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【球技大会】テニスの部(白猫組サイド) -後半-
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しかしその後も零葉と零はなかなかかみ合わず、立て続けにゲームを取られてしまった。
「やはり零葉殿は兄上からの返球に過剰反応しているようじゃのう」
零葉は自覚が無いのかもしれないが、零の目から見れば兄である極夜に対抗心を燃やしていることは明らかに見える。
ただがむしゃらに球を追っているだけならまだ零もフォローすることができた。
しかし零葉はなまじ反射神経が良く足が速いために、零が受けるべき球だけではなくアウトになりそうな球も追いついて打ち返すことが出来てしまう。
もちろん無理な体勢からのストロークでは十分な威力も出ず、満足なコースに打ち返すことも出来ない。
結局のところ相手により多くのチャンスを提供してしまっていた。
「ゲーム、白猫組!」
そしてまたひとつ、極夜と芽瑠がゲームを奪った。
「このままではいけないな」
そう呟くと、作戦会議をするために零は汗だくで荒い息をついている零葉に近づいた。
「零葉殿」
「零さん……」
「随分お疲れのようじゃの」
「そんなことないわよ……」
「うむ、陽がだいぶ高くなった。日差しがちときつい」
零は手を掲げてひさしを作る。
それにつられて零葉も空を仰ぎ見た。
眩しそうに目を細める。
「ここいらで少し拙者に任せて、零葉殿は休まれてはいかがかな」
「でも……私は零さんのパートナーだもの……私も頑張らなければ」
「どちらかと言えばそれは拙者の台詞であろ。ようく見てみよ。拙者が疲れているように見えるかな」
汗まみれの零葉と、涼しげな顔で髪も乱れていない零。
比較すれば一目瞭然だった。
それでもまだ釈然としない顔をしている零葉に零は告げる。
「まあ、拙者もおのこなれば、零葉殿のように綺麗なおなごの為働くのは悪い気がせぬ故。あまり深く考えず拙者に任せられよ」
その言葉を聞くと零葉はおかしそうにふきだした。
「ふふっ……その格好でおのこですって……?」
「そ、それは仕方ないであろうが!」
零は慌ててスコートの裾をおさえるのだった。
「おや、あちらも終わったようだよ間宮様」
「そうみたいですわね」
零葉と零が話し合っている間、芽瑠と極夜も作戦会議をしていた。
現在優位に立っているこちらの二人の基本方針は、『ミスをしない』ことだ。
派手なプレーや特殊な動きをするわけではなく、非常に堅実に勝ちを掴もうという作戦である。
極夜が素直なプレーをせざるを得ない分、芽瑠がテクニック面をカバーしている。
「このままいけば私たちの勝利は確実ですわ、哀坂さま」
「そううまくいくと良いんだけどね」
「何か不安要素がございまして? こう言ってしまってはなんですけれど、妹さん、零葉さんは哀坂さまを意識しすぎて冷静じゃありません。ほとんど2対1で戦っているようなこの状況で、私たちが負けるだなんてありえませんわ」
汗ばんだ前髪をかきあげながら芽瑠がそう尋ねると、極夜は少し楽しそうに笑って言った。
「そうだね、私もそう思うよ間宮様」
でもね、と極夜は付け加える。
「零葉は私の妹なんだよ」
「……」
確かに、と芽瑠は思う。
少し練習したとはいえ全くの初心者のはずの極夜は、現状ほとんど不足なく芽瑠のパートナーを務めている。
彼の運動センスが通り一遍のものではないことは芽瑠にも分かっていた。
だからこそ彼女は、『極夜の妹』という言葉に言い知れぬ不安を感じたのだろう。
そしてまた、そう言い切れる極夜の、彼自身への信頼のようなものが頼もしくも思えるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
三三三
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月05日
参加申し込みの期限
2013年05月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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