this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
不思議な小箱
<< もどる
1
2
3
4
つぎへ >>
Case3【ターニングワード】
外から帰って来て、自分の部屋に入った
新田 亮
は、机の上に見慣れない小箱があるのに気づいた。
「なんだ?」
怪訝に思って歩み寄り、なんの気なしに蓋を開ける。
すると突然、音楽が鳴り始めた。
「ワイアットのテーマソングか。懐かしいな」
軽く目を見張って、彼は呟く。
それは、ボクサーのワイアット・ルーカスが出場の際のテーマとして使っている曲だったのだ。
それを聞きながら、亮は小学校のころのことを思い出した。
×××
小学生のころ、体の小さい彼はいじめられていた。
やり返しても大柄な相手にはかなわず、いつも負けてしまう。
(なんで俺は、こんな体に生まれたのかな)
そのたびに彼は、唇を噛みしめ拳を握りしめて、悔しさと戦いながらそう呟いた。
次第に小柄でひ弱な自分に、コンプレックスを感じるようになって行った。
そんなある日。
彼はたまたまつけたテレビで、ボクシングの生中継を見た。
そこで世界タイトルマッチを駆けてチャンピョンに挑んでいたのが、ワイアットだった。
ワイアットは黒人だったが、小柄だった。
対するチャンピョンは大柄な白人で、一見するとチャンピョンの方が有利に見えた。
だが、ワイアットは素早い動きと素晴らしい反射神経をそなえていた。また、小柄な体格を生かして、相手の懐に飛び込んでは鋭いパンチを的確に、相手の急所に繰り出す。
最初は、なんとなく日ごろの自分といじめっ子たちの姿が重なって「どうせ挑戦者の方が負けるに決まってる」と諦めムードで見ていた亮も、次第にワイアットのその動きに魅せられ、試合に引き込まれて行った。
やがて。
何度目かにチャンピョンの懐に飛び込んだワイアットが、鋭いアッパーカットを決めた。
「やったー!」
亮は思わず自分も拳を突き上げ、叫ぶ。
会場には、けたたましい試合終了のゴングが鳴り響いていた。
だが、亮の人生を大きく変えたのは、このあとだった。
試合後の会見で、ワイアットは言った。
「体の大きさだけで、勝負は決まらない。重要なのは、自分の強みを見つけて伸ばすことだ。そのためには、いろんなことに挑戦する。そう――」
×××
「チャレンジャーなれ……か」
自分の心を大きく揺さぶった言葉を低く呟き、亮は小さく笑う。
そう、その言葉が彼の人生を変えた。
彼は、ボクシングをはじめとして格闘技に挑戦し、自らの肉体を鍛える日々を送るようになった。
そうするうち、大柄ないじめっ子に挑んでも勝てるようになり、やがて小柄だからと彼を侮っていじめる者も少なくなった。
肉体に対するコンプレックスが完全になくなったわけではないが、鍛え続けることで弱点はいつか克服できると信じられるようになった。
「あの中継を見なければ、今の俺はなかったろうな。……ありがとう、ワイアット」
鳴り続ける音楽に耳を傾け、彼は呟く。
そして、静かに小箱の蓋を閉めた。
<< もどる
1
2
3
4
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
不思議な小箱
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月08日
参加申し込みの期限
2017年05月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!