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SAME & TREASURE
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■フェイズ2 ラウンドアバウト
サメの口の恐ろしさは生物に刻まれた本能的恐怖である。
どのくらい恐いかについては、インターネットで『サメの口』と画像検索するとよいだろう。恐いのが苦手な人はやめようね。
むろん、樹もその恐怖を存分に味わい、近距離ショットガンを浴びせたにもかかわらず弾を弾いてぱっくんする豪ザメの餌食になったのだが……。
ここに一人、サメに食いつかれても恐怖しない女が居た。
朝鳥 さゆる
。
自らに食いついてくる亮ザメを前に、ハープーンをまっすぐに向けて打ち込む。凄まじい反射神経で水をドルフィンキック。亮の強烈なひったくりバイトを回避し、振り向きざまにハープーンを打ち込んだ。
さゆるのもつろっこん能力がサメからの直接的かつ野性的な殺意に反応して反応速度を強化。思ったときには動いているというきわめて理想的な運動能力を獲得していた。
常日頃死にたがる彼女が、しかし自分を殺してくれる筈の対象を撃退してしまう矛盾というものを、彼女は考えたことは無い。もしかしたらそれが彼女の本質なのかもしれないが、知ってしまえばもう生きてはいけないような、タブーなのかもしれないからだ。
いや、もしかしたら、生きることも死ぬこともどうでもいいという自暴自棄の果てに、こんな自走地雷のような生き方が生まれているのかもしれない。
とはいえ、サメにとってはほとんど天敵である。
亮は強化された身体能力でギリギリハープーンをかわしつつ、さゆるへの対策を考えた。
一方、サメに臆すること無く立ち向かうハンターがここにもいる。
「……」
椎井 莉鳥
。彼女は迫り来る豪ザメに対してマシンガンを乱射していた。
部屋のなかに籠もっている時とは違って全方位を警戒しなければならない現状は、いわば最も火力を集中しづらい時間だ。
それでも莉鳥は仲間の修に連携を頼みつつ、豪サメと果敢に戦っていた。
真珠色のボディがマシンガンの弾を弾いていく。防御力が高いということは、それだけ接近を許すということ。サメに接近を許すということは、喰われることを意味している。
ハンターにとって、サメに噛みつかれた瞬間は死んだ瞬間に等しい。粘って上手な囮になる方法でも探すしかないのだが……。
しかし、莉鳥にとってはその瞬間こそが最大の勝負所だった。
「この距離なら、遠慮はいらないわね」
莉鳥は自らの指先から激しい電撃を放射。
海水を通じて拡散された電気が豪ザメのボディに浸透していく。いかに真珠色の表皮が硬かろうと、電撃は容赦なく内蔵まで届いていく。反射的に、というより電気反応的に身体をびくんと反らせた豪めがけ、修がショットガンによる近距離射撃を敢行。あやめや樹たちの集中砲火によって、豪ザメは二度目のデスを経験した。
亮ザメによるさゆるへの集中攻撃が行なわれていた。
基本的に連携行動をとらず、率先して的になりに行くさゆるの性格は囮として優秀であり、そのくせ死をひたすらに回避する彼女の能力は囮を通り越した地雷である。
亮もそれがうすうす分かってきたが、だからこそ彼女を放置するわけにはいかなくなっていた。
何度か差し違えてでもさゆるを沈めなければならない
たった二匹しかいないサメチームの連携を乱し、一匹に対する集中砲火を許す状況をこれ以上作るわけにはいかないのだ。
「もしかしたらこいつ、俺の天敵なのかもな……!」
突進で食らいつく。こちらの動きを計算して回避するさゆる――にフェイントをかけて尾びれで叩く。
純粋に身体能力を強化する亮にとって、素早い計算と反射で回避するさゆるは『手の届かない的』だ。
天井からつり下げるタイプのパンチングボールが、常にじぶんからひょいひょい離れていくようなものである。
パワーをいくら上げても、当たらなければ意味が無い。
「だから、身を犠牲にしてでも当てに行く!」
さゆるの強みは恐怖心がないこと。同時に、さゆるの弱点は恐怖心がないことだ。
サメが急接近し、今にも死にそうという場面で身をひくことをしない。牽制が意味を成さない反面、本当に危険な場面で逃げないのだ。
さゆるのハープーンが至近距離で命中。しかしぐねんと振り込まれた尾びれがさゆるの腹に直撃し、体勢を崩される。
すぐさま適切な体勢にシフトして次を回避しにかかるが、さゆるを飲み込まんばかりの巨大な口が彼女にがぶりとかみついた。
「なんて女だ。狂ってる……!」
さゆるにとってはもはや褒め言葉に等しい感想を浮かべながら、亮は彼女をキルした。
亮ザメ、豪ザメ、共に2デス。追い込まれた状態。
一方でハンターたちはさゆるを失い、他のメンバーもそこそこにデスして後が無い状態だ。
そんな中で器用に生き残っていたのが修である。
サメが嗅覚でこちらの位置を察しているという特徴を理解していつつも、人間が動かしている手前視覚情報を意識してしまうというポイントに着目して様々な裏技を駆使していた。
時には岩陰に隠れるように固まり、時には砂を散らして視界を遮る。
「相手は人が動かしているから、普通のサメ対策は通用しない。シャークに触る奴らだな」
キリッとした顔でそう呟いて、特に応えてくれる人が居ない海中だということを思いだし、こほんと咳払いのモーションだけをする。
「とにかく。全員での帰還ができるほど相手はザルじゃない。動きからして、俺を警戒している奴もいるしな……」
真珠色のサメを思い出す。
豪ザメである。
「序盤は俺を避けて動いていた。俺が瞬時に目標を狙えることを知っての動きだ。そういう相手は、厄介なんだよな」
修の勝ちパターンは主に、相手の愚かさにつけ込む一点突破スタイルだ。
有利だと思っている時、人は行動が大胆になる。しかしひとつネジを狂わされると状況が一変し、注意深くなる。その大胆さと注意深さの切り替え時に生まれるわずかなズレを、修は巧みにつくのだ。
ろっこん能力の分解とはまた違う、心の分解術である。
「けど、ずっと俺を警戒している相手には無力だ。小手先の技も、恐らくは通じない」
豪はこちらが砂を散らしても、遮蔽物を利用しても、的確に修以外を狙ってパックンしていた。
修だけが生き残り、サメと一騎打ちをするなんてことになったらさすがに生き残れない。サメが二匹残っていたらもう絶望的だ。
「仲間を生かす方法を考えなくては」
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3人まで
シナリオジャンル
スポーツ
ホラー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月17日
参加申し込みの期限
2017年08月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年08月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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