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おいしいコーヒーの淹れ方
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店のガラスの向こう側に
八神 修
と
椿 美咲紀
の姿が見え、ロベルトはテーブルを拭く手を止めた。道具を片付けテキパキとした動きで入り口に向かう。
「いらっしゃいませ。2名様ですか?」
ロベルトが人懐こい笑顔で挨拶をすると、修と美咲紀が軽く頭を下げた。
「エメリヤノフせんぱい、こんにちは。はい、2名です」
「ちょうど片付けが終わったところだよ。案内するね」
美咲紀がピースを作って人数を告げると、ロベルトはこちらにどうぞと修と美咲紀を案内した。
「先輩もここでバイトしていたんですね。この店にはよく来るんですが初めて知りました」
修がメニューを眺めながら質問すると、ロベルトはそうだねと相槌を打った。
「少し前から働き始めたんだ。ほかのお店と掛け持ちしているから、あまり入れる日は無いんだけどね。
でも、研修も受けてるし一通りのことはできるつもりだよ!」
ロベルトの声には自信がみなぎっている。それなら、と修はパタリとメニューを閉じた。
「せっかくだから、俺は先輩のおすすめをもらうことにします」
「難しいオーダーが来たね。ちなみに、普段は何を飲んでいるの?」
「豆にこだわりは無いですね。普段はブラックで飲んでいます」
「わかった。ちょっと時間貰うかもしれないけど選ばせてもらうよ。椿は決まったかな?」
「私はモカと、イチゴのタルトを下さいな。シュー君はケーキ食べないの?」
美咲紀が可愛らしく小首をかしげて尋ねると、修は気付いたように店内の黒板を見た。本日のおすすめケーキが書かれている。
「せっかくだから貰おうかな。レモンパイをお願いします」
「かしこりました。少々お待ちください」
ロベルトは綺麗な角度で頭を下げて厨房に向かった。
コーヒーが届くまで時間がある。美咲紀は先ほど修と見てきた映画のパンフレットを取り出した。見てきたのはゲーム原作のゾンビ映画のようだ。ふたりで映画の感想など語り合う。
「ゲームセンターでゾンビ撃つゲームは見たことありますけど、面白いんですかねー。判定がシビアそうです」
「俺はアクションゲームは普通だけど……苦手なのか?」
「そうですねえ。思った通りにゲームの人物が動かないです」
「ガンシューティングは敵の動きに慣れたら大丈夫だよ。今度一緒にやってみるか」
「いいですねえ」
美咲紀がニコリとほほ笑むのと、ロベルトがコーヒーを運んできたのはほぼ同時だった。
「お待たせしました。コーヒーとケーキです」
無駄のない動作で注文の品を並べる。
「ん? このコーヒー、俺がよく注文すしてるものですね」
「うん。店長に君が好きなコーヒーを聞いたんだ。でも、それだけじゃつまらないから、こっちも用意したよ」
修の前には薄い金色の液体が入った小さなビンも置いた。
「これ、ショウガ。これを入れて飲むのがお客さんの中で流行ってるみたいなんだ」
「え、ショウガ?? ショウガ紅茶は聞いたことありますけど……」
美咲紀が驚いた声を出す。だよねえ、とロベルトは彼女の驚きを柔らかく受け止めた。
「僕も飲んでみたけど結構おいしいよ。味を変えたいときに試してみてね。では、ごゆっくり」
ロベルトは丁寧に頭を下げて修たちのテーブルを離れた。
「ショウガは女子の味方のイメージです。うーん、美味しいんでしょうか?」
「どうだろう……とりあえずケーキを食べて、後で入れて飲んでみるよ」
「ふふ、そうですね。では、いただきまーす」
美咲紀がタルトの上にあるイチゴにぷすりとフォークを突き刺し口に運ぶ。瑞々しい酸味と適度な甘みが口の中に広がった。モカを一口飲んで、
「……幸せです♪」
と、美咲紀が笑う。
修も馴染みのコーヒーを一口すすってレモンタルトにフォークを立てる。鮮やかな黄色の海にナイフが沈み、薄い生地を押すようにして切った。
「贅沢な時間だ」
ケーキを食べ終わると、ロベルトが用意したショウガをコーヒーに入れて飲んでみる。
「よし。いただこう……ん」
修はきょとんとした顔でコーヒーを見つめると、もう一口飲んでみる。
「どうです? シュー君」
「まずくはない。が、なんだろう。今まで飲んだことが無い味で、感想が難しいな」
「癖になるタイプの味なんでしょうかねー」
修と美咲紀はコーヒーを飲みながら、それぞれが持参した本を読んで過ごした。
「そういえば、シュー君。ウチのスノウ、先日シュー君の猫さん達との温泉が楽しかったみたいなの」
「ああ。俺の家の猫達もスノウと過ごせて楽しそうだったよ」
「よかった。あのね、スノウ、1匹でいると時々ちょっと寂しそうなのです」
「そうなのか……1匹じゃ寂しいのかもな」
「そうなのです。だから、スノウを連れてシュー君ちの猫達とお泊まり会したいのですがどうですか?」
「他のやつも誘って開催するか……と、言いたいところだがまずは宿題と予習を終えてからだな」
ふふ、とほほ笑みながら修が言うと、
「うう、いいですとも。頑張ります……」
と、美咲紀が胸の前で弱弱しく拳を作った。
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グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月19日
参加申し込みの期限
2017年01月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年01月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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