【第８ゲーム】

【親猫決定ダイス！】８回目



親猫：如月 蘇芳
「ふー、やっと外れたよ」
　命令にて、両手を緊縛された上でシュークリームを50個も平らげた蘇芳。さすがに命令に支障を来してしまうのもナンですので、拘束は免除された模様です。
　ただ、
「まだクリームでべたべただけどね……これは拭いちゃダメなのかな」
「そっちは面白いからいいだろー。いいかーよく考えろなー？　何のとりえも特徴もない、そのへんの石ころと変わらないお前のよーなつまらん無個性男が少しは人の目に留まるにはだなー、そのくらいやらないと、スタートラインにすら立てないんだ！　偏見を捨てろ！　自分の常識を捨てろ！　そうすることでようやく、ゴミ溜めから這い上がって一般人になれるかもしれない可能性が爪の先くらいは生まれるわけだ。分かったかー？」
「ふぅん。それより、僕が親猫の番だよね」
　あっ、聞いてない！
　本日の蘇芳は実に、複雑な人格を形成しております。神魂の影響が彼に課したロールは、癒し枠……けれど彼はそれ以上に、Ｓでイタズラ好きなのでした。
「あまりヒドイ命令は思いつかなかったから、盛り上がりには欠けるかもしれないけど。子猫の人は安心してね？」
　頬についたクリームを、つつつ……と指ですくい、ぺろり。何とも意味深な表情をにじませながらに、蘇芳は薄く微笑みます。

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親猫：如月 蘇芳の命令

『俺専用の椅子になって、靴を舐めてほしいな？』

蘇芳（クリームまみれ）「ね、楽ちんでしょ？　体力のなさそうな人でも簡単にできるものにしようと思ったんだ」



【マッチングダイス！】８回目

子猫Ａ：トワ・E・ライトフェロゥ（ミニスカナース）「The Human Chair……ついにニンゲン扱いもされなくなるデスカー」
子猫Ｂ：立花 なつ（破れセーラー服）「ええ～、男の椅子になるの～？　いやだな～、どうせなら女の子の椅子になりたいな～」



　選出された、あるいはされてしまった子猫たちを眺めて、蘇芳はふむ、と思案します。
「トワちゃんは小学生だし、座るのはちょっと気が引けるかなぁ」
「そうだそうだ～！　女の子になんてひどい命令するんだ～！」
　いちおーの癒し要素を見せる蘇芳に、フェミニスト……というのとはちょっぴり違う気もしますけれど、ともかく女の子に優しいなつが、抗議のシュプレヒコールを叫びます。
「お、おてやわらかニー……」
　ぷるぷる震える、トワというよりチワワな本日の彼女は不憫枠。イタズラ好きな蘇芳とはいえ、これには少々気が引けるようです。
「ねえ親猫さん。命令を少し変更してもいいかな？　トワちゃんが可愛そうだからね」
「あー？」
　蘇芳がヨエコさんをちらりと見ると、彼女はあからさまにめんどくさそうな顔をして、
「あー、なるほどなー。そんじゃ、こうしときゃいいんじゃないかー？」



【猫様ダイス！】16

○人間椅子して靴を舐める

１：分業制。子猫Ｂが椅子になり、子猫Ａが靴を舐める
２：分業制。子猫Ｂが椅子になり、子猫Ａが靴を舐める
３：子猫Ａが猫様の、子猫Ｂが親猫の椅子になる
４：子猫Ａが猫様の、子猫Ｂが親猫の椅子になる
５：むしろ子猫Ａが親猫の、子猫Ｂが猫様の椅子になる。手心は加えない
６：むしろ子猫Ａが親猫の、子猫Ｂが猫様の椅子になる。手心は加えない



