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- 種族
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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
ある天使と悪魔の脱出ゲーム
トワ・E・ライトフェロゥと夜海霧 楓は手を繋いだ状態でゲームの中にいた。
「そー言えばなんで 『Angel fall』なのか」
最初に口を開いたのは、楓だ。その答えは、案外早く知ることとなる。目の前……空中に、このイベントの説明のように文字が浮かんでいたのだ。
「天使側は堕天の意。神様の言う事に逆って一緒に飛び出す。悪魔側は落ちてくる天使の意」
淡々と読み上げると、楓はひとつ息を吐いて、トワの手を離さないよう握った。
「さあ、行くぜ」
「Angel てーんしデスケドこう……balance とれる ナイデス！」
トワは、片方羽が破れた天使の格好になっていた。それに対して、楓は悪魔の格好をしていた。
「カエデはトワより child なってるマス！」
「５、６歳ってとこか」
なぜか、幼い体型になってしまっている。ゲームの原作通り、そう簡単に抱えて飛ばせないためと、魔力の維持を最低限にするためだろうか。
「要所にゃ一定時間元に戻れる場所があるだろうし」
「Let's go to Angel gate デス！ おいてくデスヨ！」
トワは楓の手を引っ張って、よたよたともどかしく歩き出す。
「先を知る奴特典のハードモードみたいなもんかね」
楓も、トワと手を離してしまわないよう、歩き出した。
「ふたーりナラ フカノウなんてない！ デス！」
ルールに則って、この長い螺旋階段は、手を繋いで降りるしかなかった。が、１つ良かった点がある。それは、トワの方もまともに歩けないということだ。
（じゃなきゃ、引きずられてっただろ、確実に）
螺旋階段を引きずられていく姿……想像しただけで、恐ろしく痛い。
（と、思っていた時期が俺にもありました）
数の暴力はどうにもならない上に、方向音痴のトワが主導で動く場面は、ゲームと同じように画面にマップ表示があるわけではない。
何回やり直したか解らないくらい、様々な意味でハードモードだった。
「Retryいっぱいしたデス。save pointのchairが気持ちよくて、ふたりともlong long sleep するマシタネ」
主導だったトワはというと、てへぺろっ、という表情をしていた。
「門を越えれば最後のイベントだったはずだが」
言いながら、門の外へ足を踏み入れようとした。
「gate 超えたら game clear デス？ とおもたら close したデス！」
「っと、元の姿に戻れた……隙に門が閉じちまった」
楓は、５、６歳の身体ではなく、現実世界にいたときと背丈の身体に戻っていた。
トワと２人で門を見る。念のため、試しに片手で押してみたが、門は静寂を守っていた。
もしこれが原作通りなら、ここでじっとしていたままだったら、２人は消えて移動してしまうはずだ。
「トワ聞こえるか！ この先に踏み出す為には、お前自身がやりたかったことを思い出せ！」
ゲームの中と同じようにトワの気持ちを鼓舞するより、こっちの方が分かりやすいと思ったのだ。
（周りの天使兵を倒して、門を見えるようにしねぇと）
楓は手なり何なりを必ずトワに触れた状態で、天使兵を倒しにかかった。
「あれでも一応、大事な預り身なんでな」
門が再び開いたとすれば、大体何をするか分かる。
今手を繋いでいる小さな天使を必ず見つけて、そして。
「悪魔の契約と約束を守るために掴み取ってやるぜ」
父様、に見えるAngelは語るです
飛べないお前に外の世界は厳しい
塔に居れば不自由もない
全部トワの為にやっている のだと
でもそれは生きているって言えるの？
空を飛びたいと願うのは
皆と同じ様に生きたいと願うこと
それを叶えてくれる人に会えた
gateはもう開いてる
後は寝子島に来た時と同じように
外の世界に微笑みながら一歩踏み出して
（今までありがとう 行ってきます！）
「目を瞑って落ちてマスケド no problem、ダイジョーブ」
トワは自分の手と繋がる、楓の手の温かさを感じたためか、不安は無かった。
「カエデは守るって約束したし、それを絶対守るマス。２人ならフカノウはナイデス！」
「そー言えばなんで 『Angel fall』なのか」
最初に口を開いたのは、楓だ。その答えは、案外早く知ることとなる。目の前……空中に、このイベントの説明のように文字が浮かんでいたのだ。
「天使側は堕天の意。神様の言う事に逆って一緒に飛び出す。悪魔側は落ちてくる天使の意」
