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【期末テスト】赤点?満点??春風、四日間の死線<物語編>
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●鯖寅文具店にて・その1
旧市街に、『鯖寅文具店』という寝子高生もよく利用する文具店がある。テスト前になると、鯖寅文具店はいつも以上に寝子高生が溢れ、ノートやら付箋やらシャーペンの芯やらを買い求めてゆく。
今年で23になる
豊田 華露蘿
は、この鯖寅文具店の店員で、常連の高校生たちにとっては眼鏡のお姉さんとして親しまれていた。
「なるほど。ののこさんがピンチね」
この日、我らが
野々 ののこ
さんは、
水守 流
とともにこの鯖寅文具店を訪れていた。
流はノートや消しゴムを吟味しながら、華露蘿と雑談を交わす。
「留年避けるために手当り次第に勉強を教えてくれって声かけてたもんでさ。どうせなら声かけた奴全員集めてきてくれねぇか? って言ったんだ。そうすりゃ勉強会みたいになって俺の苦手科目も誰かにカバーしてもらえるかもしれねーしさ」
「で、文房具切らしてたからまずそれ買ってー、それからみんなに声かけてー、と思ってるんだよ」
ののこがそう続けると、華露蘿はポンと手を打った。
「そういうことなら、うち使いなよ。お店の常連さん達のピンチと聞いちゃ黙ってられない。商談用の応接セットが空いてるし、お姉さんが苦手な古文以外なら教えてあげるよ!」
「え、いいの? けっこう人数いるよ?」
「大丈夫。さあさあ、遠慮すんなし」
そんなわけで、鯖寅文具店は急きょ、『ののこを囲んで勉強会』の会場となった。連絡を受けてやってきたのは、
サキリ・デイジーカッター
、
桜庭 円
、
羽生 碧南
、
日々野 結衣香
の四人。そこに、ののこと流、華露蘿も加わって、鯖寅文具店の応接ソファはわいわい満員御礼である。
「さあ、まずは自分でやってごらん」と華露蘿は言った。
「やってみて、どこでつまづくのかチェックしてみて。それを乗り越えたらあとは行けると思うよ」
「うん!」
ののこはねじり鉢巻きでやる気十分。
その隣では、サキリがナイフを使って凄い速さで鉛筆を削っている。正直碧南はちょっと引いていて、時代劇好きな結衣香はその刃物裁きをほれぼれと見ているが、ギャラリーなんかお構いなしだ。
「勉強のコツはまず得意な所からおさらいを始めてそれから苦手な分野に取り掛かるだと思う」
片目を瞑って、その鋭さを確かめながらサキリが言った。
「僕の得意科目は体育だけどあまり筆記試験に関係無いか?」
「いや、体育も筆記だから関係ある。俺は体育苦手だから教えてもらえると助かる」
と流が言えば、ののこも、
「私も体育得意ー! 体育からやるー」
と、のたまったので、一同は体育から勉強を始めた。
「ところでさ、ののこさんはピンチとして、みんなは調子どうなの?」
お茶を淹れながら華露蘿が尋ねる。ブラウスの襟元のボタンが開いてて、健全な男子には目の毒な谷間がちらちら覗くが、本人は意識していないようだ。
その谷間からさりげに視線を逸らせつつ、「俺はまあまあかな」と流は答える。
「あまり悪い点を取ると仕送りに響くからなぁ……頑張るとすっかね、ってとこ」
すると、のんびり屋で歴史好きな結衣香も顔を上げる。
「私も頑張ってます。日本史好きなので、国語と社会はもともと得意なんですけど、それ以外の科目も頑張らなきゃと思って。応用問題より基礎問題を重点的にやってみてます。数学だったら公式を暗記するとか」
「数学かあー」
ちょっと苦手なんだよね、と碧南は苦笑する。
「でも今回は、自分でもけっこう頑張ってるかな。ここで落して、好きなことできなくなったら嫌だから頑張れるっていうのはあるよね」
大好きな乙女ゲーを我慢して、図書館で勉強もして
、数学は確実に前より解けるようになった。テストを一発でクリアして、買ったはいいが封印している『幻想恋鎖』(初回特典付き限定バージョン)を早くプレイしたい。人は欲深いときほど頑張れる生き物である。というやつだ。
「みんな、頑張っているんだな」
サキリは一口お茶をすすると、感心した面持ちで同級生たちを見た。
「僕は、帰国子女だから英語は得意なんだけど、ほかの教科はあまり奮わなくてね……なにせほら、学業以外にも僕たちにはいろいろなことがあるじゃないか」
それとなく神魂事件や様々な冒険のことをほのめかせば、もれいび一同がうんうんと強く頷く。
「それで、前回は学業を疎かにしてしまいギリギリで詰め込んで大変だったものだから、その轍を踏まえて、今回はしっかりやらないとと心掛けたよ。勉強は普段の積み重ねと生活管理能力の訓練だね」
「訓練かー」
円は遠く、虚空を見た。
「ぼくは頭が良くないからさ。テスト勉強を全部やろうとしないでポイントを絞ってやろうと思ってるのさ。テスト勉強はさ、全部やろうとすると大きな海を目印無く進む事になるからすっごくつらいと思うんだ」
「わかるー! そうそう、そうなの!」
ののこが盛大に共感する。
「でも、ポイントってどうやって絞るのー?」
いい質問だ、とばかりに、円は深く頷いた。
「先生は授業中に何処が出る、何が出るって言ったり、ここが重要だってアクションを起こしてる筈なんだよね。それで内容を絞ってくれるから、余裕や時間が無くて、最低限の勉強したいなら、その先生が、ここは出る、出すって言ったところや大事って言った所を覚えて勉強の範囲絞ってもいいかも」
「なるほどー」
ののこがたいそう感心すると、流が横目でののこを見た。
「日ごろの授業をまじめに聞くってのが効率いい点の取り方だから、ちゃんと先生の言うポイントをメモして覚えておかねぇとだぜ?」
「うっ……急に心の臓が……」
耳の痛い言葉に、わざとらしく胸を押さえるののこ。流はそんなののこの頭をぐりぐりやった。
「ったく。授業ちゃんと聞けよな」
「たはは」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
NPC交流
定員
1000人
参加キャラクター数
77人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月01日
参加申し込みの期限
2017年01月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年01月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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