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木天蓼大学の日常 ~大学終わった後、何してる?~
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【大学終わって……デートそしてストーカー?】
「ハロウィン以来だね。待たせたかい?
「ハロウィン以来ですね。いいえ、そんなに待ちませんでした」
そう言って、にっこりと笑いあう男女がいた。
寝子島のシーサイドタウンの駅前……、既に日は落ちており、人工的な灯りが周囲を満たしている。
「あぁ、少し待たせちゃったかな? 申し訳ない。けど、今日は楽しく過ごせるようにエスコートするよ」
そう言って、男性が……
五十士 柊斗
がそっと手を差し出した。
対して女性が……
エリューシア・セリアン
がそっと微笑んで手を握り返す。
ふと、エリューシアの顔を見た柊斗は、どきっとした。
派手ではないベースメイクに潤いのあるピンク色のリップの唇……、そんなエリューシアの顔に釘付けになる。
「……どうしましたか?」
「あ、……と。リップが可愛いな、と思って。うん、綺麗だ」
「まぁ!」
さっと、顔が赤くなるエリューシア。
柊斗も緊張しているのと、どきどきもあって顔が赤い。
どきどきどきどきと心臓が跳ねる。初々しいくらいに固まってしまう。そして、手を握ったまま停止する二人。
「……そ、そうだ。パンケーキの美味しい喫茶店を教えてもらったから行こうか」
「っ……行きましょう! あ、いえ、楽しみで」
しっかりと手を握ってそのまま柊斗とエリューシアは喫茶店へと歩いて行く。
そう、これから楽しいデートの時間なのだ。
だが、そんな二人を追う視線がある、どうやら柊斗は気づいているが、無視することに決めたようだ。
その視線の主は、
山野 無花果
。
「そう、次の新作は恋愛の要素を入れたい。つまり、恋愛をみる必要がある。たとえ馬に蹴られようが、止められない。そう、大学の講義の後はネタ探しに限る、と言うわけでネタになりそうなやつがデートをするという。だが……」
そういって、無花果は自分の姿に目を向ける。
「少女だ……僕」
そう、ろっこんのせいで無花果は立派? な自作小説のヒロインになっているのだ。
ちなみに、セーラー服の少女である。
「男性の方は王子様…ではなく五十士。これは間違いない。情報通りだ。が、女性の方は知らない顔だが、それはそれで都合が良い。ぎこちない雰囲気だが、参考になるだろう」
そういって、追跡を開始する。
さて、二人が入ったのは駅前でも有名なパンケーキの店でもある喫茶店である。
時間が時間なので、店内は大学生で賑わっている。
ちょうど空いてる席へと、柊斗とエリューシアは案内される。
「ちょうど席が開いていて良かった。人気店だから心配していたんだ」
「予約はやってないとありましたね。この店、良い雰囲気で、おしゃれです」
注文をして、やがてパンケーキが運ばれてくる。
その間にも何気ない話が続く……大学のこと、近況のこと。
自分自身のこと……柊斗もエリューシアもどの話題も尽きないとばかりに、しゃべり続ける。
どきどきもあるけれど、二人とも楽しさで満ちていた。
なお、柊斗は追跡してくる無花果に気づいており、窓の外から観察するその姿をとらえていた。
(あれは……隠れているようであまり隠れていない山野先輩。また変身しているのかな? とりあえず、優先順位が後なので放っておこう)
そのときであった。
何気なく窓の外に視線を向けた柊斗に気づかず、エリューシアも窓の外に目を向ける。
そのときであった、動くセーラー服の少女を見たのは。
(そういえば、駅前でも見かけましたね……ずっと追ってきているようですが……気になりますが、柊斗様と楽しみませんと)
そういうわけで、知られつつ放置されることになった無花果であった。
「それで、大学にいる教授がひどいんだ。授業の前に教室にムカデが出たって言ったのだけどね」
「そんなことがあったのですか。ムカデ……まだいるのですね」
柊斗の話を楽しそうに聞くエリューシア。
「そう、それでその教授が言うんだ。『一匹は出て行ったんだけど、ムカデはつがいだから、もう一匹いるかもね』って。教室がもう騒然としちゃって」
「まぁ、それでどうなったんですか?」
その光景を想像しつつ聞くエリューシア。
「その教授が『今から授業をはじめるので私語は禁止です。しゃべったら出て行ってもらいます』教授、にやりと笑ってるし!」
「あらあら……でもつがいは出てこなかったんですよね? 刺されなくてよかったです」
「まぁ、そうなんだけどね」
柊斗の話が終わると、エリューシアが話し始める。
やがて、食べ終わると会計を済ませ、次の場所へと移っていく。
「む、移動したか。追跡、追跡。しかし、誤算だ。窓から観察する羽目になるとは……話が聞ける位置を次は確保せねば」
無花果がやる気を出しつつ、さらに追う。
こうして、追跡は続いていく。
やがて、二人は寝子ヶ浜海浜公園の浜辺へとたどり着く。
この頃になると完全に日は沈んでおり、夜の海岸に昇る月が砂浜を歩く二人を映し出す。
「風が冷たいですね」
波打ち際の近く、砂浜に足跡をつけながら二人は歩く。
エリューシアはふわりと軽やかに、機嫌が良いのか演劇フェスで歌った歌を口ずさみながら、静かに微笑んだ。
(ふとした拍子に見せる彼女の笑顔が可愛いね)
そんな風に思いながら、柊斗も暖かい気持ちになった。
だが、冬も近く、冷たい風がすっと二人の間を駆け抜けていく。
エリューシアが少しだけ身を震わせると、そっと柊斗が言う。
「もし寒かったら風邪をひく前に帰ろうか? ほら、こんなにも冷えている」
口元で名残惜しいけど、と動かしつつ、そっとエリューシアの手を取る。
