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爆走! ハチャメチャバイク猛レース
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■第一のゾーン:連続ジャンプ台
頬を撫でていく風の荒々しさよ。
七峯 亨
と
如月 庚
はしっかりとハンドルを握りしめ、スタート直後のゆるやかなカーブを強引に走り抜けていく。
大地と大気を振動させるエンジン音。
何よりも速く走る自らとマシン。
むしろ自分自身が振り落とされまいとして強くハンドルを握りしめた亨は、近づくジャンプ台ににやりと笑った。
万有引力を挑発するかのごとく坂を駆け上り、空へと射出される。
着地のバランスを崩さないようにタイヤでしっかりと地を噛むと、止まらずに走り抜けていく。
「やっぱりこうじゃねえとな」
テレビゲームの中というだけあってマシンのハチャメチャさは無限大だ。ヘルメットやバイクが無いなんて当たり前で、現実にはありえないマシンに跨がるプレイヤーもごろごろいる。
それゆえ、ただ早いだけでは勝ち抜けない。
「悪いが、速攻かけさせてもらうぜ!」
手元のボタンを押し込むと、バイクの後部が開いてコーヒーミルのようなものが飛び出してきた。くるくると回るハンドルに応じてばらまかれるコーヒー豆がマキビシのように地面に広がった。
「ねこさん、よけて!」
慌ててジャンプしたのは
恵御納 夏朝
のマシン。マシンっていうかでっかいにゃんこさんである。
「ぶなーん!」
ダッシュからの跳躍でマキビシを飛び越えるにゃんこ。しかしマキビシが敷き詰められていたのはジャンプ台の頂部である。ジャンプが足らずに垂直に落下することになってしまった。
身体にかかる圧倒的な重力感。ひしっと首にしがみつく夏朝。
しかしそこはにゃんこさん。両手両足(にゃんこの前足はお手々)ですちゃっと着地すると、『な゛っ』と元気に声をあげた。
「大丈夫だよって、言ってくれてるの……?」
再び走り出すにゃんこの頭をなでる夏朝。
後続のレーサーたちがうぎゃーといって転倒したり墜落したりする中で、夏朝とにゃんこはタフに走り続けていた。
ギミックによる攻撃で大きく順位を落とした選手が多い一方で、とにかくスピードを上げて首位を独占する選手もいた。
それが
入江 みつび
。マシンは首長竜型バイク、ネッシー号である。
「ギミック勝負もいいけど、こんなコースがあったらまずはジャンプを楽しまないとね!」
首にしがみつくような姿勢で跨がったみつびは、ジャンプ台から勢いよく飛び出して風と重力をめいっぱいに味わった。
サーフィンとはまた違った大地と風の波乗りである。
体力やバランス感覚においては並々ならぬみつびのこと。第一ゾーンの首位を独占したまま第二位を大きく離していた……筈だったが。
「しっかりついてきてる人がいるみたい、だね!」
にやりと笑って振り返る。見えてきたのは、ブルーの車体。
「いいよ、みつびちゃんのテクニックについてきて!」
ぱちんとウィンクをすると、みつびは更にスピードをあげた。
みつびに追いつくべくハンドルを回す二位の選手。
「運動はともかくゲームだったら負けは無いの。マルチゲーマーなめんじゃないわよ!」
ブルーカラーの大型バイクに跨がった
仙藤 蒼
だ。
華麗なドライブテクニックでジャンプ台を次々に乗り越えては、最高速を維持し続けている。
マシン性能もさることながら、操縦テクニックが並ではないのだ。
「『モーターライド2(ニャン)』……なんでもありのハチャメチャレース。ドラテクは大事だけど、一番大事なのはギミックの選択と対処よね」
ジャンプ中、横に並んだレーサーが早速バイクからマジックハンドを展開。蒼の操作を邪魔しようとC型のハンドを伸ばしてくる。
「そうはいかないわよ、っと!」
ハンドル付近のボタンを押し込むと、車体から二頭六門のミサイルランチャーが出現。首を動かして隣のバイクめがけて小型ミサイルを撃ちまくった。
ミサイルをうけた相手選手は大爆発。はぎゃーと言いながら墜落していく。
その後ろにぴったりとついているのは
椿 美咲紀
と
八神 修
。
大型バイクと同等のスピードで走る馬に跨がっていた。
「私のマシン、もとい相棒は一角獣さんなのです! 乙女を乗せるファンタジックなお馬さんなのですよ!」
高くいななく一角獣。美咲紀はよーしよしといって首を撫でてやると、バックミラー(首のあたりにくっつけた手鏡)を覗き込んだ。
後方から別のレーサーがスピードをあげて追いついてきている。マシンの頭に大きなドリルをくっつけ、押しのけるかのように攻撃するつもりのようだ。
「これは危ないのです。一角獣さん、ばっふんばくだん!」
