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○もてなしとバレエ
「エレナちゃんが踊るなら、それこそがパーティのメインイベントだよ」
着替えを済ませた剣崎エレナに、控室で信彦が話しかけていた。
子どもの頃からクラシックバレエをやっている
剣崎 エレナ
は、自意識もプライドも高い割には、褒められるのが苦手だ。
「そう? 急なことで、完璧な調整とはいえないから気軽に踊らせてもらうわよ」
けれど調子よく常にレディを褒めちぎる信彦が相手なら、意識せず気楽にほめられていることができる。
「問題ないよ! エレナちゃんなら、立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花。さて、そろそろ行こうか」
桜栄 あずさ
理事長も会場に姿を現していた。
相変わらず胸の開いたドレスを着て色っぽい。というか顔が赤い。
生徒だけでなく大人が来ることも想定して、アルコールの準備もしてあったが。
遠慮なく酔っぱらっているようで、やや千鳥足だ。
いち早く気づいたのは昌也だ。
(おや? 桜栄理事長も来てるのか~。見事に酔っぱらっていらっしゃるけど……主催側としてちゃんと挨拶はしておかなきゃな!)
大人と話す緊張はそれほどではないが、女性と一対一だ。
緊張で若干オドオドしながらも、使命感やら責任感を感じ理事長の元へ向かう。
一方、修も理事長に気づき、使用人に声をかけていた。
「理事長に長椅子と小型テーブルを」
使用人は一礼するとすぐに動いた。
「さ、桜栄理事長。き、今日はその……た、楽しんでもらえてますでしょうカ!」
固い動きで礼をした昌也の語尾が上ずっている。
「あら、ホスト部の部長だったわね? ええ、楽しんでるわよ」
「や、やはり男たるもの、じょ、女性を喜ばせなくてはならないと、常日頃から思っているわけデ! わ、我々ホスト部としてもとても良い機会に恵まれて嬉しく思っておりまス!」
オドオドしながら一生懸命挨拶する昌也。
そこへ修が現れ、優雅に一礼する。
「ようこそ理事長。今椅子を準備させました、剣崎先輩の踊りもよく見える位置に配置させますね」
「あら、ありがとう」
長椅子が運ばれてきた。修は必要ならすぐ支えられる位置でエスコートする。
そこへ座る理事長を目で追いながら昌也は気づく。
(しまった、言い忘れてた)
「あ、桜栄理事長! き、今日もお綺麗ですネ!」
遅すぎた言葉に、理事長は当然と言うように嫣然と微笑んだ。
その時、舞台袖から信彦が合図した。
エレナの準備ができたことに気づき、昌也は裏手に退く。
「何かとって欲しいものはありますか?」
修はさらに理事長のもてなしを続ける。
「それじゃ、お勧めのを頂戴」
「はい」
修は自分の用意した高級トリュフや手作りクッキーのフォンデュ、それに紅茶をチョイスし、理事長の元に運んだ。
「なかなか美味しいじゃない」
理事長のお褒めの言葉に、修は微笑んだ。
「レディース&ジェントルメン、剣崎エレナちゃんのバレエの時間だよ!」
信彦にライトがあたり、そのアナウンスに皆が注目する。
「趣味はダイエット、特技はリバウンド。エレナちゃんの我がままボディが今日も俺たちを魅了する!」
けなしているように聞こえるのは語彙の問題で、彼に悪気はない。
「あら、面白そうじゃない」
理事長の言葉に修は頷いて言う。
「ここで一緒に剣崎先輩の踊りを見てもいいですか?」
「もちろん」
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花。ダンスする姿はエレナちゃん! 存在自体が花、皆のアイドル、エレナちゃんの華麗な舞をとくとご覧あれ!」
信彦の紹介と共に音楽が流れ出す。
スポットライトと共にバレリーナ姿のエレナが現れ、美しくくるくると舞い始めた。
見事なバレエに、皆が拍手を送った。
踊り終えたエレナに、修が用意してあった大きな薔薇の花束を持って歩み寄る。
「パーティーを盛り上げてくれたお礼です」
感謝を述べた。
「ありがとうエレナちゃん、君はこの薔薇より美しい!」
薔薇を渡す役を譲ったかに見えて、ちゃっかりおいしい役は取っている信彦にエレナは笑顔で言う。
「ありがとう。……さっきの趣味と特技についてのアナウンスはあとで説明してもらうわよ」
「……えっ、何のことかな?」
そこへ、カレー皿を持った巌が駆け寄ってきた。
「エレナちゃん、おすそ分けじゃあ!」
「すみません、踊りの後ですのでこちらでお預かりしまっッス!」
すかさず昌也がガードに入る。
「カレー……?」
漂うカレーとチョコの香りに、エレナが少し眉を寄せた。
何か思い出したようだ。
「それじゃあこちらにもおすそ分けじゃ」
巌は理事長の前の机にチョコフォンデュカレーを置く。
色っぽい女性に弱い巌は少し引き気味だ。
「面白そうね、食べてみて」
理事長はにっこりと修にカレーを勧めた。
「……俺がですか?」
一瞬困った顔になったが、意を決してスプーンを口に運ぶ修。
「……毒は入ってなさそうです。ええ……個性的な味ですね」
紳士的に言葉を選ぶ修に巌はドヤ顔で言う。
「そうじゃろ! おかわりもあるからどんどん食え!」
「……遠慮する」
修は紅茶を飲みながら憮然と答えた。
結局、かなり残ったフォンデュカレーは『この後スタッフ(巌)が美味しく頂きました』となった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年07月21日
参加申し込みの期限
2016年07月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年07月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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