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特賞! いざ北海道へ!
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●ほっかいどうのおもいで
当選おめでとうございます! と目録を手渡されて妻と顔を見合わせたのは
小島 陸
。ペア旅行券なんてもらってしまったけれど、傍らでは一人娘の
小島 海美
がはしゃいでいる。
「なんかあたったの!? おめでとー!」
「まさか抽選くじで北海道旅行が当たってしまうとは……はは、私の運も捨てたものではないね」
妻に向かってほほ笑みかける陸。けれど、チケットは二人分。海美が二枚しかないチケットに眉を寄せた。
「あっ、でもふたりぶん……でも、わたしもいきたいなー」
陸はしゃがみ込んで海美に視線を合わせる。
「海美、勿論海美も一緒に北海道に行こう!」
「……えっ、いいの?」
「もちろん」
「やったー、ゆきだ!」
11月中旬なら、運が良ければちらつく雪を見られるかもしれない。
子供一人分の旅費位出せない家庭ではない。陸はこうして家族で行く北海道旅行を決行したのであった。
――当日。初めて乗る飛行機に目を白黒させながらも大人しく座席に座り、到着した北海道。雪はまだ積っておらず、着いた日もほかほかとした陽気の温かい日だった。
とはいっても、さすがに北海道のこの季節は寒い。いくら日差しが温かくても、寝子島育ちの海美にはこたえるだろう。JRから札幌駅に降り立ち、陸は思いつく。
「今の季節は外は寒いから地下歩道を通って移動しようか」
「うん!」
数年前開通した札幌から大通りまでの地下歩行空間を使って、ゆっくり大通公園を目指す。
「札幌といえば、時計台と大通公園だね」
「とけいだい? こうえん?」
「うん、見に行こうね」
「うん!」
そうして、家族でテレビ塔へとやってきた。展望室の料金を払って、いざ最上階へ。
長いエレベーターに、海美はわくわくと胸を弾ませながら扉が開くのを待つ。
「わぁっ! たか~い!」
展望室から外を見れば、大通公園がまっすぐ伸びているのがわかった。
「ゆきまつり、まだなんだね」
「はは、二月にならないと雪が足りないからねえ」
「そっかー」
「でも、ここにたくさんの雪像が建ってると思うと中々に壮観だね」
「すごいんだろうなぁ~」
そして、陸はスッと街並みを指さす。
「こうしてみると札幌という町は碁盤の目の様に見える」
ごばんのめ? と聞き返す海美に、しかくしかくに区切っているという事だよ、と説明する。
「先人たちが京都の街に似せて策定したお陰でよい街になったと言えるね」
役場勤めのパパらしい一言に、わかっているのかわかっていないのか海美はふ~んと答えた。
「いいまち!」
遠くにドームも見える。今日はそこまでは行けなさそうだけれど、次に向かう場所は……。
「ほら、ここが時計台だよ。国の重要文化財に指定されてる建築物だね。元は農業学校の演武場だったらしいけど……」
そう説明しようとする陸を遮るように、海美がぴょこんと跳ねた。
「ミルクアイスがおいしいんだって!」
「アハハ、海美は建物よりアイスかな?」
建物には全く興味を示さず、近くの喫茶店のアイスののぼりをじぃっと見つめている。
そして、アイスを買ってもらうとはたと思い出したように口を開いた。
「たしかほっかいどう、あさひ山どうぶつえんってのがあるんでしょ?」
「あぁ……でもそれは旭川って言って、ここから車でだいぶかかるところにあるんだよ」
「じかんかかるのかー……じゃあこっちの円山どうぶつえんいこう!」
そうして、地下鉄に乗って動物園へ。動物の絵が描かれたタイルの地下道を通り、バス停へ。バスに乗ってやってきた動物園は、最近リニューアルした施設が多く、見どころもたくさんある。
「ほら、海美。ホッキョクグマの赤ちゃん居るよ、可愛いね」
ひょいと海美を抱き上げる。海美はじぃっと目を凝らしたが、良く見えずに眉を寄せる。
「うーん、どこどこ?」
すると、大きな母親クマの影から子グマがひょこっと顔を出した。
「わぁっ、かわいいねえ」
しかしながら時間が迫っている。できるだけ多くの動物をみるため、小走りでぐるりと回る。もっとゆっくり見たかった気もするけれど、次は羊ヶ丘展望台だ。地下鉄を乗り継いで30分、福住駅まで出て、そこからバスで10分。だいぶかかったけれど、たどり着いた場所はとても広大な自然に恵まれた景色が広がっていた。
「大しをいだけの人だ!」
「クラーク博士だね」
少年よ大志を抱け、と本当に言ったわけではないと近年噂になっているが、言ったと思ってしまうのも無理はない。銅像の台座にあんなにはっきりと書かれてしまったらそのイメージしか残らないだろう。
「ほら、みてごらん。札幌の街を一望できるよ」
「わー! すごい! ひろいねぇ」
「素晴らしい景色だね」
気付けばもう日は暮れかけていて。この季節、4時にもなるともう薄暗くなっている。間もなく営業時間も終了だ。
「さあ、ご飯を食べに行こうか!」
「うん!」
すすきのの方へでると、海美を連れていくにはちょっと心配な人ごみの中有名なイクラ丼の居酒屋へ向かう。いくらをこれでもかというほどご飯の上に乗せる、『つっこ飯』が目当てだ。
「おいさー! おいさー!」
店員の掛け声とともにどんどんいくらがご飯の上に盛られていく。
「す、すごい~!」
こんな量のいくらを見るのは、生まれて初めてだろう。海美は目をまんまるくしてみつめている。
注文するときに店の人と交わした、絶対に残さない。自然を大切にする。という約束を胸に、陸も海美も美味しくイクラ丼を頂いた。
「あーつかれたー!」
ホテルに着くと、海美はぽふん、とベッドに倒れ込む。
いっぱい食べすぎてちょっと気持ち悪くなっている気もするが、大満足だ。
「ふふ、お疲れ様。楽しかったかい?」
「うん!」
その次の瞬間には、もう夢の中。
「色々満喫したね、海美、美空さん」
ふふ、と傍らで微笑む妻と共に、眠る海美の幸せそうな顔を見つめて陸は幸せをかみしめた。
翌朝。
「おんぶして……」
疲れすぎて動けない海美は、陸におぶられて早朝の空港へ向かうのであった……。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
寿ゆかり
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
4人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年08月20日
参加申し込みの期限
2015年08月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年08月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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