ヨエコ「ブサイクなチワワには、あたしの椅子になってもらおう。美少女すぎるあたしの引き立て役になれることを光栄に思えよー？」
なつ（破れセーラー服）「あっいいな～、俺も女の子の椅子がいいな～！」
蘇芳（クリームまみれ）「そうすると、トワちゃんに俺が座ることになっちゃうよ。そんな辛そうなところ、見たくないでしょ？」
トワ（ミニスカナース）「クツを舐めるのは辛くないとデモ……？」

蘇芳（クリームまみれ）「ああ、ポーズは何でもいいよ。四つんばいでもいいし、なんなら空気椅子でも」
なつ＆トワ「「空気椅子！？」」
ヨエコ「よーしじゃあそれもあたしが決めてやろー！　お前たちは人間じゃない、椅子だ！　椅子になれ！」



【猫様ダイス！】17

○どんな人間椅子？

１：椅子に座った子猫の上に座る
２：あぐらをかいた子猫の上に座る
３：四つんばい
４：膝乗り
５：空気椅子

６：椅子のコスプレ

トワ：４　なつ：６



　並んだ人間椅子ラインナップの中では、まぁまぁ優しいほうでしょうか。
「なーんでお前みたいなチビブサチワワと向かい合ってなきゃいけないんだかなー、まったくようー」
「それはトワが聞きたいデス……」
　椅子に座ったトワと向かい合い、その膝の上へと、ヨエコさんがのしっ。正面からの、膝乗り！
「あはは、何だか微笑ましい光景だね」
　と、蘇芳もにっこり。
　片方は理不尽魔王な主催者とはいえ、トワちゃんはまぎれもなく可愛らしい女の子です。女の子同士のふれあいに、猫様ゲームで荒んだ人々の心は、ほっこりと和みます。
「ふがふご」
「ああ、ごめんね？　椅子は喋らないからね、ちょっと黙っててもらえるかな。すごく申し訳ないとは思うけど」
　一方、蘇芳が足を組んでゆったりと腰かけているのは、革張りの立派なひとりがけソファです。
　おや？　蘇芳の人間椅子になるはずだった、なつくんは一体、どこへいってしまったんでしょうか……？
「ふご……ふごふが（俺も見たい！　女の子同士の絡み見たい！）
「だから、椅子はしゃべらないよ？」
　そう。これぞ完全なる、人間椅子！
　なつは、椅子そのものになってしまったのでした……ひじ掛けが彼の腕だったり、椅子の前の足が彼自身の足だったりするあたりに、何とも哀愁を感じてしまうわけであります。
「うーん、人間ああはなりたくないもんだなー。チワワー、お前はまだ恵まれてるんだぞー？　ありがたく思えなー」
「罪悪感がスゴイ！　ナツ、強く生きてクダサイ……！」
「ふごごー♪（ありがと～、俺頑張るよ～♪）」
「うるさい椅子だなぁ。あ、まだ命令が残ってたよね。トワちゃん、後で靴も舐めてくれる？　ごめんね、女の子にそんなことさせるのは心苦しいんだけど」
「ううっ。セチガライとはコノコトデス……」



トワ（ミニスカナース）「ペロペロペロペロ……」
なつ（椅子）「ふご、ふががー？（ねー俺も舐めなきゃいけないの？　男の靴とか舐めたくないなぁ）」
蘇芳（クリームまみれ）「俺も舐められたくないし、そもそもそのカッコじゃ舐められないだろうし、君はいいや。その分トワちゃんに頑張ってもらうから」

トワ（ミニスカナース）「ペローっ！？」

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トワ・E・ライトフェロゥと立花 なつは、
如月 蘇芳の命令『椅子になって靴を舐めて』
を達成しました。


【猫様ダイス！】18

○どのくらい舐めてた？

１：１分
２：１０分
３：３０分
４：１時間
５：３時間

６：24時間耐久



なつ（椅子）「ふごっふが♪（短くて良かったね～♪）」
トワ（ミニスカナース）「スデにジューブン大ダメージデスヨ、主にトワのココロに……」