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おいしいコーヒーの淹れ方
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一週間ほど前に森崎店長にコーヒーの淹れ方講座の存在を教えてもらった
千堂 結
。講座に興味を持った彼女は、森崎店長に電話で受講の予約を取っていた。
そして、予約の日――。
時子に席に案内された結は店の中を珍しそうに眺めながら、講座が始まるのを待っていた。少し離れた場所で、刀が円と絢にコーヒーの淹れ方を教えているのが見える。彼らの講座が終わったら結の番なのだろう。
(あんな感じで進むのかー。私の他にもコーヒーの淹れ方習う人いるのかな……?)
周りの雰囲気から次の受講者は自分だけの気がして、結は少し不安になってしまった。
「ん?」
目の端に動くものがあり視線をやると、友人の
水守 流
が気だるそうに手を振っているのが見えた。知り合いを見つけてホッとした結は時子に一言断ってから店の外に出る。
「よお、千堂」
「こんにちは、水守くん。お散歩中?」
「ああ。この近くにねこモンのジムがあってさ、前からこの店気になってたんだ」
どうやら、流はスマホゲームがきっかけでこの店の存在を知ったらしい。残念なことに席がすべて埋まっていたので帰ろうかと思ったが、結の姿を見つけたので挨拶したとのことだった。
軽い雑談の後、流は珍しそうにドアに張られたコーヒーの淹れ方教室のチラシを眺めた。
「ここって喫茶店以外にも面白そうな催しやってるのな」
先週の結と似たような感想を言う流。どうやら興味があるようだ。結は迷惑じゃないかな、と少し緊張しつつ流を誘ってみることにした。
「あのね。実は私、コーヒーの淹れ方を教わりに来たの。もし、お店の人がいいって言ったら水守くんも一緒にどう、かな……?」
「お、千堂これやるのか。コーヒー淹れられるようになったらかっこいいよな。
でもこれ、家でもできるのか? うち、あのフラスコみたいなやつ無いぜ」
「サイフォンのことかな? 今日はサイフォンじゃなくて、ドリッパーを使うやつだからおうちでも淹れられるよ」
「ああ、あのカップの底に穴があいてるやつか。それなら寮で見かけたことがある」
ネトゲが好きな流は夜遅くまで起きていることが多く、コンビニなどで売られているコーヒーの世話になることが多かった。ドリッパーは100均で見かけたこともある。
「よし、決めた。ネトゲ生活の充実のために俺も参加希望だ」
流が重々しく頷く。店側も問題なかったため、結と流の2名が時子にコーヒーの淹れ方を教わることになった。
そして講座が開催。
まず時子は結と流を豆を焙煎する機械の前まで案内した。銀色のパイプが複雑に絡み合った大きな機械である。
「こちらの機械で豆を焙煎します……。同じ豆で、浅煎り、中煎り、深煎りと3段階サンプルをご用意いたしました……。香りをお確かめいただけますか……?」
時子が小瓶に入った3種類の豆を結と流に渡す。ふたりはそれぞれ鼻を近づけて香を確認した。
「おー。全然違うもんだな。深煎りの方が香りが強い」
「ほんとだね。わぁ、このにおい、落ち着くなあ……」
「ふふ、それでは淹れ方のご案内に移らせていただきますね……」
結と流のふたりは、時子に教えてもらいながらコーヒーを淹れた。お湯を「の」の字に注ぎ、泡が膨らむのを見守り、褐色の液体が少しずつ溜まっていくのを眺める。
「おふたりとも、お疲れ様でした……。それではご賞味ください……」
両手を前にそろえた時子がニコリとほほ笑んだ。結と流は自分が淹れたコーヒーの香を確かめた後、静かにコップを傾ける。
「ごく……お、いい感じ。なんつーか、どっしりした味」
「美味しい! コーヒーなのにチョコレートみたいな甘い香がする……」
ふたりとも自分好みのコーヒーが淹れられたようだ。これにて講座は終了である。熱心にメモを取って疲れたふたりはケーキを注文して一休みすることにした。
「帰りに豆も買ってくか。ここで挽いてもらえば、家でもすぐに淹れられるな」
流がショートケーキを食べながらカウンターの方を見る。結はチーズケーキを食べながら、「家で淹れるのが楽しみだね」と目を細めた。
「失礼します。店長の森崎です。おふたりとも、コーヒーは楽しんでいただけていますか?」
森崎店長が挨拶をしにやってきた。流が「どうも」と頭を下げる。
「飛び入りで参加したけど、めっちゃ勉強になりました」
「飛び入り大歓迎です。気軽に楽しんでいただけるのが一番嬉しいですから」
「あ、あのっ。私も楽しかったです。焙煎するところも初めて見たので、わくわくしちゃって……」
結の言葉に、流が「だな」と同意した。
友人が傍にいてくれたことで、少し積極的になれる。
「あの、森崎さん。いつかここで、アルバイトさせて頂きたい……です!」
結がぎゅっと目をつぶって力強く宣言する。森崎店長は驚いたように目を見開いたのち、
「一緒に働けるのを楽しみにしてますね」
と、やわらかく笑った。
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あとがき
担当マスター:
相馬 円
ファンレターはマスターページから!
さっきふと、「他のマスターはあとがきどんなふうに書いているのかしら?」って気になって確認したら
皆さん総括をしっかりと書かれていて戦慄しました。
えと、えと。
私はアドリブ度がSなら、ソロでご参加のプレイヤーさん同士を一緒に書くことが多いです。
ご参加いただいたキャラクターの描写量を無理のない範囲で多くしつつ、
交友の幅が広がるようなリアクションを心がけています。
今回もそのような形で書かせていただきました。
皆さんの大事なキャラクターを預けていただきありがとうございます。
今後もよろしくお願いいたします。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
相馬 円
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月19日
参加申し込みの期限
2017年01月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年01月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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