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魔界からの試練 ――たゆたう混沌姫ミサラトテップ――
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「一気に畳み掛けるぞ」
修はMP回復ポーションをぐいっ、と飲み干すと火属性を与えた弾丸を次々に放つ。それにあわせるかのように、銀の煌きが触手を打ち据えていく。限界に近づいた体の碧南だが、確かな動きで触手を寄せ付けない。
並んで踊る冬華と都が撃ちもらした分を瞬時に捌く。3人のHPは真白が見張り、適度に回復をはさんでいく。
反対側からはサキリが爪を閃かせ、少し離れた所から着ぐるみさんがボウガンで援護射撃。二一もクナイで応戦すれば、ここにきてミサラトテップが呻いて血を吐いた。どうやらBS【毒】を喰らったようだ。
彼らをサポートしながらゆきこさんもまたピッケルを振るう。傍らの刀と共に援護に回り、フォローも忘れない。
「それじゃあ、フィナーレ♪」
みつびはびしっ、と鉄扇を広げると舞うように振るった。現れたのは、きらきらと輝く氷の恐竜……ネッシーである。それをぶつける『氷獣ネッシー』が今、放たれた!!
涼しげで派手な音を立ててぶつかるミサラトテップと氷獣。洞窟に音が反響しより大きく聞こえるが、それは冒険者達の、鬨の声にも思えた。
「はんっ、こっからでしょ、こっから!」
「意地、みせますよ!」
既にボロボロになりながらも、円と梢はにやり、と哂う。みつびの魔法で触手が凍った今がチャンス、とばかりに2人は思いっきり走りこんだ。
思い切り息を吸い、助走をつけてとび蹴りを放つ円。ただのとび蹴りではない。足に龍の幻影を纏った『ドラゴンキック』である。だが、それのキャンセルエモートでスライド撃ちができるのだ。
「喰らえ、破廉恥娘!! ドラゴンキック! ダンスエモート!」
幻影の龍がミサラトテップの腹を通り抜ける。予想以上の大ダメージに目を丸くし呻くそこへ、流れるような拳撃が飛んでくる!
「たあああああっ!」
ぱりっ、と雷を纏った拳が額を襲うも、円が着地した時点でミサラトテップは落ちていなかった。仕返しとばかりに触手を振るおうとしたとき、音を立ててそれらが落ちていく。梢の『胡蝶拳』が唸りを上げ、コンボによって溜まった気が、舞い上がる蝶のようにオーラとなって立ち上る!
「覚悟っ! 胡蝶拳奥義!!舞風蝶烈拳!!」
残像つきの無数の拳撃を浴び、ミサラトテップが苦悶の表情を浮かべ、触手を振るう。それに打ち据えられた梢と円は、HPが尽き七色のシャボン玉となって虚空へと消えた。
更なる攻撃を放とうとするミサラトテップを阻害したのは、見えない牢屋。アカリが使った風の魔法『スカトの牢』による風の拘束が、がりがりとHPを削っていく!
「絶対に、負けない!」
アカリの叫びで覚悟を決めたねむるが、穂先が赤く輝く槍を手に身構える。修に火の属性を添付してもらったのだ。
「頼んだぞ」
修が祈るように言えば、ねむるは笑顔で頷く。彼は表情を引き締めると、ミサラトテップを見据えた。
鈍い音を立ててライフストリームを発動させ、HPは1となった。最大HPとの差はかなり大きく、ナイツ・オブ・ペインの攻撃力はうなぎ上りだ。
「終わらせるよ、ミサラトテップ。僕は……」
――この一撃に全てを載せるよ!
助走を付け、大きく槍を投げる。それを払わんと触手を伸ばすミサラトテップ! だが、拒む物達がいた!!
「させませんっ!」
死角から現れた翼の周りに風が巻き起こる。至近距離で大ダメージを与える風属性の一撃必殺技『デットリーゲイル』である。ミサラトテップはその一撃を避けた、筈だった。しかし、音を立てて触手が舞って行く!
『覚悟なさい!』
強力な触手の一撃が翼を襲う。だが、それを庇ったのは大手裏剣に乗った二一だった。
「お姉さんっ!」
二一はにっこり笑い、そのまま七色のシャボン玉となって消える。弾かれた翼は、その光景を黙って見送るしかなかった。
だが、次の瞬間。ミサトラテップの身体が大きく傾き、そのまま地面へと倒れる。奇妙な静けさがその場を支配し、ねむるはその場に膝を着いた。
(これで終わらなきゃ……、ジリ貧だ)
緩やかに意識が刈り取られていく。修が何かに気づき術を施そうとした時、ねむるは七色のシャボン玉となってはじけてしまっていた。
ちゃぽん、ちゃぽん……。
緩やかに水が溢れていく。潮溜まりから流れていく海水が、ミサラトテップを包んでいく。
(あれ?)
何故だろう、嫌な予感が拭えない。修は表情を険しくしたままミサラトテップを見つめる。だが、それよりも早く、水の繭が爆ぜた。
全体に降り注ぐ海水は眠りに誘う事も無く、元の姿に戻ったミサラトテップはくすくす笑って一同をみやる。
(という事は……?)
コズエル戦を制した者たちは、一種の予感を憶え、表情を緩める。そして、ややあってミサラトテップは少し残念そうに笑った。
『ふうっ、もっと遊んでいたいけれど……そうも言ってられないのよね』
ミサラトテップはくすくす混じりに笑みを強め、一同から背を向ける。そして、ひらひらと手を振った。
『愉しかったわ。また遊びましょ?』
そういい、彼女は音も無く潮溜まりの中へと消えていった。
一時の静寂の後、冒険者達はいっせいに歓声を上げた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年08月03日
参加申し込みの期限
2016年08月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年08月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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