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木天蓼大学の日常 ~大学終わった後、何してる?~
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【大学終わった後は、猫】
冬も近い十七時前、夕日が空を真っ赤に染め上げていたのが終わりつつある頃。
ゆっくりと雲が流れていく中、夕日の赤が世界を照らしていたのが終わっていく。
「くしゅっ! ……少し寒くなってきましたね」
古苗木 美姫
は、日が沈んでいく中、ふと吹いた冷たい風で現実に戻ってきた。
(……確か、同じ講義を受けた友達と別れてバイトの支度が終わって……。時計を見たらシフトの一八時まで時間があったので、少しだけお外のベンチで時間調整しようとしたんでしたね)
そして、ずしりと手と膝に感じる重みを見やる。
重々しい装丁の本が一冊開かれている。
タイトルは外国語の文字で、どうやら絵本のようだ。
「……物語の世界に引き込まれましたね。もうこんな時間ですか」
時計を見つつ、つぶやく。
時計は十六時五十分を指し示している。
「んんっ……!」
大きくのびをすると、美姫の肩や髪に乗っていた葉っぱが落ちていく。
黄色と赤色が混じった落ち葉が、夕闇に照らされてなんとも風情を感じる。
「黄色く紅い葉を落としているのを見ると、少しだけメランコリーな気持ちになりますね。落葉の美しさに時間が経つのを忘れてしまいます」
少しだけ白くなった息が、空に登っていく。
そんな中、一匹の猫が美姫のそばを駆け抜けていった。
「あぁ……待って、待ってったら! もう、野良はすぐ逃げるわね」
そんな風景を見ながら、美姫は向こうからやってきた人影に気づいた。
向こうから少しだけ駆け足でやってきたのは、
城山 水樹
。
授業後の待ち合わせが遅れることになり、せっかくなので寝子島のキャンパスの猫を愛でようとしたところ、なぜか猫に逃げられてしまって、追いかけてきたのだ。
「……こんばんは」
「あら、こんばんは」
ベンチに座っていた美姫と立っている水樹は、目が合ったのでなんとなく挨拶をしてみる。
時間があるもの同士、何か惹かれ合ったのかベンチに座って話し始めた。
「猫を追ってきたんですか?」
どうぞ、とベンチを開けつつ美姫は言う。
「授業が終わってから、ちょっと待ち合わせをしてたのだけど、一時間くらい空いちゃったのよ」
「それで猫を」
その言葉に、水樹は頷いて言う。
「大学にいるから、人になれていると思ったのよ」
それを聞いて、美姫はなるほど、と言う顔をした。
「野良ですから、学習しているので、餌を持っていたら寄ってくるんですよ。逃げ回って、餌を持っているときだけ触らせれば、人間は逃げ回ると餌を持ってきてくれると思っているんですよね。あ、餌をやるのが良い事かどうかはまた、別のことなんですけど」
「そうね、賢いわね……」
そう言って、二人の目線は自然とキャンパス内の猫に行く。
黒に白に茶色に……いろんな猫がキャンパス内を歩き回っている。
そんな猫たちを見て、ため息をつきつつ水樹は言う。
「猫、飼いたいのよね。弟がアレルギーを持っていて、家では無理だから野良を可愛がることで我慢しているのよ」
美姫は頷きながら、言う。
「でも、猫は逃げてしまうと」
「追いかけると逃げるわよねぇ。上手くやらなくちゃ」
そう言って、くすくすと笑う。
「でも、良いことを聞いたわ。猫じゃらしでも持ってこようかしら。餌をむやみに与えるよりも、いいかもしれないし」
「あとは、暖かいと寄ってくるかもしれませんね。冬場の車のボンネットの上で、のびのびとしている猫って可愛いですよね」
そういえばよく見る光景ね、と水樹は想像しつつ、猫が伸びている姿を思って顔が緩む。
「そういえば猫と言えば不思議なことがあったらしいんですよ。大学の授業で……」
「え、そんなことが……!」
こうして、一時間弱ほど会話は続いていき。
「あ、いけない、そろそろ時間だわ。友達との約束が……」
「こちらもそろそろ時間ですね。バイトの時間です」
それぞれの時間を確認すると、そのまま二人は立ち上がる。
「じゃ、またね」
「あ、はい、また」
水樹と美姫はそのままそれぞれの約束へと別れていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
じんの
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
オールジャンル
定員
15人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月20日
参加申し込みの期限
2015年10月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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