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ウサギ戦隊 バニレンジャー!
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■絡み合うタコ足
次の部屋へと向かった彰尋と碧南。
扉を開くと、先程のビーチステージとは打って変わって監獄チックな部屋の雰囲気に二人は息を飲みこんだ。
「……止め……ろッ……」
聞き覚えのある声と姿に、彰尋は思わず声を上げた。
「悠月君っっ!」
部屋の中央には手首を縛られた悠月の姿。
「こ、鴻上……、羽生……」
仲の良い彰尋や、バニー仲間の碧南に己の姿を見られ羞恥で頬が赤らむ
獅子目 悠月
。
そんな様子を嘲笑うかのように、タートリアンの幹部、オクトパッシーは太く逞しいタコ足を悠月の身体に絡めていた。
「……どちらかと言えば、バニー化して欲しいところタコが、新しい趣味に目覚めそうタコ」
くっくっく、と下衆な笑いを浮かべながら、その長い口を悠月の露わになった胸元に這わせるように動かす。
悠月の榛色の瞳に怒りの炎が灯る。
「……お前……殺……すッ……!」
タコから離れようと悠月が身を捩るが、その度に強い力で身体を押さえつけられ
「……ふ、ぁっ……ッ!」
声にならない声が悠月から洩れた。
「少しは大人しくするタコ」
そう言うとタコ男の吸盤が鈍く輝き、悠月の身体から力を奪っていく。
「ぅ………ぁ、力が、抜け……る……」
強気だった悠月の瞳がどんどん虚ろになり
「……ふ、ぁ…っ」
声にならない声と、ほのかな痙攣。
悠月の身体からどんどん力が抜けるにつれて、オクトパッシーの体はどんどん膨張していく。
「悠月君を離せっ!」
彰尋が怒りの眼差しと共にオクトパッシーへと蹴りを放つ。
ヒールの踵がザックリとタコ足に刺さるものの。
「邪魔をするなタコー」
痛みを感じていない様子で、タコ男はそのまま彰尋を絡め取り、宙へと浮かした。
「くっ……!」
彰尋に巻きついたタコ足の吸盤が、彰尋の素肌に喰らいつく。
「若いバニーのエキスはいただくタコー」
「んくっ、あぁぁっっ!!」
彰尋の身体からも、みるみる抜けていく力。
それに反比例し、タコ男の体は大きく膨らみ……巨大なタコの姿となった。
「二人を離してっ!」
碧南は猛ダッシュと共に高く跳躍し、タコ男の脳天にバニーピンヒールキックを喰らわすものの……ボヨン、と跳ね返ってしまう。
「何この弾力性……ッ!」
「おまえも捕まるタコー」
残り四本の足が碧南を追う。
バスケ部の碧南は跳躍とダッシュにより、ひょいひょいとタコ足を逃れるが。
「おまえが逃げれば逃げる程、コイツらは苦しむタコよー?」
その言葉に碧南がハッと悠月と彰尋の姿を見れば、二人は更に苦悶の表情を見せていた。
「油断したタコな!」
鋭く伸ばされたタコ足が碧南の両手両足に一本ずつ絡みつき、碧南の姿を貼り付けにするかの如く広げれば。
「いやぁっ……」
鈍く締め付けてくるタコ足の感触、そして何より羞恥心に碧南は涙目となった。
その時だった。
他方から鋭利な刃物がオクトパッシーの額に突き刺さる。
「な、なんだタコっ!?」
全ての足をバニレンジャーを捕えるために使っていたオクトパッシー、額を気にするも手も足も出ない。
「トランプ……?」
碧南がオクトパッシーの額に刺さったものがトランプだと気付いた。すると、そのトランプはパァン!! と小爆発を起こした。
「グワァッ!」
タコ男の足の力が緩み、三人の身体を抑える力が弱まった。
「女性を狙う不届き者め……私が直々に罰を与えよう」
冷静な声が部屋に響き渡る。
声の主を見れば、黒のタキシード姿でレイピアを構える少年紳士、
新田 亮
の姿が!
「……タキシードバニー様……!」
碧南の瞳がキラッキラと輝いた。
亮の頭に誇らしげに装着されたうさ耳。
碧南の愛する乙女ゲーム『百獣タキシード男子★ドキワクロマンス編』にも登場する、兎の紳士タキシードバニーそのものであったのだ!
ちなみに、乙女ゲームに知識のない彰尋と悠月はポカンとしているが、うさ耳をつけた男子という共通項に仲間意識を持たざるを得ない。
「トゥッ!」
掛け声と共に亮が優雅にタコ男に飛び蹴りを喰らわせる。
「タコー!」
オクトパッシーは体勢を整えると、亮を払いのける。
が、持ち前の運動神経で亮は飛び避けると、そのままタコ男の足の一本に飛び乗った。
「ふん」
亮はタコ足を辿り、タコの頭部を目指す。
オクトパッシーの意識は完全に亮に向かい、悠月たちはタコ足の呪縛から逃れることができた。
「こざかしいタコ!」
全ての足で亮を捕まえようとするも、細かく動く亮の姿をなかなか捕えられないどころか
「……タコ足が絡まって行くわ……!」
翻弄するような亮の姿に驚愕する碧南。
彰尋自身も力を吸いとられ疲労困憊ながらも、更に虚ろな眼差しの悠月に近づき、肩を貸す。
「鴻上、すまない……」
「大丈夫だよ、悠月君」
タコ男から隠れるように物陰に移動しながら、二人は亮の様子を眺めていた。
「少しは落ち着いてほしいものだが」
絡まって行く足を満足気に眺めつつ、亮はオクトパッシーの頭部に辿り着くとレイピアを大きく振りかざし、頭に差し込んだ。
「ぎゃあああ!!!」
先の尖ったレイピアがタコ頭に突き刺さるのを確認し、亮は両手に嵌めた白い手袋に気合いを込めた。
「バニー ライディーーーン!!」
亮が叫ぶと、白い手袋からバリバリと電撃が走る。
「グギャアァァアアアアア!!!」
「止めだ! エナメルバニー!」
「はいっ!」
残る力を振り絞り。碧南がオクトパッシーに向かっていく。
碧南の掌から光りが溢れたかと思うと、それはムクムクと大きな球体へと変化し。
「エナメルバニー ダーーンク シューートッッ!!」
碧南は叫びと共に大きくジャンプすれば、その背中には天使のような光の羽が輝き。
遥か頭上からその球体をオクトパッシーの頭頂部へと叩き込んだ。
「タッコォォオオオオオオ!!!!」
断末魔の叫びと共に、オクトパッシーの姿はみるみる小さくなり……光に溶けていくのだった。
「よくやった、エナメルバニー」
亮の言葉に、力を使い果たした笑みを見せつつ頷く碧南だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
金原りく
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
お色気
定員
10人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月21日
参加申し込みの期限
2017年08月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年08月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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