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>名古屋
『旅のファインダー』
「名古屋は遊ぶところがいっぱいですねぇ」
「目的を忘れていないかい?」
椿 美咲紀
の言葉に、
八神 修
が苦笑する。彼の周りには撮影スタッフとなった愛猫たちがおり、どこがいいだろうか、と話し合っていた所だった。
黒髪の青年っぽいブラックがカメラ担当。傍らのブルーがADを、タイガがマイクを担当しているのを見た修は、思わずくすっ、と笑ってしまった。
(家族で撮影か。これもまたいいな)
そう思っていると、修はいいものを見つけた。それは立派な海上斜張橋だった。
「これなら、絶景が撮れそうだ。あの橋の昼の顔と夜の顔を撮ろう」
ぐっ、と手を握り頷く修。美咲紀はその提案に1つ頷いた。
「美咲紀、近くにあるビルへ行くぞ。まずはあの橋周辺が見渡せるビルへ行くぞ」
修にエスコートされ、美咲紀はビルへ向かうことに。だが、その眼差しは水族館の看板へと向いていた。
「へぇ……。よく見渡せるのです」
美咲紀はビルから見える橋をまじまじと見ながら呟く。ちかくでは修が被写体に選んだ橋について話していた。
その様子を見ながらも美咲紀は水族館のことが気になってしょうがなかった。説明が終わるのを待つと、美咲紀はちょいちょい、と修を呼ぶ。不思議そうにしている修に彼女はビルで入手した水族館のパンフレットを見せた。
「絶景の前に、こことか、行って見たいです」
「えっ? まぁ、まだ時間はあるから行ってみようか」
修は「しかたないな」と苦笑し、水族館へと行ってみることにした。
「南館は一般的な水族館での展示があれこれあります。ペンギンの散歩がキュートです! 私が注目している北館にはベルーガやシャチ、イルカがいっぱいいます! 公開トレーニングに目が釘付けですっ」
水族館に来るなり、「海獣たちっていいですよねぇ!」と美咲紀のテンションが駄々上がり。これには修だけではなく、撮影スタッフも苦笑い。だが。『撮影禁止』のプレートを見てがっかりしてしまう。
「あーっ、水族館の中は撮影ができませんでしたぁ……」
「仕方ないだろう? 魚達をびっくりさせないためなんだから」
中を巡って撮影も考えていたらしい美咲紀はちょっとしょんぼり。だが、イルカのショーは撮影OKだったので夢中でカメラを動かす。
「昼のあの橋を撮るなら、そろそろ移動したほうが……」
修がそういうも、美咲紀のお腹から『きゅうぅ~』とかわいらしい音が鳴る。美咲紀は恥ずかしそうに顔を赤くして
「お昼ご飯、食べたいな、と思うのです」
「絶景は、どうした」
修はそういいながらも、近くで美味しいレストランを探し、美咲紀をエスコート。ちょっと遅めのランチタイムと相成った。ぎりぎりでランチタイムに間に合い、ほっとする一同。
ロブスターを焼いてもらい、それに美咲紀はカットステーキを、修は牡蠣料理をプラスして美味しくいただいた。撮影クルーも薄味のものを食べる。みんなでわいわい言いながら食べていると、美咲紀の表情がふんわりと緩んでいる事に気づく。
(これはこれでかわいいものだな。喜んでもらえたようでよかった)
修はやれやれ、と思いながら自分もなんだかんだいって楽しんでいるんだな、と思った。
美咲紀は、少しわがままが過ぎたかな、と申し訳なさそうに口を開く。
「ごめんなさい、シュー君。わがままに付き合ってくれてありがとう」
「ううん、楽しんでもらえたみたいだし、英気も養えたんじゃないか?」
修の言葉に、美咲紀はこくん、と頷く。そして、一同はいよいよ海上斜張橋の撮影に挑むことに。
「最高の一枚を撮ろう」「はいっ」
修と美咲紀はがしっ、と手を握り合った。
食事の後は撮影準備。夜景を撮るために場所を確保し、一部スタッフに頼んで場所取りしてもらう。
その後、フェリーに乗り込んだ一行は、カモメの歓迎を受けながらもベストショットを狙う。修が、海上斜張橋建設の経緯を話し、美咲紀はそれを真剣に聞きながら、修と共に海と巨大橋のベストショットに挑む。途中でカモメに餌をやったりして気分転換しつつ挑めば、なかなか迫力のある1枚をとる事ができた。
やがて日が暮れて、港の夜景やライトアップされた巨大橋を撮影する。その威風堂々たる姿を納めた写真に、2人は、満足感を得ていた。
「昼の姿とはちがって、ちょっとロマンチックだな」
「そうですねぇ。これも絶景、ですよねぇ」
美咲紀はそういい、にっこり笑う。そして、巨大橋を見上げながらしみじみと言った。
「人間って凄い物を作っちゃうんですね。橋やビルなど巨大構造物を見るとそう思うのです。『こんな大きなものを作るんだ!』って……」
「そうだな。人々の熱意の賜物じゃないかな、と俺は思うよ」
相槌を打ちながら、修は僅かに瞳を細める。2人はしばしの間、巨大橋を作った人々に思いを馳せる。その姿を映しながら、カメラは少しずつ遠ざかるのだった。
『旅のファインダー』(終)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月27日
参加申し込みの期限
2017年02月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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