自然と、二人は見つめ合う形になり、距離も近くなっている。
「柊斗様……」
そう言って、潤んだ瞳をエリューシアは柊斗に見せる。
そう、エリューシアの内心は気が気でなかったのだ。
(また、セーラー服の少女が……向こうから視線が! もしかして、彼女も柊斗様の事を…? それで追いかけて? 彼女が柊斗様の事を好きでも、私は何も言う資格はありませんけれど、でも……)
それはどこかもやっとした感情だった。
目の前の自分の好いた人間をまた別の人間が好いている。(とエリューシアは思ったのだ)
恋でなければ、それは素晴らしい感情となっただろう。
だが、そのエリューシアを無花果の存在によってどこか嫉妬に近い感情がわき上がる。
それは嫉妬ではなく、目の前の恋を守る少女の心境なのかもしれないが、その事がエリューシアを動かした。
そっと、柊斗に身を預けるようにして、そっと前に出て寄り添う。
近い距離、触れあう肌……伝わってくる体温そして、吐息。
エリューシアも柊斗も触れあっている場所が、まるで熱い熱を持ったかのように燃えているのだと錯覚するかのような感覚になる。
「私、我儘なんですよ。……もっと、近くにいたくて……柊斗様の隣に、ずっといたいって願ってしまうんです。ダメ……ですか?」
「……!?」
真正面から見つめるエリューシア。その美しい緑の瞳に、自分が映っているのを柊斗は見る。
月明かりに映し出された銀色が、まるで柊斗を誘うように揺れていた。
「ダメ……じゃないよ。わがままな君も……」
そう言いつつも、そっと受け入れ、寄り添い合う。
きっと今の自分の菫色の瞳にはのエリューシアが映っているのだろうと、そんなことを思いつつ、目の前の存在に激しく心を揺さぶられたのであった。
やがて、無言のまま二人は来た道を帰っていく……手だけはしっかり握られたまま。
(そういえば、先輩は……まぁいいか)
柊斗はそんなことを一瞬だけ思って、すぐに忘れたのであった。
……。
「……寒いなぁ」
その頃、ネタが浮かんで猛ダッシュで戻った無花果は元の姿に戻っていた。
冬の風はどこまでも冷たかった。
変身が解ける寸前、エリューシアが尾行に気づいたかもしれなかったが、悟られる前に離脱できた……と信じている。
少なくとも、尾行は気づいたが、変身についてはばれなかったのだが……。
「しかしそれにしても、あの姿でこうして後を追っていると王子様の密会を偶然見かけてしまったヒロインのようだが……いや、とりあえずは執筆だ!」
こうして、日常はまた回り続けるのであった。
おしまい
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あとがき
担当マスター:
じんの
ファンレターはマスターページから!
最近、リリースする期間が長いので、あとがきで何かできないか色々模索しています。
四方山話な感じが苦手な人は、さくっと飛ばしておいてください。
くっくっく……どうして恋愛が投げられた!?
というわけで、描写レベルが上がったかもしれないじんのです。
バトルで愛を語るのは得意だが、こうして書いてみると実にやりがいがある。
他の方々の日常も楽しく書かせてもらいました。
こうして書いてみて思うのが、大学生って実はある意味生き生きしているんですよね。
恋愛とかも大学の内にやっとけとか大学生の時に言われたのですが、恋してるかー?
いろんな描写がやりたいので、ハートフルな展開もウェルカムです。
むしろ、それでイラストできたらいいなーとか(ちらっ ちらっ)
あと、大学シナリオもっと増えれば機会も増えますよね!
○大学って日常の巣窟の一つだよね
ゲームに読書に、お金、サークル上げればキリが無い。
バイトしてるPCさんいましたねー。バイトしてる最中のシナリオとかも面白そうです。
色々とネタが埋まっているというか、あの頃に帰りたい……。
ゲーセンもそうですけど、図書館も通いましたね。
大学の図書館って面白いんですよ。
通ってたところが、妙な蔵書がいっぱい置いていたので、色々と読んでました。
冷静に考えると、なんであったんだろうな……あれとかあれとか。
○大学シナリオ 次回のネタ募集?
ネタが尽きそうです。そろそろ研究室とかゼミとかもやりたいですし、
専門系の授業とかもあったら面白いよねと思うのですがなかなか時間が取れません。
もうちょっと一ひねりしないと、となっています。
是非、ダイアリーを活用してこうだ!
と書いておいてくれれば、頑張って拾いに行くかもしれません。
(かもしれない、としておきます)
というか、ダイアリーですよダイアリー。
ダイアリー大事。
終わった過去のシナリオのダイアリーをじんのはよく読み返したりするので、
書いておいてくれれば嬉しいです。
ゼミ関連ですが。
専門の話はどうしても知識がある程度いるので、厳しい。
便利な本があれば見てみたいんですけどね。特に理系。
数学の問題とか難しかったとです……。
そんなわけで、あとがき終わります
またお会いしましょう。
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担当ゲームマスター
じんの
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
オールジャンル
定員
15人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月20日
参加申し込みの期限
2015年10月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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