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猫鳴館、笑うべからず黒猫の狂嵐
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● クソゲーとエロゲーと包丁の部屋
「わっ、また死にましたわ!」
上下 左右
は、埃のたかった古い機体の前に座って、クソゲーと名高い往年の謎解きアクションゲームをプレイしていた。登場人物たちが冷たくて通い詰めても全然ヒントをくれない上に、主人公が簡単に死ぬ。だが、それがいい、と左右はわりあい楽しんでプレイしている。
もちろん左右も掃除をしていたはずだった。いや、そもそもは、桜花寮から猫鳴館に引っ越しを考えていて下見にきただけだったのだ。それがどういうわけか大掃除に駆り出され、挙句、古いゲーム機と古いクソゲーが発掘されたおかげで、その前に座りっぱなしという有様である。
同じ部屋では何故か
サキリ・デイジーカッター
が錆びた包丁を研いでいる。
それはもう、刀匠のような神妙な顔つきで、一心にだ。
サキリもはじめは真面目に掃除していたのだ。
先輩たちが残したものを整理していると、いったいどこに隠されていたのかと思うくらい様々なものが出てきた。たとえば、今左右が遊んでいるクソゲーがあった段ボール箱には、エロゲーも山のように入っていた。
端の破れたパッケージは黒地に極彩色のドット絵で、描かれている女性はかなりご年配の様子。
「『超熟女(現代編)(宇宙編)(転生編)』……三部作? う、ううん、これは……」
パッケージ裏を見ると、登場人物が全員、超個性的なおばあちゃんキャラというのがウリで、のちに調べたら意外にプレミアがついていた。
かとおもうと、温かみのある絵に見覚えのある、童話の絵本も出てきた。
「僕が昔に読んでいた奴じゃないか。あの頃の僕はまだやさぐれて無かったし懐かしいな」
さらに発掘を進めていくと、手ぬぐいに包まれた錆びた包丁まで出てきたではないか。
「ここで殺人事件でもあったのでしょうか?」
覗き込んで、左右はおもわず口にする。手ぬぐいがまっさらで血らしきもので汚れていなかったのは救いだ。
「事件性はなさそうだけど、こんなところに刃物を放置するなんて許せないな」
サキリは包丁を矯めつ眇めつしたのち、おもむろに胸ポケットから砥石を取り出し、匠の顔となった。
「まだ使えるじゃないか。刃が少し痛んでいるけど研ぎなおせば復活する筈だ」
こうして――片や往年のゲームに勤しみ、片や刃物研ぎに夢中という、不思議な状況が生まれたのである。
「ああっ、また死にました。セーブがないので最初からなのが辛いですわ。昔のゲームはプレイヤーに尋常じゃない忍耐を求めてきますわね。でも、負けませんわ!」
左右は幾度目かのリセットボタンを押している。
そうこうしていると、廊下の向こうが騒がしくなった。
「あぁ! 目が……目がァァァァ! 眼鏡がないと僕は、僕はァァ……!」
走ってくるのは裸眼の
伊賀 解理
。案外かわいい顔をしている。
黒猫サンが眼鏡をひらひらさせているところを見ると、罰ゲームに取られたようだ。
左右は、はっとして廊下に飛び出した。
「そうです。私はこんなものを見つけていたのでした。
ヒゲメガネ
ーー!!」
左右はヒゲメガネを解理に貸し与えた。
解理はそれを装着した。
「おおうこれは……! ヒゲだけに、ひげぇ(ひでぇ)!」
なんということだろう!
解理はどうしようもない親父ギャグを発した挙句、ひげダンスを踊り始めた。
「何故だ! 何故僕はひげダンスを踊っているんだ!」
神魂のせいでもなんでもない。
ただ、猫鳴館のカオスがそうさせているのである。
笑いの沸点の低い左右は、解理の親父ギャグとひげダンスに、腹を抱えて笑っている。
「あは、あははは……ヒゲだけに! あははははは!」
黒猫サンが左右目がけて大きなハリセンを振り上げたのは、当然のなりゆきであろう。
「はい! 上下はん、アウトーーー!」
スパコーーーン! と軽快な音が館の廊下に響き渡る。
「残機が1つ減りましたわ……」
左右は頭を擦り擦り、恨めし気に黒猫サンを見つめるのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年12月26日
参加申し込みの期限
2017年01月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年01月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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