淡々と読み上げると、楓はひとつ息を吐いて、トワの手を離さないよう握った。
「さあ、行くぜ」
「Angel てーんしデスケドこう……balance とれる ナイデス！」
トワは、片方羽が破れた天使の格好になっていた。それに対して、楓は悪魔の格好をしていた。
「カエデはトワより child なってるマス！」
「５、６歳ってとこか」
なぜか、幼い体型になってしまっている。ゲームの原作通り、そう簡単に抱えて飛ばせないためと、魔力の維持を最低限にするためだろうか。
「要所にゃ一定時間元に戻れる場所があるだろうし」
「Let's go to Angel gate デス！ おいてくデスヨ！」
トワは楓の手を引っ張って、よたよたともどかしく歩き出す。
「先を知る奴特典のハードモードみたいなもんかね」
楓も、トワと手を離してしまわないよう、歩き出した。
「ふたーりナラ フカノウなんてない！ デス！」
ルールに則って、この長い螺旋階段は、手を繋いで降りるしかなかった。が、１つ良かった点がある。それは、トワの方もまともに歩けないということだ。
（じゃなきゃ、引きずられてっただろ、確実に）
螺旋階段を引きずられていく姿……想像しただけで、恐ろしく痛い。
（と、思っていた時期が俺にもありました）
数の暴力はどうにもならない上に、方向音痴のトワが主導で動く場面は、ゲームと同じように画面にマップ表示があるわけではない。
何回やり直したか解らないくらい、様々な意味でハードモードだった。
「Retryいっぱいしたデス。save pointのchairが気持ちよくて、ふたりともlong long sleep するマシタネ」
主導だったトワはというと、てへぺろっ、という表情をしていた。
「門を越えれば最後のイベントだったはずだが」
言いながら、門の外へ足を踏み入れようとした。
「gate 超えたら game clear デス？ とおもたら close したデス！」
「っと、元の姿に戻れた……隙に門が閉じちまった」
楓は、５、６歳の身体ではなく、現実世界にいたときと背丈の身体に戻っていた。
トワと２人で門を見る。念のため、試しに片手で押してみたが、門は静寂を守っていた。
もしこれが原作通りなら、ここでじっとしていたままだったら、２人は消えて移動してしまうはずだ。
「トワ聞こえるか！ この先に踏み出す為には、お前自身がやりたかったことを思い出せ！」
ゲームの中と同じようにトワの気持ちを鼓舞するより、こっちの方が分かりやすいと思ったのだ。
（周りの天使兵を倒して、門を見えるようにしねぇと）
楓は手なり何なりを必ずトワに触れた状態で、天使兵を倒しにかかった。
「あれでも一応、大事な預り身なんでな」
門が再び開いたとすれば、大体何をするか分かる。
今手を繋いでいる小さな天使を必ず見つけて、そして。
「悪魔の契約と約束を守るために掴み取ってやるぜ」
父様、に見えるAngelは語るです
飛べないお前に外の世界は厳しい
塔に居れば不自由もない
全部トワの為にやっている のだと
でもそれは生きているって言えるの？
空を飛びたいと願うのは
皆と同じ様に生きたいと願うこと
それを叶えてくれる人に会えた
gateはもう開いてる
後は寝子島に来た時と同じように
外の世界に微笑みながら一歩踏み出して
（今までありがとう 行ってきます！）
「目を瞑って落ちてマスケド no problem、ダイジョーブ」
トワは自分の手と繋がる、楓の手の温かさを感じたためか、不安は無かった。
「カエデは守るって約束したし、それを絶対守るマス。２人ならフカノウはナイデス！」
あとがき
担当マスター：
鳴葉ゆらゆ
ファンレターはマスターページから！
シナリオにご参加いただき、ありがとうございました。
鳴葉ゆらゆです。
どの天使と悪魔のペアも、ゲームの中から脱出できて良かったです。
困難に立ち向かう姿など楽しんでいただければ幸いです。
また機会がありましたら、よろしくお願いいたします。
鳴葉ゆらゆです。
どの天使と悪魔のペアも、ゲームの中から脱出できて良かったです。
困難に立ち向かう姿など楽しんでいただければ幸いです。
また機会がありましたら、よろしくお願いいたします。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2016年06月17日
- 参加申し込みの期限
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- 2016年06月24日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2016年06月24日 11時00分
