に聞いています。
オサム(
八神 修
)も前の席でしっかりと講義を聴いています。美しい三毛猫のオサムはなかなかモテモテです。そしてフェミニストでもあるオサムは、隣りの可愛い白猫にも、ちゃんとノートも見せてあげます。
「実習? 俺は『メロメロテク』の方だよ。君はどっちにするの?」
社交的で優秀なオサムは、しっかり学校生活を楽しんでいるようです。
「ハイハーイ!」
元気な手が挙がりました。ほんわか色合いが可愛い、パステル三毛猫のミサキ(
椿 美咲紀
)です。
(にゃんこの学校! 可愛いにゃんこがいっぱい! テンションが上がるのです!)
自分もにゃんこなのに、ミサキはとっても嬉しそう。大きくしっぽを揺らしながら、ニコニコと先生に訊きました。
「可愛いは正義! 仔猫の時ならもうそれだけで人間なんていちのころろんメロロンになるのは間違いないとおもいますが、ならば大人のにゃんこでも使えるテクはあるのでしょーか?」
ミサキの質問に、スカイ先生はふむと頷きます。すると別の席から何とものんびりした声が聞こえました。
「先生ー、てきとーにごろごろ言って転がってればいいと思うんですけどぉ。だめ?」
つやつやした毛並みをした金色の輝く瞳を持つ黒猫、ユキナ(
壬生 由貴奈
)はそう言うと、くあぁ~っと眠そうに口を開け、むにむにとまた閉じました。
その様子にスカイ先生は、コホンと咳払いをして言いました。
「確かに猫好きにゃ人間に対してにゃら、転がってるだけでも問題にゃい。しかし、それ止まりではダメにゃのだ!」
クワッとスカイ先生はその歯を見せ、声を大きくしました。
「最大限の魅力を見せつけ、人間を骨抜きにさせる。その先に寝転がってにゃにもしにゃくてもいい生活が待っているのだ。それを皆ゃ、忘れにゃいように!」
おお~と生徒達から感嘆の声が上がりました。アヤカは『最大限の魅力!』と大きく赤ペンでノートに記します。そしてうまくノートをまとめられない隣のにゃんこにも、笑顔で見せてあげました。
ユキナは先生に、そのしっぽをのんびりゆらゆらと揺らしながら訊きました。
「じゃあ、適度にかまってかまってーってさりげなくアピールしてみるのはどうですかぁ? でもあんまりしつこいと逆に嫌われちゃいそうだよねぇ」
そこに、落ち着いた声がしました。
「そうだよね、そこら辺が難しいよね」
真ん中の席でしっかりと講義を聴いていたかーさ(
恵御納 夏朝
)です。橙と白のふわふわ毛並みが可愛らしい、手足としっぽの先が真っ白の靴下猫のかーさは、ちょこんと顎にぷにぷにの白い手を置き、考えています。少し大人しいにゃんこですが、人間といい関係を築きたいといつも思っている彼女。その気持ちをよく分かっているスカイ先生は優しく微笑んで言いました。
「だからこそ学ゃぶのだよ、かーさくん。お互いがいい気持ちのまま、人間は癒やされ、我々は楽を出来るようにね」
……深いんだか浅いんだか分からない講義ですが、生徒一同はじーんと感じ入っています。スカイ先生は明るい声で続けます。
「では、ミサキくんが言っていたテクニックだが、ゴロゴロ喉を鳴ゃらすのは基本だにゃ。その上で人間の足元に邪魔ににゃらにゃいようにまとわりつく。これが少し難しいが……」
実践的な内容に、午後から実習がある生徒達は真剣に聴き入ります。涼しい顔で聴いていたハヅキも、
(確かに人間はこれをやられると弱いかもね)
と興味深く頷いています。するとオサムがスッと手を挙げ発言しました。
「先生。猫好きな人間を見分ける方法などはありますか?」
「面白い質問だにゃ」
スカイ先生は爽やかに笑って答えます。
「我々と目が合った後、ふらふらと近寄ってくる。それが猫好きの人間だ」
「おー、スカイ先生さすがなのです! と言うかセンセくらいチャーミングでカッコよければ、人間が近寄ってくるのも当然かもしれないのですが」
「まあ、実習で色々試してみるといい。ああそうだ、『人間に腹を見せる』というテクニックは、じっくり相手を見極めた後だぞ、いいにゃ?」
へえー、とミサキの口がまん丸く開きます。そして、
「じゃあセンセ、地域猫が道行くニンゲンをメロメロにして、あわよくばオヤツゲットなんてするプチテクニックは無いでしょーか?」
なんてまた元気に訊く彼女を見ながら、かーさはうーんと考えていました。
(人間さんをメロメロ……っていうのは少し恥ずかしいけど、和ませたり癒やしたりはしたいなぁ。だって、撫でられるとやっぱり嬉しいもんね)
ぷにぷにの肉球をほっぺに当て、人間の温かい手を思い出しながらふふとかーさは小さく微笑みます。そしてそっと周囲の級友達を見渡しました。
(学校も楽しいな。皆と一杯仲良くなって、一緒に卒業したいな)
そのためには、しっかり勉強。猫背になりそうな背中をピンと伸ばし、かーさは気を引き締めて講義を受けるのでした。
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担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
NPC交流
定員
15人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年10月25日
参加申し込みの期限
2017年11月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年11月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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