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☆シェフとメイドの結婚
サンルームにテーブルを持ち込んで、
八神 修
は手作りのパーティ会場を飾りつけていた。
フランス料理を専門とする修のシェフ壬生健介が結婚すると知ったのは先日のこと。
相手は誰か聞いてみれば、なんと
椿 美咲紀
宅のメイドだという。
家同士が宗教的な付き合いがあるので、美咲紀とは中学からの友人だ。
メイドは寿退社と美咲紀から聞いた。
親は使用人とは親しくすべきではないと考えているので、知られたら良い顔はされないだろう。
内緒で門出をお茶会で祝福しよう、と修は美咲紀に持ちかけた。
感謝を形にしたいから、使用人頼みではなく自力で頑張って準備を済ませた。
やがてチャイムが鳴り、ややあって美咲紀と招待客たちが現れた。
「おじゃまします~」
元気に入ってきたのは美咲紀、その後からドレスの女性が、最後に壬生が続く。
「ようこそ。まずは花束贈呈だ」
修と美咲紀は、大きな花束を二人に渡した。
「おめでとうなのですよ!」
美咲紀が拍手し、修も拍手の後女性に向けて自己紹介する。
「八神修です。壬生、紹介してくれるか」
促された壬生は頷いて、女性の肩に手を置いた。
「このような席にお招きいただき、誠にありがとうございます。こちらは柏木妙子さん、私の妻になる人です」
「はじめまして八神様。お噂はかねがね」
「どちらからの噂かな」
柏木の言葉に修は美咲紀を見る。
「柏木さんとシュー君トコの壬生さんがいつの間にかお付き合いしてたと知って、びっくりしたのですよ。でこのたび目出度く結婚という事にあいなりましたので、お祝いにささやかなお茶会をしましょうという、ありがたーい雇い主の親心ということなのでございます。ふふふのふ」
「何か企んでないか」
修の突っ込みに、視線を宙にさまよわせる美咲紀。
「え、いや、ウスイホンのネタになるなとか、そーいうワケでは無いのですよ。オ・ト・ナな恋愛の馴れ初めとか苦労とか。色々とお話聞きたいじゃないですか。後学の為に」
うふ、と笑ってみせる美咲紀だが、柏木はさりげなくかわす。
「美咲紀様も八神様も、ほんとうにありがとうございます。私たちのために……」
頭を下げた壬生と柏木に、
「壬生には個人的に料理の相談にも乗って貰ってるし、俺も感謝の気持ちを表わしたかったからね」
そう言って修は扉を開けた。
「さて、プロである壬生に出す物ではないかもだが、俺なりに頑張った気持ちだ」
用意してあった修手作りのケーキに、壬生と柏木は目を瞠った。
さっそく席について、紅茶と共に食べ始める。
「基本の苺のケーキだ。あまおうたっぷり、爽やかな生クリームを心がけ、スポンジに僅かに蜜を含ませている」
「美味しい! 二人のスイートな雰囲気にぴったりなのです♪」
美咲紀が言えば、
「……修さまのお気持ちがこもったケーキ、素晴らしい出来です」
壬生も満足しているようだ。
「気に入ってもらえてよかった。……ところで新婚旅行は?」
修が水を向ける。
「はい、式の後お休みをいただいて10日ほどフランスへ行ってまいります」
「フランスか。それ、フランス料理の研究も兼ねてるんじゃないのか?」
「おっしゃるとおりです。実は……いずれ独立してレストランを出したいものですから」
「ええ、私もこの人が修行したところを私も見てみたいんです」
「そうか……奥さんは退職されるそうだが、これからどうするんですか」
「ええ、しばらくは家のことに専念して壬生を支えて行きたいと思います」
店を立ち上げたら奥さんと一緒に経営していくということだろうか、と修は思う。
「柏木さん超有能だから何でも任せられたのに、彼女が居なくなるとウチは困るのです」
美咲紀が残念そうに言う。
「そういば壬生との馴れ初めは」
「あ、私も知りたかったのです。柏木さんのらりくらりと巧くかわして、なかなか核心を聞き出せないのです」
美咲紀は身を乗り出す。
「ええ……星ヶ丘にきてからまもなくです。買い物のとき、私が落とした荷物を拾ってくれて」
「危なっかしく見えたので行き先を聞いたら同じ方向だったと言うわけです」
柏木と壬生は目を見交わし微笑む。
(すると付き合って10ヶ月くらいか)
自分が恋していたころ、壬生にもそんな出会いがあったとは、と修は思う。
「人の縁って凄いね」
修が呟くと、
「お幸せになのですよぉ。春からは壬生妙子さんなのですねぇ。これはこれで良い名前です」
美咲紀も笑顔になった。
いつか自分もこんな時を迎えるのだろうかと思うと、何か感無量な美咲紀。
「紅茶をもう一杯いかがかな?」
微笑んで勧める修だった。
お茶会の後二人は他の使用人たちのところへ挨拶に向かった。
その間に美咲紀は修とこっそり相談する。
「後任に良い人居ないでしょうか。私の趣味に理解あって巧く見て見ぬふりをしてくれて。園芸もそれなりな人がいいのです」
「わかった、後で何人かリストアップさせるよ」
「庭や畑の様子に気付いてくれると嬉しいのにゃあ。暫くは他の人でも何とかなりますが、柏木さん超有能だったもん」
「そうだな、俺も壬生にやめられたら痛手だ」
人の縁にしみじみと思い馳せる二人だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年12月25日
参加申し込みの期限
2017年01月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年01月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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