ぺしぺしと首をたたくと、一角獣のお尻から爆弾が飛び出し、後ろのマシンにぶつかって爆発した。
スリップしてジャンプ台から落ちていく相手選手。
そんな様子を横目に、修は苦笑いを浮かべた。
「可哀想に、ゲームじゃなかったら大事故だったな」
「ゲームだから大丈夫なのです!」
「違いない。俺も、ゲームじゃなければこいつをこんな場所には連れてこなかった所だ」
修は栗毛の馬をひとなでしてやった。
「美咲紀も知ってると思うが、こいつはラファール。俺の愛馬だ」
「ふむふむ、お馬さんならシューくんの分解能力も使えないわけですね?」
「いや、今回はろっこん能力を封じてきた」
なぜです? と首を傾げる美咲紀に、修は不敵に笑ってみせる。
「対等な戦いをするならフェアに。それが俺の流儀さ」
修はジャンプ台から馬を飛ばすと、車体(馬体)から白い翼を広げさせた。ばさばさと羽ばたき、長く滑空していくラファール。
「そしてより、美しく勝つ」
王者の貫禄を見せつけながら、修は第一ゾーンを華麗に通過していった。
首位争いが激しさを増す中で、集団なかごろでじっくりと首位を狙うパワー系の選手たちもいた。
その中でも圧倒的に目立っていたのが、
檜扇 唱華
である。
大人しそうな改造和服に身を包み、腕組みをして座席にこしかける唱華。
しかし彼女のマシンはあろうことかのロードローラー。
二輪といえば二輪だが、もし普通のバイクレースだったら会場入りすらできないレベルの規格外マシンである。
それが大地をばきばきに破壊しながら強引に突き進む姿はもうちょっとした兵器だった。
『前方に敵機。砲撃来ます』
ロードローラーが喋った。そういうAIと発声機能が搭載されているわけではなく、唱華の持つろっこん能力の効果である。
『右へ回避』
「こうでしょうか」
ハンドルをきって曲がる唱華。車体がおおきく傾き、放物線を描いて飛んできた爆弾が地面を破壊していく。
「贈り物にはお返しをしませんと。速度を上げますわ」
『了解。衝撃に注意』
ギアレバーを握り込むと、唱華は急速にスピードを上げた。
ぎゃあと叫ぶ相手選手を無理矢理踏みつぶして直進。
ジャンプ台の頂点をへし折る勢いで突っ切ると、大地を破壊しながら着地。
唱華は頬に手を当て、おっとりと微笑んだ。
「少々目立ちすぎたでしょうか」
『後続、来ます。交戦中の模様』
ロードローラーの声に応じて振り返る。
すると。
「トーウ!」
ジーパンに白シャツというラフきわまりない格好をしたおじさんが、
新田 亮
を背負ってジャンプ台から飛んでいた。
両足でどっしりと着地。唱華(とロードローラー)を横目に見ると、手をパーにした陸上選手みたいなフォームで突っ走っていた。
「あれもマシンの扱いなのでしょうか」
『理解不能』
「逃がさぬ!」
太陽をうけて高く飛ぶ馬。
そこに跨がったお侍こと
三峰 徹之進
。
彼らは大地をしっかりと蹄で蹴ると、亮とおっさんを追いかけた。
彼らが同じスピードで走っている時点でどうかしているが、そこはゲーム。なんでもありのハチャメチャレースだ。しっかり後方からロードローラー(とその上で腕組みする唱華)が追いかけてくる絵面からもお察しいただけよう。
「このお侍さん、やるな。乗馬がめちゃくちゃうまい」
「心配するな。俺がついてる!」
ビッと親指をたてるおっさん。
亮はこの人ほんとに誰なんだよという顔をしたが、ここはゲームと割り切って楽しむことにした。リュックサックに手を入れ、野球のボールを引っ張り出す。
「腕力だったら俺でも……」
亮は息を止め、ろっこん能力で強化したパワーでボールを投擲した。
通常ではありえない速度と力で飛来するボールである。
並の馬ならおびえて逃げるところだが……。
「案ずるな、雷鳴号!」
腰の刀を抜いた徹之進は飛来するボールを真っ二つに切断。抜けたボールが明後日の方向へ飛んでいく。
「拙者の剣に狂いはないでざる」
「ほんとにお侍さんだ……」
一人だけ世界の違う徹之進である。ほしびとであることを差し引いても世界を一個分飛び抜けていた。
彼ら(おっさん、お侍、ロードローラー)はジャンプ台を次々に跳び、第一のゾーンを無事に突破していった。
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担当ゲームマスター
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月22日
参加申し込みの期限
2017年09月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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