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ある天使と悪魔の脱出ゲーム
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工藤 耀
は、ゲームの中で、悪魔の姿になっていた。特徴はといえば、黒い翼に、黒豹の耳と尻尾。それから角が生えている。
七音 侑
もまた、無邪気な天使の姿になっていた。
悪魔と親しくしたとして幽閉されていた侑の手を引いて、耀はここまで逃げてきたのだった。
(工藤君が助けに来てくれた)
天界の皆には悪いけれど、侑はもっと外の世界が見たかった。耀に手を引っ張られて、天使たちから守られながら逃げ続けていた。そのため、耀の身体はあちこち傷だらけだった。翼も例外ではなく、傷ついている。
(……これ以上工藤君が傷つくのは見たくないよ……)
そう思って、涙がこぼれそうになる。が、侑は涙をぐっとこらえながら歩き続けていた。
「はあ、何ずっと泣いてんだ」
溜息混じりに、耀は侑の頭を少し荒く撫でた。
「泣き顔を見るのは好きだけど、あんたのその泣き顔は……何か苦手だ」
この辺りに来てから、耀は力が抜けていくような感覚に襲われていた。天使との戦いの傷もあって、本当は歩くのがやっとだったのだ。それでも手を繋いでいる侑にそうと気付かれないようにしてきたのだが……残念なことにその蓄積されたダメージと疲労を、段々隠しきれなくなってきているのも事実である。
(ムカつく。あの天使共が。攫っておいて先に限界が近くなる俺自身が。……せめて、)
「気が変わった、ここまでにしようか。あんた、泣いてばかりで面白くねぇ。あーあ、今回はゲームオーバーだな」
耀は敢えて突き放す言動をとった。
(ここで手を離しても、侑は連れ戻されるだけ。くたばるのは、俺一人でいい)
そう思ったがゆえの言動だった、そのはずだったのに。
侑は耀に怒鳴った。
「それじゃダメなの! 工藤君と一緒じゃなきゃ外の世界も意味ないの!」
侑は耀の手を決して離すことはなかった。
「私は……工藤君の手を絶対離さない!」
(何で手を離そうとしないんだよ。……ずっと前も、お前は泣いてたっけ)
それはまるで前世を思い起こすような感覚だ。
(泣きながら俺を助けるなんて言うな、生意気。……でも、そんな純粋で強い光が、俺には眩しく見えて、愛おしくて)
色欲系の遊び人だったはずの耀が、落とせなかった侑。
(そうして惹かれて行ったんだ)
意地になっている内に惚れてしまった唯一の天使だ。
「……脱出できたら責任とってもらうぞ」
耀は倒れ込んだ。侑は、ぼろぼろこぼれる涙を拭いて、倒れこむ耀を背負った。そして一歩ずつ歩き出す。侑が思い出すのは、前世の記憶のようなものだろうか。
(なんだろう……前にもこんなことがあった気がする……こうやって工藤君に支えられたことが)
ならば、今度は侑の番だ。
(私が工藤君を守るんだ!)
まだ翼は辛かったが、今なら、耀と一緒ならもっと飛べる気がした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鳴葉ゆらゆ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年06月17日
参加申し込みの期限
2016年06月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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